接触がないのが友達、接触があるのが彼氏
そして友達レンタルくんとは、席と席の距離も遠く、手を伸ばしても触れることができません。これが彼氏レンタルだったらもっと距離が近く、触ってこようとする人もいるかもしれませんが、友達くんは接触度がゼロに近いのです。でもこの距離感が、濃厚接触はあまりうれしくないこのご時世にはちょうどいい感じです。
確かに他のバイトと変わらないような時給で、恋人のように振る舞うことを求めるのは、酷すぎます。あくまでも友達は友達。グチを聞いてもらったり、一緒にお茶をする程度の利用が適切なのでしょう。手をつないで歩いたりハグができる彼氏レンタルや出張ホストのほうが高額なのは、料金がその分上乗せされているからなのでしょう。
様々な用途がありそうな友達レンタル
なにしろ1時間1000円からという激安友達レンタル、いろいろな用途に利用できそうです。開園から閉園まで遊園地に付き合ってもらったとしても1万円くらいで済むのです(もちろん入園料や交通費や現地での飲食代もこちらが2人分払いますが)。これが彼氏レンタルだと数万円はかかることを考えると激安すぎますね。対応できる依頼はそれぞれ違うらしいですが、なかには部屋の大掃除や模様替えを手伝ってくれる人もいるのだとか。
対して彼氏レンタルのほうは、がっつり疑似恋愛用途なのかもしれません。デートしたい、という気分の時には彼氏を借り、延々グチを聞いてもらいたい時には男友達を借りる、という使い分けをしてもいいのかもしれません。私はお話ししたい気分だったので、友達レンタルで十分スッキリしました。
話を聞くと、友達レンタルは、何でも屋とか便利屋のようなイメージでした。恋愛以外のいろいろなことに対応してくれそうです。そして友達レンタルの人が一番困るのは、恋愛モードを要求されることなのだとか。安く遊びたいという気持ちはわかりますが、あくまでも友達でいたい男性にそれ以上を要求するのはやっぱりマナー違反だと思うので、無理強いせずに上手に遊びたいものですね。感染症対策も忘れないようにしましょう。
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