2年間にわたって結婚への踏ん切りがつかない男が抱える不安

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-07-18 06:00
投稿日:2020-07-18 06:00

どうしても前に進めることができない理由は?

 そして、コロナ禍に突入。これまでに増して、結婚したがっているRさんの様子を見ているうちに、Tさんの中でひとつの答えが出そうだと言います。

「『コロナ禍でさみしいから、早く結婚したい』ってRに言われて。『そりゃそうだよな』って気持ちと、何年も待たせていて申し訳ないなって気持ちが強かったので、素直に謝りました。でも、やっぱりまだ僕の中では『今じゃない』って気持ちが強くて、具体的に進める気になれないんです。親からも『孫の顔が見たい』と冗談交じりで言われているし、結婚しなくちゃいけないのかなって気持ちはあるけど……。

 それに『今じゃないなら、いつなんだ』って自問自答もしていますが、これも明確な答えが出てこないんです。だけど、もしかしたらこれが、Rとの結婚はないってサインなのかなって気もしています。結婚した友達に聞くと、ほんと勢いでゴールインしたヤツが多いし、結婚前にこんなふうにウジウジ考えたりしていないみたいだし。考えちゃうってことは、自分でも気づいていないだけで、Rとは結婚する運命じゃないのかもなぁ……なんて思っています」

「でも、そんなのって無責任ですよね」と、暗い声で語っていたTさん。無理をして結婚しても離婚しそうな気がするだけに、どうしても前に進めることができないのだそうです。

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが現実。これこそが男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

【並木まきオンラインサロン】スマホ時間を有意義なものに変えませんか?

 コクハク内の並木まき公式オンラインサロン「#まきコク」では、現在新規メンバーを募集中!

 在宅でも安定して稼げるプロライターになれる近道をメインコンテンツとして提供し、家にいながらライタースキルの資格が取得できる「オンラインライター講座」は、副業でライターをしたい人にも大人気。また、令和時代の嫁姑問題に悩める女性たちと解決策を模索する「令和の嫁姑問題相談所」は、気持ちを同じくするメンバーと共感・成長・学びや気づきが得られる場として大好評。

 単発で購入できるお悩み相談も充実。自身の経験に加え多くの人々の嫁姑問題に向き合ってきている並木まきだからこそアドバイスできる「“嫁姑問題”駆け込み寺」や、人には言いにくい恋愛相談にも多くのメディアでの恋愛連載から培ったアドバイスを贈る「パーソナル恋愛相談」、社)時短美容協会のトップであるプロ目線でビューティーアドバイスがもらえる「美容ワンポイントレッスン」など、並木まきのキャリアを活かした多彩なユニットで実益のあるコンテンツにあふれています。

↓詳細はこちら↓
https://salon.kokuhaku.love/namikimaki

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


おもちゃを使いたくて…彼氏へのプレゼントで失敗しちまった
 誕生日や記念日には、プレゼントで彼氏を喜ばせようと考える人が多いですよね。しかし彼の気持ちを汲み取ることができないと、...
恋バナ調査隊 2022-08-08 18:22 ラブ
“在宅ワーク+歯医者”の謎解き 不倫発覚妻のボロ出たLINE3選
 不倫をしている女性って「絶対にバレない」という謎の自信がある人が多いようです。でも、そう思っていたのに、些細なLINE...
恋バナ調査隊 2022-08-07 06:00 ラブ
愛情表現or独占欲? “やたらとキス魔な男性”特徴5つと対処法
 大好きな男性からキスをされると嬉しいもの。でも、場所や状況を考えずに何度もキスをされると、さすがに嫌気がさしてしまうこ...
恋バナ調査隊 2022-08-07 06:00 ラブ
「今日はする?」夜の生活も指示待ちする恋人に面食らう女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-08-06 06:00 ラブ
「喧嘩より100倍マシ」恋人に何でも確認するバツ1男性の理屈
「冷酷と激情のあいだvol.102〜女性編〜」では、恋人のコウジさん(仮名・39歳)がなんでも自分に質問をしてからでなけ...
並木まき 2022-08-06 06:00 ラブ
浮気を見破るプロが分析!“絶対に浮気しない”男たちの共通点
 男女問題研究家の山崎世美子(せみこ)です。男女の問題はさまざまですが、一番胸を痛めてしまうのは「浮気」かもしれません。...
山崎世美子 2022-08-06 06:00 ラブ
男を見る目ない自分にイラッ! 無神経な彼氏に冷めたエピ3選
 今回は、女性の「無神経な彼氏に冷めたエピソード」をご紹介します。あなたも、付き合ったあとに「そんな人だったの……?」と...
恋バナ調査隊 2022-08-06 06:00 ラブ
デート中のスマホは“チラ見”が肝! 彼が萎える彼女の行動6選
「最近彼が冷たくなった」と感じる女性は必見! 今回は男性が「マジで萎えるからやめて」と思う、ガッカリ&冷める彼女の行動を...
恋バナ調査隊 2022-08-05 06:00 ラブ
積極的な男性と消極的な男性 どちらを選んだら幸せになれる?
 大勢の参加男性の中から、たった1人の真実の愛する人を見つける恋愛リアリティー番組『バチェロレッテ2』が最終回を迎えまし...
内藤みか 2022-08-04 06:00 ラブ
「男に嫌われる男」は恋人候補でもアカン…特徴知ると納得!
 女性からはモテているのに、なぜか同性の友達が少ない男性っていますよね……。でも、好きになった男性に同性の友達がいないと...
恋バナ調査隊 2022-08-04 06:00 ラブ
もう致しません!セフレから本命彼女にじわじわ昇格する方法
「最初は自分も遊びのつもりだったのに……」 「これ以上の関係を、望んじゃダメだとわかっているのに……」  カラダの関...
若林杏樹 2022-08-03 06:00 ラブ
男を虜に、女を敵に!“あざとい女”4大あるある、彼の本音は
 あなたは「あざとい女」と聞いてどのような女性をイメージしますか? あざとい女は男性を虜にしますが、同性からは嫌われる傾...
恋バナ調査隊 2022-08-03 06:00 ラブ
離婚率は50%以上…!?「再婚反対」は親の愛なのかもしれない
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
マッチングアプリの初デートを攻略! ドン引き会話と成功術
 マッチングアプリで出会った彼と、ドキドキの初デート。「楽しい会話で彼の心をつかむ!」と意気込みがちですが、思わぬミスで...
恋バナ調査隊 2022-08-02 06:00 ラブ
アラサー以降の大人女性が「運命の人」と“高確率”で出会う法
「運命の人と出会う」なんて、もう自分には関係ないこと。アラサー以降って、そんな年齢ですよね。もう運命とか言ってらんなくな...
ミクニシオリ 2022-08-01 06:00 ラブ
なぜ夫は妊活に協力してくれない? 理由4つ&イライラ対処法
 本来、妊活は夫婦が協力して行うべきなのですが、実際は女性ばかりが頑張っている夫婦が多いように感じます。  そこで今回...
恋バナ調査隊 2022-08-01 06:00 ラブ