自信のない人が“自己肯定感”を高めるために今すぐできること

おくげちゃん 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-01-15 06:00
投稿日:2021-01-15 06:00
 自分に自信がない人やHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)の傾向にある人は、自己肯定感が低い人が少なくないかもしれません。昨今とてもメジャーな言葉になり今は広く認知されていますが、間違った認識で使われている場面も目にします。もしあなたが自己肯定感の低さに悩んでいるなら、どうか間違った”自己肯定感の高い人”に惑わされないでください。

自己肯定感が高いのは開き直ることとは違う

 自己肯定感と聞くと、自分のやることなすこと全部を肯定できる強いハートのことを指すように思いますが、そうではありません。自己肯定感とは、人間として未熟な部分も含めた今の自分を認められる心理のことです。未熟な部分を自分が受け入れるのは大切ですが、それを周りにまで受け入れることを強制する「開き直り」とは別物です。

 自己肯定感は人間の根っこの部分。つまりここが弱いと自分に自信を持つことが難しくなってきます。要は自信の源みたいなものです。だから自信がない人はこの部分を強化する必要があります。じゃあ具体的に”自己肯定感が高い”ってどんな状態なのでしょうか。ズバリ、自分を客観視できていることです。

 言うのは簡単ですが、自分の内面を、それも客観視するのは容易なことではありません。筋トレをやったことのない人が突然100㎏の重りを持ち上げろと言われてもできないのと同じです。

 私たち”自己肯定感低い族”には、客観視するための筋肉がないのです。ではその筋肉を手に入れるために何から始めればいいのかと言うと、自分を否定をしないこと。自己否定がクセになってしまっていることを受け止めて、今この瞬間からやめてみてください。そうは言ってもクセですからすぐには直りません。ならば、「どうせ自分は……」と思った後に「じゃあ何ができるだろう」と考えてください。これを新しいクセにしてしまうんです

 あなたのことを本当に幸せにできる理解者はあなただけです。あなたの心の根っこを深く強くできるのもあなたしかいません。だからぜひ今日から新しい思考のクセをつけてほしいと思います。

登場人物紹介

モジョ子
自己肯定感の低い主人公。HSP気質。空気を読みすぎる。

コミ
モジョ子の先輩。自己肯定感高め。お酒は良い気分で飲みたい派。

おくげちゃん
記事一覧
漫画家・イラストレーター
酒呑みまんが家。ふしぎで妖しい話を描いています。就活が嫌すぎて3年間ドイツに逃亡するなど放浪癖あり。京都市出身、東京在住。水商売歴10年。XInstagramでは毎日漫画を更新中。実績などはこちら

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


夫がイクメン=家庭円満とは限らない。妻でも母でもない“私”を取り戻すのは悪いこと?
「おしゃれは自分のため」と言いつつも、パートナーから「きれいだね」なんて一言があれば、それだけで1日中気分がよくなるもの...
「大阪万博」開幕から2カ月、どうなった? 変化した5つの常識。インパク、わんぱく…ファン専門用語も解説
 4月13日に大阪・夢洲で開幕し、連日にぎわいを見せている大阪・関西万博。累計入場者数も900万人を突破し(6月23日現...
美猫が勢ぞろい! 天才モデルに令和の王者まで♡ 癒しの“にゃんたま”の9連発
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年6月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかし...
記憶から消えていく…加工アプリを使わずに撮った、本当の顔
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
にゃんたま族はヒモが好き。誘惑に吸い寄せられて…この通り!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第99回「気分転換も必要ニャン」
【連載第99回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽのお...
「スメハラ」ですよ! 香水に“マナー”があるの知ってる? ビジネス、プライベート別の付け方をおさらい
 上手く使えば人の心を鷲掴みにできるアイテム、香水。香りは人の記憶に強く残るので、相手に自分の印象を残したいときに役立ち...
イタタ…妻が困る「非常識」夫のトンデモLINE3選。「挨拶するわけないやろw」ってどの口が?
 恋は盲目。“彼氏”のときは見えなかったけど、“夫”になったら気になりまくる非常識なパートナーに頭を抱えている女性もいる...
【女偏の漢字クイズ】「妻、委、要、妾、姿」の中の仲間外れはどれだ?(難易度★★★☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
ドラマ『ひとりでしにたい』未婚・子なしは悪なのか? 独女が“人生の選択肢”を考えた結果、決めたこと
 アラフィフ独女ライターのmirae.です。50代になり、「老後」や「終活」といった言葉が、少しずつ現実味を帯びてきまし...
そこまでやる!? 節約ガチ勢の爆笑テクニック「焼肉の匂いはご馳走です」夫の節約はどう操縦する?
 少しでも生活を楽にしようと節約に挑戦している人はたくさんいるはず。独特な節約方法を編み出した強者もいるようです。 ...
夜職の沼…ホステスが“出戻る”ふたつの理由。まずはお金、もうひとつは?
 スナックというものに関わりはじめて十数年。働く側としてもお客さん側としても、いろんなことを知り、経験してきて、やっぱり...
も~鬱陶しいなあ! なぜか“鼻につく”人の8つの特徴。否定から入られると不快なんです
 あなたが「鬱陶しいわ」「なんかイライラする」と鼻につくのはどんな人ですか? きっとさまざまな意見が飛び交うでしょう。 ...
優しさのつもりが…「ホワイトハラスメント」に要注意! 部下のやる気と成長機会を奪っているかも
 セクハラ、モラハラ、カスハラ、マタハラ…。ハラスメントに厳しい昨今、次々と「これはハラスメントだ」といわれることが増え...
令和の王者・にゃん太郎の“たまたま”、この雄姿を見れるのは今だけ! 去勢避妊手術が始まる
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
本当のルッキズムってなんだ? Z世代が支持するグループ「HANA」が社会に“No”を突き付けた影響
 社会に深く根付き、日々私たちを苦しめる「ルッキズム」。そんなルッキズムが支配する社会に対し、Noを突きつけるアイコニッ...