仕事に悩む人の共通点…誰かに頼るのは悪いことじゃない!

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-31 05:34
投稿日:2020-11-04 06:00
「仕事が早く片付かなかったり効率が悪いのは、私が無能だからだ……」。そんなふうに一人で悩んでしまうことはありませんか? もちろん仕事のスピードや効率、クオリティーを上げるためには努力することも大事です。でも、そんな人に足りないのは、能力の問題ではないのかもしれません。

「頼ることは無責任な行動ではない」ことを認識しよう

 誰にでも苦手なことはありますよね。でも、同時に得意なこと(やっていて苦にならないこと)もあるはずです。

 だからもし苦手なことがあるのなら、周りの得意な人に手伝って貰えばいいんです。簡単なことのように思えますが、これができない人は少なくありません。

 そしてそういう人は共通して「人に頼ること」を「いけないこと」だと思っている節があります。

 自分に自信がない人って、とても強迫観念が強い人が多いように感じます。例えば苦手なことを苦手と言えない、あるいは、そんなことを言ってはいけないと思ってるとか。

 それはきっとあなたが責任感が強い、真面目な性格だからだと思います。

苦手な事がある
=任されたことを一人でこなせない
=自分は無能、無責任

 みたいな方程式を作ってしまっていないでしょうか。

 私は新人の頃、「デュエットしようよ」とお客さんに言われてとても困りました。というのも、デュエット曲なんて一つも知らなかったからです。お客さんはデュエットしたがっている……でも、私は歌えない。

「どうしたらいいんだあああ」とパニックになってしまい、頭の中が真っ白になりました。

 しかし、私の異変に気づいたお姉さんが違う席からデュエット曲を入れ、助け舟を出してくれたのです。お客さんが帰った後、お姉さんは「わからなかったら私に振っていいからね!」と言ってくれました。この言葉にどれだけ救われたか。

 仕事には目的があります。例えばスナックでの仕事の目的は、「お客さんを楽しませる事」です。
決して「あなたの苦手を克服する」ことが目的ではありません。

 この最終的な目的を改めて考えてみると、人に頼る「罪悪感」が薄れるんじゃないかと思います。

 もし苦手なことを完全に人に任せるのに抵抗があるなら、「苦手なので少し手伝ってほしい」と伝えることから始めるのがいいかもしれません。

登場人物紹介

モジョ子
自信を持ちたい主人公。コミの助言で美容室に行ったので髪がちゅるんちゅるん。衣装も明るめの色に変えた。

コミ
どろんぱのチーママ的存在でモジョ子の良き先輩。昭和歌謡をたくさん知っている。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


56歳で初めて包丁を握ったYO! 万年実家暮らし男性が力説する「テキトーな自炊」の愉しみ
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
主婦vs丸の内バリキャリの「マウント合戦」は漫才よりも笑える。“負け顔”ができる女芸人の観察
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。SNS・mixiのコミュニティに麻梨乃が書き込むと、2人の同期生...
早稲田卒、商社OLの称号は「貧乏な夢追い人」とは違うの。誰よりも高い“現在地”は私だよね?
 かつて西大井にあったお笑い養成所に通っていた3人の女。約20年後、懐かしさで当時使用していたSNS・mixiのコミュニ...
ゲッ…まだ「mixi」見てるの? 独身女2人の即レスに“意地悪な幸せ”を感じる上から目線の主婦
 mixiでの呼びかけに、応答があったのは2人だけだった。  当然だろう。そこはもう誰もいない公園なのだ。あの頃は...
否定ばかりする人のLINEがしんどい…。我慢せず、受け手側ができる3つの対応策とは?
 LINEのやりとりで、相手から否定ばかりの内容が届いたら対応に困りますよね。  腹が立ち、関係をやめたいと思って...
金運を上げる花5選!植物で開運を狙う基本のキ。黄色いお花だけではない【開運花師おすすめ】
 いくらやりくりを頑張っても、追いつかない物価高。こうなったらもう金運を呼び込むしかないかも?  お花や開運に関する...
辻希美は第5子妊娠の衝撃度。長女希空とは18歳差に…年の差きょうだいの良さと熟考すべきこと
 元モーニング娘。の辻希美(37)と夫の俳優・杉浦太陽(43)が3日、第5子妊娠を発表した。  2007年6月に結...
一気に距離が縮まる会話術! 社長も平社員も、みんな笑顔になる「あの話」は鉄板エピソード
 例えば今目の前に距離を縮めたい相手がいたら、みなさんは何をしますか? 私なら、その人の子供時代の話を聞きます。 ...
「子持ち様」認定されないように…非常識な親バカママ友あるあると3つの対処法
 子供がいると避けて通れないのが、ママ友とのお付き合い。  今回は、思わずイラッとしたママ友の親バカ行動をご紹介。周...
職場の「1on1ミーティング」を苦痛に感じる3つの原因。今すぐ取り入れたい対策方法は?
 近年、企業で取り入れられている「1on1ミーティング」をご存知ですか? 新しい手法を取り入れるのは良いことですが、蓋を...
堤防の上は“たまたま”のランウェイならぬ、ニャンウェイ♡ 見せ場のターンの瞬間をパチリ
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
意外に難しい「ミモザの鉢植え」を成功させたい! ほっぽらかし園芸好きの花屋が教える5つの失敗と対策
 暦の上では3月、ポカポカを通り越して半袖脇汗が止まらない日中があれば、突然寒くなり雪が降る…これは本当に三寒四温なのか...
想定外しかない商店会ワーク。文句ばかり言うおっさんにブチ切れ寸前、寅さんの名台詞で堪えました
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
ぎっくり腰再発かも…? 運動不足解消のため、水泳を始めた中年おばさんの“まさか”
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
“春ピンク”は女性ホルモンを刺激!【調香師が解説】指先から幸せになるピンクフラワー香り術
 色とりどりの花が咲く春は、気分も明るくなって幸せな気分になりますね。花の色に多いピンクですが、女性ホルモンを刺激する色...