自分を責めがちな人たちへ…心の中に「エア親友」を作ろう!

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2020-12-11 06:00
投稿日:2020-12-11 06:00
 人生がうまく進まないときや気分が塞いでるときって、なんとなく自分を責めちゃいますよね。特に離婚のように大きな失敗をした直後って、必要以上に自分を責めてしまう傾向があるように思います。時には自分って生きる価値ないかも、なんて感じることも……。このマンガの主人公・リコちゃんも、小さな生きがいになっていた職場が最近憂うつになってきたみたいで――。

自分で自分にやさしい言葉をかけて

 私も生理前は気分の落ち込みが激しいため、無価値感を感じがちです。先日なにもない自分を嘆いて「ほんとはもっと稼いで納税したいのにいいいいぃ」と号泣したことが……。リコちゃんと同じで、社会に対する無価値感を感じているのかもしれません。

 では、もしもあなたの友人が同じように「自分には価値がない」と悩んでいたら、なんて声をかけますか?「そうだよ、あなたには価値がないんだよ」と言うでしょうか。言いませんよね。

 自分を責めがちな人って、友人には決してかけないようなひどい言葉を自分にかけ続けています。それって、心のなかにモラハラを飼っているようなものなんですよね……。

 そんな人は、友人に声をかけるつもりで自分に声をかけるといいかもしれません。心の中に、モラハラではなく自分の分身ーーエア親友を作りましょう。親友ならきっと、あなたが自分を責めたときにそれを否定してくれるはずです。

 実は私が離婚協議中で一番苦しかったとき、もう一人の自分がやさしい言葉をかけてくれていました。無事離婚が落ち着いてから、彼女は姿を見せなくなりましたが……。こう文字にするとうさん臭く聞こえますが、もしかしたら当時、あまりのショックから身を守るため、自然と妄想が働いたのかもしれません。

 自分で自分にやさしい言葉をかけてあげましょう。最後に残るのは自分だし、私たちがいちばん大切にしなきゃいけないものって、きっと私たち自身なんです。

登場人物紹介

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。同僚の柏原さんに言い寄られてデートしたんだけど、あんまり惹かれずがっかりして終わっちゃった。仕事で人から必要とされるの、楽しかったんだけどなー。

柏原さん
リコの職場の同僚。重度のアイドルオタク。リコのことが好きみたいで、このあいだ初デートしたばかり。彼はとっても楽しかったみたいなんだけどな……。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ライフスタイル 新着一覧


「卓越下着術」「胸囲ない」セクハラかと思いきや…!職場&家族へのおもしろ誤変換LINE7連発
 日常の連絡ツールとして欠かせないLINE。気軽に送れるぶん、おもしろ誤変換が生まれます。特に職場LINEや家族への誤変...
「オレ忙しいアピール」って何様よ? 昭和オヤジの怠慢さに怒りの沸点越え
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
更年期、私はこれで対処しています②賛否両論のプラセンタ、筋肉注射で痛みもこの上ないが…
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
40歳、セルフプレジャーより睡眠が優先!?フルタイム正社員に転職で痛感
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方をテーマにブログやコラムを執筆している豆木メイです。  つい先日ま...
仕事ができないけど愛される人の特徴5つ。ポンコツなのになんで?
 あなたの職場にも仕事ができないポンコツなのになぜか周りに愛されている人、いませんか? 今回は、仕事ができないけど愛され...
気は優しくて力持ちってこんな感じかな
 そして、  思わずほっこりしてしまうのはなぜ?  
ダークヒーロー参上! 木の上から睨みを利かせるアウトロー“たまたま”
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
息抜きは絶対必要!忙しいワーママが自分時間を確保する4つのアイディア
 世の中のワーママは、仕事や家事、育児と朝から夜まで大忙し! 自分の時間なんてほとんどありませんよね。しかし、人には息抜...
「糟糠の妻」の意味は? 出世しても〇〇してはいけないんだゾ
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
ほっこり癒し漫画/第85回「食べる! 食べるでござるーッ!」
【連載第85回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
酔っ払い同士の胸熱&ちょっと恥ずいLINE3選。きのこたけのこ戦争の和解にもおすすめ?
 人はお酒を飲むと日頃心に秘めている本音が出てきますよね。酔っ払い同士のLINEをのぞいてみると、本音同士の面白い会話が...
お互いの「子どもの共通点」に愕然。平凡になったのは元彼と私、どっち?
 新川崎の大規模マンションに暮らす真央。「量産型主婦」を自覚しているが、かつての真央はバリバリの個性派女子だった。そこで...
言われたくない! ただのオジサンになった「元彼からの一言」に怒りが…
 新川崎の大規模マンションに暮らす真央。量産型主婦を自覚しているが、かつての真央はバリバリの個性派女子だった。20年前の...
「浜崎あゆみみたい」って褒め言葉? サブカル女からママ友への小さな抵抗
 かつて京浜工業地帯を支えた巨大な貨物列車ターミナルだった新川崎は、今や「品川から3駅に住まう」などというまやかしのよう...
「奢る代わりに…」急に見せた“男”にドン引き! 仲良かった友達が苦手になった瞬間【LINE編】
 仲良くしていた友達と、LINEがきっかけで疎遠になった経験はないでしょうか? 「こんな人だったの?」という違和感から、...
「センスが悪い」ってモラハラじゃないの? かつての「センスがいい人」はどこに…
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...