“誠実な俺”を過剰に演じ…100%掌返しをする男の打算的行動

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-09-14 06:00
投稿日:2020-09-14 06:00

3:「誠実な俺」をオーバーに演じる

 チャラ男には、釣った魚には餌をやらないタイプも多く、「モテる俺」を実感したいがためだけに、初期だけ熱心に女性を口説き、気持ちを奪ったと確信した瞬間に掌返しをする例も散見されます。恋愛をゲームとしか捉えていないチャラ男ほどやりがちな手法で、そのまま交際を続けてしまえば、チャラ男であるばかりかモラ男にもなりかねないので要注意です。

 本来の性格では非モテなのが本人もわかっているため、初期には、舞台俳優もびっくりなオーバーアクションの数々で、“誠実な俺”を演じます。

 その演技が過剰なので、彼らの毒々しい性格が見えにくいのが傾向。

 女性は「こんなに誠実な男性が、シングルだったなんて、運命の出会いかも」「こんなに誠実な男性とこのタイミングで出会えたのは奇跡。逃すわけにいかない!」とハマっていくのですが、誠実キャラをオーバーに演じるほど、目くらまし作用が働き女性の警戒心をほどけるうえに、本来のチャらい性格をカバーできる効果を、筋金入りのチャラ男ほど熟知しているわけです。

まとめ

 こういったチャラ男たちは、女性に自分を追わせることがとにかく好きなため、最初だけは誠実そうなキャラを打算的に演じ、女性の気を引こうとします。

 しかし元来の性格がチャラいので、誠実キャラが長続きせず、女性の気持ちが自分に向いたと確信した時点で、掌返しにおよびます。

 彼らが演じる「誠実キャラ」に騙されないためには、本当に誠実な男なんて、世の中にはそうそういないことを肝に銘じておくことが自衛手段として役立つはずです。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
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日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
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