自虐発言していない? 褒められた時の上手な「謙虚」の方法

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-31 05:37
投稿日:2020-11-25 06:00
 謙虚さは美徳だと思います。慎み深く、驕らない姿勢はどんな人の目にも美しく映るものです。ところが少しでもやり過ぎると自虐の域に達してしまうこともあります。特に自信のない人は、謙虚さと自虐の境目がぼやけてしまっていることがありませんか? どうやらモジョ子もそうみたいです。

謙虚さは自分を高めるが、自虐は自分を落とす

 まず初めに、私は褒められると「自虐発言」をしてしまう人の気持ちはよくわかります。

 というのも、褒められることに慣れていないので、なんだか気恥ずかしさを感じてしまうんです。自虐的なことを言うと、その恥ずかしさが少し和らぐ気がするし……。しかも褒められると謎に不安になってきたりします。その不安との調和を保つために「いやいや! 私なんて体重〇〇キロのデブですから!」みたいな、全然関係ない自虐発言をしてしまいます。なんなら多めに。

 それもこれも、褒められ慣れていないことが原因にあると思います。それはイコール、自己肯定感がとても低いことでもあり、癖みたいになってしまって一朝一夕には直りません。

 ですが今日から一つ“褒められた時のテンプレ対応”をやってみて欲しいです。人に褒めてもらう機会があったら、「ありがとう、嬉しい」とまず伝えてください。逆の立場になるとわかりますが、相手を褒めた時に「いやいや」と否定されるより「やったー!」と喜んでもらえる方がいいですよね。

 そして、もし心に余裕があったら「もっと良くなるために、改善できることはないか?」を聞いてみてください。有能な上司ならきっとためになるアドバイスをくれるだろうし、尊敬できる友人ならきっとあなたの助けになってくれるはずです。

 謙虚とは、常に前進しようとする態度のことだと思います。自虐で自分を縛らず、まずは褒められた自分を認めてあげてください。

登場人物紹介

モジョ子
自信がほしい主人公。褒められて本当は超うれしい。

コミ
モジョ子の先輩。新人時代は飲みすぎてよく暴れていたらしい。

ママ
どろんぱのママ。女の子が成長していくのを見るのが楽しい。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

ライフスタイル 新着一覧


大谷の“一平ちゃん騒動”で不安 友人との金銭トラブルQ&A~弁護士解説
 ドジャースの大谷翔平(29)の専属通訳を務めていた水原一平氏(39)が、違法賭博に関与したとして球団から今月20日、電...
【スナック超入門編】どんな場所?若葉印のホステスが実感する5大特徴
 みなさんは、そもそも「スナック」がどんなところかご存知でしょうか?  キャバクラやガールズバーとは何が違うの?...
高級クラブのホステス→ギャラ飲み嬢に 面識なしで突然10万円ギフトが…
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
「正しくないこと」が「美しくない」とは限らないと知った
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
松田聖子まさかの中大法学部を卒業! 通信制の学び直しで成功する人は?
 先日、歌手の松田聖子さん(62)が中央大学法学部の通信教育過程を卒業したことが話題になりました。近頃、通信制大学で学び...
瞬き厳禁! 春到来の歓びを表現する黒“たまたま”を見逃すな
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
スタレビの名曲が聞きたい!仏教と深い関係のある「木蓮」とその仲間たち
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、ただいま卒業式や送別など春特有のイベント仕事で、いつにも増して花まみれの毎日...
“炎上常連”麻生さん級の「ルッキズム失言」していませんか?
 最近、よく耳にするのが「ルッキズム」という言葉です。政治家や芸能人が、何気なく言った一言で「ルッキズム発言だ」と叩かれ...
女の敵は女だから?忘れた頃にぼっ発する「専業主婦論争」をガチで考える
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  X(旧Twi...
職場の同僚ランチが苦痛すぎる…一人の時間を確保する4つの冴えた処世術
 業務内容へのストレスより、職場でのランチタイムが苦痛という人は多いですよね。正直、仕事で疲れているのに、休憩時間まで同...
離婚→シンママになり、心底よかったこと4つ 我慢は美徳っていつの話?
 世間では、離婚してシンママになった女性に対して「かわいそう」「大変そう」といったイメージがあるかもしれません。  で...
春まであと少し?
 残雪の甲斐駒ヶ岳を背にすっかり葉も落ちた葡萄畑  春まであと少しが意外と長い
春のお花と記念撮影にゃ! ウサギみたいなしっぽの“たまたま”
 きょうは、ウサギ君みたい! しっぽの短いにゃんたま君に出逢いました。  しっぽが短い猫は長い猫と比べると、臆病で...
ほっこり癒し漫画/第70回「すぷりんぐファミリー」
【連載第70回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
男と女の物語、だからこそ「娚」の当て字が使われた
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
「場所代は200円いただくわ」堅実というかケチ!名目別に徴収するママ友
 ママ友と仲が良いといっても、子どもありきの関係。価値観や金銭感覚など、すべてが合うとは限りませんよね。  中には、マ...