飾ると心がポカポカ♡秋の実物がアナタの幸せを実らせます

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-09-30 06:00
投稿日:2020-09-30 06:00

秋といえば「収穫の秋」

 今年も無事に、「秋物商材」が入荷して参りました。お花屋さんの秋といえば「紅葉」、そして「実物」でございます。「秋の実物商材」は数々あれど、ワタクシが「おっ!!」と思う、勝手に選んだ実物商材のいくつかをご紹介させていただきます。

1. 紫式部

 紫式部はシソ科・ムラサキシキブ属に分類される落葉性の低木で、樹高は2~3mほどに成長いたします。切り花としても入荷いたしますが、鉢物も流通しております。

 鑑賞すべきは、この美しい紫色の実! グリーンから紫色へとかわるグラデーションは、見ていると美しすぎてどうにかなってしまいそうでございます。「源氏物語」の作者、紫式部にちなんで「上品」や「聡明」と、ズバリ!な花言葉でございます。

2. カナリアナス(フォックスフェイス)

 フォックスフェイスは熱帯アメリカ原産のナス属の植物。秋に実る黄色の果実には大小数個の突起があり、またその形がキツネの顔に似ていることから「フォックスフェイス」や「キツネナス」と呼ばれております。小鳥のカナリアの黄色い羽を連想するため、「カナリアナス」とも呼ばれておりますな。

 茎ごと飾ったりするのも素敵ではございますが、チョッピリ重い(笑)実だけ飾っても猛烈にカワイイ! 今の時期は切花だけではなく、鉢物としても絶賛発売中でございます。

3. ソラナムパンプキン

「フォックスフェイス」と同じく、ナス属の実物。小さいカボチャみたいで、近年、ワタクシの秋の大フィーバー商材のひとつ。切花はもちろん、鉢物としても購入できるのでございます。

 フレッシュな時に観賞するもよいのではございますが、ワタクシは来たるべき年末に備え、秋から大量にドライフラワーとして蓄えるのでございます。秋から冬にかけて作る、ドライフラワーのリースやアレンジメントに大活躍! 勝手にドライフラワーになるので、手間いらず。ハロウィンにも大活躍の優良選手でございます。

4. 栗

 栗は食べるばかりではございませんよ。イガイガがついた状態でも、なんなら木ごとお花屋さんでは売っております。これこそまさに、「秋」。秋商材としては絶対に欠かせない!! イガイガの中に、ひょっこり隠れた栗の実の可愛らしさに萌えます。

5. ツル梅もどき

 緑色の実がはじけると、オレンジと朱色の中身が見えて参ります。ツル性の植物なので、どんな使い方もできる万能選手ともいえるツル梅もどき。生花でもフラワーアレンジメントでも、単体でリースにしても季節感満載。入荷すると、すぐに完売必至商品でございます。

6. ローゼンセテゲラ(鈴バラ)

 野ばらの実に比べると、ずっと大きくて存在感のある鈴バラの実。鈴のように垂れ下がるたくさんの実が可愛らしく、秋のダイナミックなフラワーアレンジメントを制作するときには欠かせない商材のひとつでございます。

 フレッシュはもちろん、ドライでもイケます! 秋商材は、ドライフラワーにしても美しいものばかり。実物やナッツ、葉物などと一緒にリースにしても素敵! 秋にしかないもののひとつでございます。

秋のアレンジメントは実物でキマリ!

 野ばらの実やヨウシュヤマゴボウの実などを、アナタのお家で不要になったマグカップや器にただ入れ込むだけでも、すっかり秋のアレンジメントでございます。ちょっとしたスパイスに、お庭やベランダの鉢物などで紅葉した葉を少し足すと、グッとアレンジに奥行きが増します。お試しあれ。

 暑かった夏を越え、涼しくなり始めるとお花の花保ちがグッとよくなり、お客様たちも「待ってました!」と言わんばかりに秋物商材をお求めにいらっしゃいます。一度でも、秋の実物の可愛らしさを知ってしまうと、毎年秋が来るのが楽しみになりますわよ~。

 可愛らしい秋の実物がアナタに幸運と幸せを運んでくれることを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


43歳、推し活でお金は減った。でも後悔はない。“推し”と過ごしたあの頃の私を誇りに思う
 アラフィフに差しかかる少し前、私はK-POPの“推し”と出会いました。これまでも長くオタ活を続けてきましたが、その出会...
芸能人も公表…パニックに陥ったら「ダメな人間だ」と責めないで“怖い”と思っていい。今の自分を受け入れる大切さ【専門家監修】
 2012年に59歳で亡くなったロック歌手・桑名正博さんとアン・ルイス(68)の長男でミュージシャンの美勇士さんや、タレ...
魅惑の“にゃんたま”ツーショット♡ 2匹の背比べ、真の勝者は意外なところに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】連載特別編「春山先生 幼少期の思い出」
【連載特別編】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場!  11月下旬発...
【女名の植物クイズ】夏の花で「あの有名映画の主人公」と同じ名前の品種があるのは?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
理解不能すぎ!義実家の謎ルール6選。「トイレの水は3回分ためて流す」ってありえる?
 家事のやり方、生活の仕方、人付き合い……それぞれの家庭ごとに存在する「謎ルール」ってありますよね。それが義実家の謎ルー...
花火大会の“有料化”が増えた背景。3万円の高級席も…若者世代は「お金を払って見る」が当たり前?
 今夏も花火大会が大盛り上がり。特に日本三大花火大会の長岡花火は、開催直後のSNSでは観客が撮ってアップした写真や動画が...
まだまだ帰省したくない…私が使った言い訳LINE集。“本当にありそう”な絶妙なウソで切り抜けた!
 この夏、義実家や実家に帰省したことを後悔している人もいるでしょう。「帰省せず1人でゆっくりしたい…」と願う皆さんのため...
めんどくさ! 意味不明な“ママ垢”ルールにゲンナリ…。「成長自慢は禁止」ってなんでよ?
 妊娠出産が初めてだったりママ友がいなかったりすると心細いですよね。そんな中「情報がほしい」「仲間がほしい」と、SNSで...
スナックに「客が来なくなる理由」はどこに? バブル時代とは違う、令和のシビアな現実
 みなさん、ぜひスナックに行ってください! 絶対楽しいから大人になったら一軒くらい行きつけのスナックを…!!  と...
ギャー! 旅行先での恐怖体験6選。友人が車窓を見て真っ青に…満面の笑みを浮かべる人物が
 楽しいはずの旅行で、身の毛もよだつような恐怖体験をしたことはありますか?   この記事では、夏の暑さを吹き飛ばす...
大昔から「究極のモンスターペアレント」は存在した!? 激怒した親がトンデモ行動に…盲目的な愛が生んだ悲劇
 職場や近所、SNS界隈に現れる「残念な人」、いますよね。実は今から約2000年前から現在に伝わる「聖書」にも「残念な人...
ダンディな“にゃんたま様”の色気にメロメロ♡ これはもう、ガン見です
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「あなたのためよ」に潰されないで。“優しさの押し付け”と戦うために、私が仕掛けた小さな反撃
 この時期になると、毎年思い出すのは姑のこと。実は、新婚当初、私たちは二世帯住宅で姑と同居していました。とあることがきっ...
見事な“おばさん体型”にショック! 食事は1日3食か、1食か…正解はどっちなの?
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
やる気が見えない…原因はこれかも。若者が “静かな退職”を選ぶ理由「やるべきことだけ淡々と」が主流に?
「ここ最近、入社してくる若い世代の仕事に対する熱量が感じられない…」「部下が仕事のやる気を出してくれない」とモヤモヤして...