更新日:2020-08-11 14:52
投稿日:2020-08-04 06:00
郊外に念願の一軒家を手に入れた、1組の「パワー夫婦」。会社への通勤には少々不便な地でも、テレワークがメインの今は「少し無理をしてでも、家を買っておいて本当に良かった」と感じているそうだ。
マンションよりも広々とした玄関、近隣住民との適度な距離感。そしてなにより「ここは私たちのお城」という独特の満足感。
そんな夢にまで見たはずの“城”では、ときに、人生につきものの奇妙な事件も起こりうるーー。これは実在する物件を舞台にした、とある男女のストーリー。
マンションよりも広々とした玄関、近隣住民との適度な距離感。そしてなにより「ここは私たちのお城」という独特の満足感。
そんな夢にまで見たはずの“城”では、ときに、人生につきものの奇妙な事件も起こりうるーー。これは実在する物件を舞台にした、とある男女のストーリー。
受話器の向こうから聞こえてきた声
「あっ。咲子さん?」
電話に出ると、聞き覚えのあるキンキンとした陽気な声が耳に入ってきた。
「最近、連絡してなかったから、どうしているかなと思って。携帯にかけようかと思ったんだけど、家にいるならこちらのほうが出やすいかとこっちにかけたわよ~」
呑気な声で電話してきたのは、義母。夫である陽介の母親だ。
(ったく……。びっくりさせないでよね。家デンなんて滅多に鳴らないんだから、白い封筒と関係がある電話かと思うじゃないーー)
咲子は、開けていた窓からピューピューと吹き込む風が電話口で雑音になるのを避けるため、床に落ちている白い封筒にチラリと目をくれたあと、急いで窓を閉めながら心の中で毒づく。
ナンバーディスプレイに義母の番号を設定していなかったので、見慣れない電話番号からの電話にドキドキしながら出たのだ。
ライフスタイル 新着一覧
グループLINEが苦手で、気を遣いながら適度な距離感で参加している人は多いようです。でもなかには、空気が読めなさすぎて...
コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
女性社会では、相手にマウントをとることで自分を優位に立たせようとする人が多いですよね。
今回は、メイクや美容に関し...
世間的に「おじさん」にカテゴライズされる生き物には、頑固で気難しいイメージがあるかもしれませんが、同じおじさんでも「イ...
我が家の可愛い可愛い2匹の愛猫、もんさま(15歳)とこっちゃん(14歳)。早いもので彼らもすっかりシニア猫になりました...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
猫店長「さぶ」率いる我がお花屋に、毎日のように悩めるお客様がいらっしゃいます。花の管理や花合わせ、年中行事に冠婚葬祭の...
女の敵は女。とにかくマウントを取らないと気が済まない人や、計算高く天然キャラを装う人…。
今回はそんなウザい女たち...
仕事を押し付けてくる人はウザいですが、逆に自分の仕事を奪ってくる人も厄介。スケジュールを立てていざ取り組もうとしたら、...
女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
2024年、ドラマ『お別れホスピタル』や『Re:リベンジ-欲望の果てに-』などで深い印象を残した俳優の内田慈さん。現在...
パートナーなしの51歳独女ライター、mirae.(みれ)です。この歳で独身だと「子どもは欲しくないの?」「子どもがいた...
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
















