たまの飲み会なのに…妻から“浮気疑惑”を向けられた夫の嘆き

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-10-10 06:00
投稿日:2020-10-10 06:00

女友達との浮気を疑われて…

 飲み会の場には女友達が参加することも多く、妻のMさんはそれが気に入らず、Yさんのことを「浮気男」と、激しく罵るのだと言います。

「女の子と飲み会で同席するだけで浮気って決めつける妻には、本気でウンザリです。最近はエスカレートする一方で、スマホをくまなくチェックされ、女友達とのSNS上でのやりとりを見つけては、『この女と、隠れて浮気しているんじゃないの!? 深い関係じゃなければ、SNSに堂々とコメントなんて書くわけない!!!』とキレてきます。

 普通に互いの投稿にコメントを書き合っているだけで浮気だと言われるなんて、本当に最悪ですよ。しかも先日は、とある女友達とのやりとりが本気で気に入らなかったらしく……。

 いきなり僕のインスタに勝手にログインし、『俺は、妻を裏切って浮気をしました』と投稿されたんですよ! ありえなくないですか…!? 気付いてすぐに削除しましたけど、なんて過激なことをするんだと呆れましたね……」

このまま一緒に暮らす自信がない

 妻の不安定な行動が日に日に増していることに、不安だけでなく恐怖をも感じているというYさん。妻の実家にも相談をしたそうです。

「ところが、妻の母親は性格がキツいこともあってか、僕に謝るどころか逆に責められました。『産後は誰でもメンタルが弱るのに、娘が苦しんでいるのは、あなたのサポートが足りないせいなんじゃないか』って怒られたんです。僕は周りの人と比べても家庭にいる時間も長いし、子どもの世話をしている時間も長い自負があります。

 それに、妻にも少しでも笑っていてもらいたくて、僕のお小遣いは少なくても妻が欲しいものはできるだけ買うようにしているし……。それなのに、妻の母親には『娘は本来しっかりしている子なのに、そんなことをするのは、絶対にあなたのせい。それに、娘がそこまで言うなら、どうせ浮気しているんでしょ!』と言われ、正直、僕のメンタルもズタズタです」

 親しい友人に相談すると「奥さんは、産後鬱なのでは?」とアドバイスをもらえたものの、妻に受診を促しても聞き入れてもらえず、ほとほと困り果てているというYさん。

「もう、このままの妻ならば一緒に暮らす自信がありません。子どもが小さいから我慢していましたが、できれば妻にはしばらく実家に戻って静養してもらいたいです。僕だけでは手に負えず、日に日に夫婦関係も悪化していて、どうしたらいいのかわかりません……」

 浮気なんて全くしていないのに、義母からも疑惑の目を向けられた上に、妻との関係が日に日に悪くなっている今の生活は、ストレスフルすぎると苦しむ夫。いよいよ仕事にも、支障が出てきたそうです。

 では、妻の言い分や、いかに? 次回は、妻のMさんの思いをお届けします。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


重い女と思われる二大瞬間!男性から嫌われないための解決策
 付き合うきっかけは彼からなのに、いつの間にか「重い女」になってしまう経験はありませんか。そんなつもりはないのに、男性側...
若林杏樹 2022-05-04 06:00 ラブ
ぽっちゃりはモテ!“抱き心地がいい女性”が磨くべき場所は?
 アラサー・アラフォーになると、今までと変わらない生活をしているのに「だんだんぽっちゃり体型になってきた……」と、焦る人...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:32 ラブ
「女友達に恋愛相談」やっぱり誰でもいいわけではありません
 恋愛で悩んだ時に、同性の女友達に相談する人は多いですよね。でも、実はこの選択、場合によっては危険なケースもあるようなの...
恋バナ調査隊 2022-05-04 06:00 ラブ
「愛情不足では?」元旦那と離婚、呪縛から逃れた先の“偏見”
 ステップファミリー5年目になる占い師ライターtumugiです。私は10代でデキ婚→子ども2人連れて離婚→シングルマザー...
“不幸な恋愛”が続く理由と特徴を考えてみた 経験に糸口あり
 ある程度の年齢になってくると、恋愛経験も増えてくるはず。しかし、それにも関わらず、いくつになっても今までの経験を活かす...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
“バツが多い”男性との恋愛 離婚の原因以外に確認すべきこと
 3組に1組が離婚しているといわれる現代。年齢を重ねていくごとに、“バツ”ありの男性と出会うことは増えてくるでしょう。で...
恋バナ調査隊 2022-05-02 06:00 ラブ
「モテる女性」こその悩み…大変だと同情するか、嫉妬するか
 モテる女性を見て「私もあんな風にモテてみたい! と、羨ましく感じる人は多いでしょう。中には「あの子ばっかりモテてずるい...
恋バナ調査隊 2022-05-01 06:00 ラブ
「痔の薬よろしく」彼氏に誤送信LINE!終わったと思いきや…
 大好きな人の前では、いつでも可愛くいたいもの。でも、私たちの日常には、それを脅かす危険なツールがあります。  そう、...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:25 ラブ
交際4カ月でキスだけ 恋人と“性交渉ゼロ”34歳女性のモヤモヤ
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「肉体関係は神聖なもの」頑なに恋人を抱かない36歳男の事情
「冷酷と激情のあいだvol.88〜女性編〜」では、恋人のヨウヘイさん(仮名・36歳)と、交際開始から一度もカラダの関係が...
並木まき 2022-04-30 06:00 ラブ
「おはよ、本日の足」夫ウケ狙ったのに撃沈!愛の傍迷惑LINE
 世間には「夫のことが大好きで仕方がない妻」も、たくさんいますよね。そんな女性は、LINEでも健気に夫ウケを狙ってあれこ...
「男は収入」お金目当てで結婚した女性のその後から学ぶこと
 あなたは、結婚相手に何を求めますか? アラサー・アラフォーになると、自分自身にも経済力がついてくるため、男性を「収入」...
恋バナ調査隊 2022-05-02 18:52 ラブ
ザワザワする!本気or遊び「告白なし」で付き合う男性の心理
 男性に告白されていないのに親密な関係になると、なんだかモヤモヤしてしまいますよね。本当は告白されてから付き合うのが理想...
恋バナ調査隊 2022-04-28 06:00 ラブ
本命の男が貴女から去る言動 能ある女性は爪を隠しています
 涼香(リョウカ)と言います。銀座で長らくお仕事をさせていただいています。といって、接客型のクラブではなく、カウンター越...
涼香 2022-04-28 06:00 ラブ
“結婚は考えてない”と言う彼 怒りを呑み込んだ35歳女性の例
「結婚は考えてない」。恋人にそんなことを言われてショックを受ける女性が最近増えているようです。このようなことを言われたら...
内藤みか 2022-04-28 06:00 ラブ
あれ? 彼氏が負担に感じる…前向きな対処法4つを試してみて
 恋愛中には、時に彼氏の存在を負担に感じてしまうことがありますよね。そう感じている時は、自分をごまかしてもつらくなるだけ...
恋バナ調査隊 2022-04-27 17:19 ラブ