花の固定概念を覆す! 希望と願いを叶える「ミニティアラ」

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-12-02 06:00
投稿日:2020-12-02 06:00

うどんだけじゃない! 香川が生んだミラクル花「ミニティアラ」

「これがカーネーションなの?」と、見た者が思わず声に出してしまうお花。

 ギザギザと幾重にも細い花びらが重なり、その咲き方が可愛らしい小さなティアラ(女性の宝飾冠)のように見えることから「ミニティアラ」と名付けられたこのお花は、うどんの国・香川県発祥の大人気カーネーションシリーズでございます。

 海外でも人気の「ミニティアラ」。最大の特徴は、なんといっても花弁!!

 剣先タイプとよばれる細い花びらの形が、「これはカーネーションにあらず」と勘違いされてしまう所以でございます。

 お花だけ見たら、「おやおや?」と何の種類かわからない。カラーバリエーションも豊富。小さいくせに、衝撃的な存在感。

 アレンジメントやブーケの中にほんの1本あるだけで、ものすごいアクセントになっちゃう、めっちゃくちゃ自己主張の強いお姫様でござんすよ。

 ワタクシのお店で初めてご覧になったお客様に、「実はこれ、カーネーションでござんすよ」とお教えすると、その反応はだいたい「え? え? えーっ!」と、3段階で驚かれるお花なのでございますから。

 実物が見てみたくなっちゃいますでしょ〜。

ミニティアラをお花屋さんで見かけたら……

 10月の終わりから6月にかけて、ピチピチで活きの良い国産カーネーションのシーズン到来。

 カーネーションであるミニティアラは、今がまさに最盛期でございます。

 もしもアナタがお花屋さんでこの花を見かけたら、即買いでお願いいたします。

 正直申し上げて……実は出会うこと自体、かなりのラッキーなお花なのでございますのよ。

 なぜなら、花業界ではまだまだニューフェイス。ゆえに、そんなに出荷量がございません。この花を知る少数のお花屋さんですら、市場で見つけたら「奪い合い」なのでございます。まぁワタクシはいつも負けちゃうけど。(笑)

 花屋さんも「あんまり見たことない」という代物。なんせ発祥の地、香川県民ですら「香川の人も知らん香川県の花」だそうですから。

 ご存知ない方は、いまだご存知無い。それが、この魅惑のカーネーションの正体でございます。

ミニティアラのもう一つの楽しみ方

 実は「ミニティアラ」、ゲットできた者だけが味わえるもう一つの楽しみ方がございます。

 それは、「変化」でございます。

「これに限らず、花はみんな変化するやんけ」と思ったアナタ。そりゃそうなんですけどさ。

 花には「咲いていく変化」と「朽ちていく変化」ってのがございます。

 この「ミニティアラ」は、その二つの変化がちょっと劇的。

 小さく可愛らしい「少女」のような花は、咲き進んでいくうちにどんどん大きく「オトナ女子」に変化してまいります。

 大きく開いた剣先の花弁が、最後はパッと打ち上がった花火が落ちていくように終わっていくその姿、最後の最後まで美しい。

 劣化しているとわかっていても、なかなか「サヨナラ」ができない魅力的なお花。それが今までのカーネーションの概念を覆してしまった、カーネーション界のニュースター「ミニティアラ」の威力なのでございます。

 一度見たら忘れられないこのお花の花言葉は、ズバリ「希望」「願いが叶う」。

 ただでさえ生花は良運を運ぶというのに、なかなか出会えないこの花をアナタのおウチにお迎えできたら、さらにご利益ありそうな……そんな予感のするお花でございます。

 世の中、コロナで大騒ぎの年末でございます。

 アナタやアナタの大事な人たちの傍らにある花が、もう一度心穏やかに過ごす「おウチ生活」のお手伝いができますことを……遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

斑目茂美
記事一覧
開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

ライフスタイル 新着一覧


私の心が狭いのか? 甥っ子が放った「お金持ちだから好き」発言にモヤモヤした話
 あっという間に、9月ですね。早い! 夏休みの帰省で姪っ子や甥っ子に会った方も多いのでは。  筆者にも、5歳の甥っ子が...
テーブル下でこっそり放熱中…ステンレスで涼をとる賢い“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
子どものいない祭り
 都会の喧騒の中で見つけた祭り。  そこにははしゃぐ子どもの姿はなかった。  たまにはいいかな、自分のためだ...
ほっこり癒し漫画/第81回「センセッ ジカンデスヨッ」
【連載第81回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「鉄漿」って読める? ヒント:最古のメイク
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
子ども同士のLINEにもドラマが!将来の夢はスパイに忍者…ピュアな感じがたまらん
 最近では、小学生でもスマホを持っている子が増えていますよね。連絡ツールとして友達とLINEを使いこなし、時代は変わった...
女はお嫁さん要員? 年収800万でも「行き遅れ」と見下される田舎の地獄
 西新宿の高層ビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、悠々自...
毒親の介護をしたくない 実家から逃げた女が「決別」のため払った金額は
 西新宿のビル内にある大手食品会社のデザイン室に勤務し、初台に暮らす咲子。実家とはほぼ縁を切ってはいるものの、おひとりさ...
田舎を捨てた「独身女」は不幸ですか 絶縁した家族が来て…今さら何の用?
 いまだ残暑が残る9月の初め。月曜日のAM7:30。  すでに汗ばむ陽気に包まれながら、西村咲子は新宿西口の高層ビ...
職場で飛び交う「大人のちくちく言葉」4選。無意識に同僚・後輩のモチベを下げてない?
 人の気持ちを不快にさせる、ちくちく言葉。子どものちくちく言葉は「アホ」「バカ」「マヌケ」などストレートですが、大人にな...
“たまたま”に見覚えあり!尾道市立美術館の「ケンちゃん」ではないかぃ?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
大優勝!秋から元気な“開運最強”花5選。一輪挿しでも存在感たっぷりで映える1本を紹介
 台風10号の遠隔豪雨は、神奈川にあります猫店長「さぶ」率いる我がお花屋にも様々な影響を及ぼしました。大雨を睨みなが...
みんなどうしてる? 大地震の経験者が語る我が家のリアルな地震対策7選
 南海トラフ地震の危機感が高まる中、「我が家も地震対策を見直さないと」と思っている人は増えているようです。ただ、実際に被...
バツイチ女一匹「昭和の意地」を捨てたおじさまから商店会会長を任されましたよ…!
 前回、ポンコツ商店会再起動という渦に巻き込まれた私。とりあえず、様々な問題解決のため、床屋さんと元酒屋さんとの密なミー...
猫飼う40独女が準備する「防災グッズ」元カレのアレと被災した親の経験談が沁みる…
 9月1日は「防災の日」でした。地震や台風などに対する不安が高まっている今、災害に備えていますか? 私は、しなきゃしなき...
40代“子育て女”キャリア再形成に苦戦中。専業主婦→パートを経たその先のハードルが高すぎる
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  最近、フ...