もう限界!「コロナ破局」を迎えた男女にありがちな特徴3選

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-02-10 06:00
投稿日:2021-02-10 06:00
 コロナ禍によって、良くも悪くも男女間に潜在的に存在していた問題をあぶり出している話が多く聞こえています。これまで「だましだまし」の関係で、なんとか夫婦を保っていた男女間では、コロナ禍が長期化することで「もう限界!」となり、急速な関係悪化や破局を迎えた話も数多く聞こえてきています。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、コロナ禍によって破局する男女にありがちな特徴をまとめました。

特徴1:「コロナ観」が異なる

 長引くコロナ禍では、感染症対策を通じて「清潔」への意識が、これまでにないほどに高まっています。カップル間でも、感染対策を行ないながら慎重なデートを続けている人たちも少なくありません。また、生活をともにする夫婦でも、万が一、家庭内に感染者が出たときに備えて、家庭内感染を防ぐための対策を重視している人も多いご時世です。

 だからこそ、男女間で「コロナ観」への意識が大きく異なると、これが埋めがたいミゾとなり、口論や相手への嫌悪感の引き金になっている話が多くなっています。

 究極的なところでは「同僚や友人から移されるのは諦めがついても、きちんと対策をしていない夫(妻)から移されるのだけは、絶対に嫌だと思った。それで、すでに自分の気持ちが冷めているのを知った」「こっちは神経質なほど対策をしているのに、何度も友人と飲みに出かける彼氏に呆れた」などと、皮肉にもコロナ禍が「愛情のモノサシ」になり、離婚や破局に至った話もあります。

特徴2:義実家との関係がもともと微妙だった

 コロナ禍は、義実家との関係性においても、潜在的に存在していた問題をあぶり出しています。年末年始をはさみ「帰省するorしない」で揉めたことが発端で夫婦仲が険悪になった例や、義母がコロナを恐れるあまりに息子の妻に失礼な態度を取ったことで息子夫婦間に決定打となる亀裂が走った例も散見されます。

 また、結婚前のカップルでは、もともとどちらかの実家が息子や娘の恋人に対していい印象を持っていなかったことから、コロナ禍を理由に結婚を認めず、結果として結婚へのタイミングを逸し破局に至った例も。「コロナ禍」を口実に、肉親以外の相手への嫌悪感をあらわにしやすくなったご時世でもあるのでしょう。

特徴3: 仕事への姿勢・意識が異なる

 テレワークが進んだことにより、これまでは見えなかった「パートナーの仕事への姿勢」が丸見えになり、大きく幻滅したという話も多く耳にします。「夫が、あんなに仕事の段取りが悪い人とは知らなかった」「オンライン会議の声が聞こえてきたけれど、妻が言っていることが毎回、破茶滅茶すぎて呆れた」「びっくりするほど仕事ができない男だった」など、相手の仕事への姿勢や評価がなんとなくわかったことによって幻滅してしまった例も後をたちません。

 筆者が知る女性には、「あんなんじゃ、将来的に出世は見込めないわ…」「コロナが落ち着いても、あの人が仕事で成功するとは思えなくなった」と、夫や恋人に急速に愛情が冷め、離婚や破局に至った例も複数存在します。見えていなかった仕事への姿勢を目の当たりにすることにより、相手への幻想が崩れるリスクが高いご時世と言えるでしょう。

まとめ

 これまでに経験したことのないパンデミック社会に生きる私たち。仕事や日々の生活に変化が生じたことで、恋愛や結婚生活にも大きな影響を与えているのは、間違いないようです。

「コロナ禍に別れた男女」には、潜在的に存在していた問題があぶり出された結果として、良くも悪くも破局を迎えた話が増えてきました。「コロナ禍が、落ち着くまでは……」と結論を先送りにしていた男女でも、長引くコロナ社会に限界を感じ、別れ話や別居、離婚などの行動に移している話が増えています。さて、みなさんのまわりにも「コロナ破局」を迎えた男女がいらっしゃいますでしょうか。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


