「どうせ私なんて…」自己肯定感が低い人が陥る“恋愛のワナ”

ミクニシオリ フリーライター
更新日:2020-08-16 06:00
投稿日:2020-08-16 06:00
 生活様式や経済環境の変化で、不安を感じやすい状況が続いていますよね。自分に自信が持てない状態――「自己肯定感が低い」状態が続いてしまうと、人間関係でも不安を感じやすくなったり、猜疑心が強くなったりします。
 自信をつけるということは、根源的であり、なかなか難しいことだと思います。しかし、そのままにしておくと、恋愛では何度も同じ失敗をしてしまうかも。

1. 自分に自信がないから最初に頑張りすぎる

 自己肯定感が低い人は基本的に自信が持てません。異性や好きな人と接する時は、そんな自分の短所を隠すように、最初に頑張りすぎてしまいます。

 結果、ありのままの自分ではなく、作った部分の多いあなたを好きになった相手は、本当のあなたを知った時に「思っていた感じと違うな」と思ってしまいます。

 まずは自分で自分を受け入れないと、キャラクターを作ってしまう自分から抜け出すことができません。

2. 相手の発言が気になり深く考えすぎる

 自信がないことから、人間関係を深く考えすぎてしまう人もいます。しかし、自分が人間関係に気を遣うからと言って、相手もそうとは限りません。

 あなた自身は人に話す言葉をしっかり選ぶ人だとしたら、それはそれで素晴らしいことですが、世の中の多くの人は条件反射的に話をする人も多いものです。

 彼氏や異性相手に「この人は何を考えてるんだろう」と思う時は、たいてい深く何かを考えてはいないことが多いもの。

 一挙手一投足を気にしていると、むしろ相手も疲れてしまいます。

3. 自分を認めてもらえないと悲しくなる

 自分で自分を作ってしまうことがある分、本当の自分を知って受け入れてほしいという気持ちが強い人もいます。

 しかし「認めて欲しい」という思いは、度が過ぎると、とてもわがままで自分勝手な振る舞いを生んでしまうことがあります。

 人それぞれ考え方は違うので、恋人とも意見が対立することはあるでしょう。そういう時に悲しさが勝ってしまうと、話し合いもスムーズにいきません。

 意見を否定されることを「自分を否定されている」と思い込んでしまうかもしれませんが、相手はそこまで考えていないことも多いのです。

4. 性行為で自信を得ようとしてしまう

 自己肯定感が低いことを、性行為やモテることなどで満たそうとする人もいます。肉欲は誰にでもあるもので、かつ目もくらみやすいことなので、女性が望めば比較的簡単に「膣モテ」することはできてしまいます。

 身体を預けた相手はその瞬間、あなたの欲しい言葉をくれることも多いでしょうから、だんだん性行為に依存していきます。

 もちろんそれであなたが満足していて、自信を持っていけるのならいいのですが……。その場しのぎの発言をする相手もいるでしょうから、それで傷つくことが多いなら、やめた方がいいかもしれません。

全てを受け入れてくれる人がいても…

 自信が持てないあなたのことを、全部包み込んでくれる人もいるかもしれません。でも、そんな時に限って「こんな私のことを好きになる人なんて好きになれない」なんて思ってしまうこともありませんか?

 結局、自信が持てないことはあなた自信の問題です。恋愛を通してできるのは、そんな自分を見つめ直すきっかけになったり、サポートしてくれる相手を見つけることだけ。

「自己肯定感が低い病」は恋愛だけでは治りません。それを踏まえて、自分に必要なもの、足りていないものを、いま一度考えてみてくださいね。

ミクニシオリ
記事一覧
フリーライター
フリーランスの取材ライター・コラムニスト。ファッション誌や週刊誌、WEBSITEメディアなどで幅広く活動。女性向けのインタビュー取材や、等身大なコラム執筆を積極的に行う。いくつになってもキュンとしたい、恋愛ドラマと恋バナ大好き人間。
XInstagram

ライフスタイル 新着一覧


添い寝&ストレス監視!ガーミンのスマートウォッチ「Lily 2」その腕前は
 ストレスや疲れが貯まってくると、口唇ヘルペスができて黄信号を発する我が身体。よくできたヤツめ、と感心しますが、そもそも...
後輩社員の「大丈夫かと」「可能性高いかと」“かとかと”語尾にもやもや!
 誰かと会話している時に、語尾にイライラもやもやしてしまうことはありませんか?  流行り言葉は目まぐるしく移り変...
2024-01-30 06:00 ライフスタイル
遠いあの子を思い出す…センチメンタルな“たまたま”にホロリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
こんな言葉を聴きたくて、僕らは旅に出るのかもしれない
 兵庫県神河町のサイクリングコース「越知川名水街道」にやってきた。  壮大な景色をバックに、あたたかいメッセージに...
P活、頂き女子…「パパ活」のことばも進化し続けている
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
ほっこり癒し漫画/第66回「保護猫探偵ハッシー」
【連載第66回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、突然「コクハク」に登場! 「しっぽ...
ホームパーティーの会費どうする?主催するメリット&お招き時のマナー
 気の合う仲間と自宅でゆっくり食事を楽しめるホームパーティー。コロナもひとまず落ち着き、ブーム復活の兆しです。  ホー...
中学受験のプロが推薦 御三家でも新御三家でもない将来安泰の「中堅校」
 今年の中学受験シーズンも真っ只中。首都圏では、1月10日に埼玉県、1月20日に千葉県、そして2月1日には東京都と神奈川...
アラフォー女性のリアルがここに! 元旦に誓った今年の目標
「一年の計は元旦にあり」とも言われるように、年のはじめに計画を立てることはとてもいいことです。でも、一年の目標に何を掲げ...
話し合い好きは平和主義?むしろ支配欲強め!一歩間違えるとモラハラに…
 話し合いで解決を図る人、みなさんはどんな印象がありますか? たぶん平和的とか、論理的なイメージが強いのではないでしょう...
美STの開運マスク付録ってなに?ドモホルンリンクルは一式試せて嬉しい
 今回ご紹介する雑誌付録は、「美ST」2024年3月 増刊号(松嶋菜々子表紙)の「開運&美肌見え! PITTA MASK...
なんて素敵な夫! ド近眼の妻にICLを提案した「永久保存版トーク」
 昨年の夏頃から計画して、お正月明けに眼内にレンズを挿入して視力を矯正するICLの手術を受けました。  小学生の頃から...
「正」の字に振り回されて…
 はいっ、新しい年が始まりました。みなさん、お正月は楽しく過ごせましたでしょうか。  お正月の「正」の字には、「あ...
YOUはどうしてバンザーイ?  全開“たまたま”にあれこれ妄想
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
季節の中へ向かう道で 黄色のまぶしさに目がくらんだ
 鮮やかな黄色がまぶしくて思わず目を細める。季節の色ってなんでこんなに力強いんだろう。  葉も実も花も落ちて枝だけ...
冬の園芸は難しい?花屋が教える「ご注意あそばせ」な4項目
 お花屋さんは1年中忙しいイメージがあるかもしれませんが、寒さこたえる1、2月は比較的まったりムード。慌ただしかった年末...