おつかいができない夫のエピ3選。白菜3株を“お得なまとめ買い”だって?
 夫におつかいを頼んだら、とんでもない物を買ってきて驚いた経験のある妻は多いようです。  思わず「一体どうしてこうなっ...
恋バナ調査隊 2024-10-28 06:00 ラブ
【独自】川﨑麻世の新妻・花音さんを直撃! テレビ出演への思い、21歳年の差婚を後押ししたものは…
 俳優・川﨑麻世さん(61)が15日放送の「踊る!さんま御殿!!3時間スペシャル」(日本テレビ系)で再婚を電撃発表し話題...
心の浮気じゃね? 彼のLINE“のぞき見”で確信した濃厚グレーLINE3選
 人それぞれ“浮気”の定義は異なるもの。中には「ベッドインしていなければ浮気じゃない!」と考える人もいます。どこからが浮...
恋バナ調査隊 2024-10-27 06:00 ラブ
【漫画】謝って済む問題か? 浮気した女友達も旦那も切るしかないの…『はじまらない結婚』#3
【『はじまらない結婚』あらすじ】 「夫さん、浮気してますよ」。結婚式当日に新婦・陽(よう)が目にしたのは、バスローブ...
【漫画】「今すぐ離婚届書け!」浮気した夫に詰め寄る妻。触るな、キモい…『はじまらない結婚』#2
【『はじまらない結婚』あらすじ】 「夫さん、浮気してますよ」。結婚式当日に新婦・陽(よう)が目にしたのは、バスローブ...
【漫画】波乱なデキ婚の幕開け。夫と幼なじみが式当日にまぐわっていた『はじまらない結婚』#1
【『はじまらない結婚』あらすじ】 「夫さん、浮気してますよ」。結婚式当日に新婦・陽(よう)が目にしたのは、バスローブ...
別れた娘への見栄のために、なぜ俺が? 妻の「もっと稼げ」アピに鼻白む40歳男性
「冷酷と激情のあいだvol.218〜女性編〜」では、再婚相手である夫・ヒデキさん(40歳・仮名)との結婚生活に経済的な不...
並木まき 2024-10-26 06:00 ラブ
「裕福な前夫と暮らす娘がうらやましい」再婚相手に貧乏脱出を求める44歳ノンキャリ女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-10-26 06:00 ラブ
浮気されない女の特徴とは? LINEの返しだけでかわいく演出するテクニシャン3選
「男は浮気する生き物」といわれますが、浮気するかしないかは彼女次第かもしれません。  今回は、一途な男性に彼女とのLI...
恋バナ調査隊 2024-10-26 06:00 ラブ
「不倫の第一歩」となった瞬間5選。元彼と関係を復活させた妻たち、きっかけは?
 いけない恋愛だと分かっていながらも不倫に足を踏み入れてしまう男女。そもそもの出会いやきっかけはなんなのでしょうか? 不...
恋バナ調査隊 2024-10-26 06:00 ラブ
不倫相手の性癖はネトラレ。「他の男にも抱かせてみたい」と相談され… 32歳ホステスの悦び #1
 不倫相手との逢瀬は、女としての悦楽を存分に味わわせてくれる。背徳感や切なさは、時に婚外恋愛の醍醐味ともいえるかもしれな...
蒼井凜花 2024-10-25 06:00 ラブ
夫がダサい。「Sanma」Tシャツって何? 頭を抱える妻たちの叫びと3つの対処法
 どんなに性格が良くて価値観が一致している夫でも、ときに気になってしまうのがダサいファッション…。とはいえ、なかなか本人...
恋バナ調査隊 2024-10-25 06:00 ラブ
嫉妬深い六条御息所は反面教師に…年下男子との恋愛を長続きさせるコツ。「光る君へ」もより楽しめる!
「源氏物語」の作者である紫式部を描いたNHK大河ドラマ『光る君へ』が話題です。  光源氏は何人もの年上女性との恋愛...
内藤みか 2024-10-24 06:00 ラブ
「女友達と遊ぶ旦那」の驚愕実態4連発! 知らぬは妻のあなただけ…
「男女の友情もある」「ただの友達ならいいんじゃない?」と楽観的に捉え、女友達と遊ぶ旦那を許している奥様もいるでしょう。 ...
恋バナ調査隊 2024-10-24 06:00 ラブ
リベラル男子って何? やばすぎる恋愛観と論破する方法。結局浮気したいだけなのか
 リベラルとは、自由主義思想を指す言葉。そして今、自由恋愛主義の「リベラル男子」がやばいと話題になっているとか…。この記...
恋バナ調査隊 2024-10-23 06:00 ラブ