芽生えたライバル心と団結心
――凄まじい光景ですね。続けてください
「しばらくすると、Hさんは腰を前後させ、抜き差しを始めました。徐々に加速していく腰づかいに刺激されて、気づけば僕も奥さんの尻を引きよせ、バックから激しく肉棒を叩きこんでいました。
二人の妻たちは『ああっ、すごいっ』『子宮に響いているっ』などと、叫びながら、ヨガりにヨガっていましたね。別々の部屋でのセックスなら、こうはならなかったでしょう。
隣のベッドで同じ姿勢でまぐわっているからこそ、ライバル心も芽生えるでしょうし、「共犯者」めいた団結心もある……僕は腰を振りたてながら、そう思いました。
どれくらい経ったでしょうか。
Hさんの奥さんが『ダメ……もうイキそう』と叫んだんです。
このような場合、女性に合わせるのがマナーでしょう。なので、僕は『イッてください』と言いました。すると『Wさんも一緒に……お願い』と告げてきたんです。
隣ではまだHさんとU子が激しいセックスで盛り上がっていましたが、僕は奥さんの言葉に従い『わかりました』と、胴突きを強めました。
ただでさえ強い膣の締まりが、いっそう強烈になりました。熱い塊が尿管をせりあがってきて、僕は間もなく訪れる絶頂を予感しました。
直後、腰をわなわなと震わせた奥さんは、「ああっ、イクッ……イキます……あなたーーッ!」と叫んだんです。
隣にいるHさんへの大絶叫とともに、奥さんの体は大きく波打ちました。彼女がエクスタシーに達した刹那、僕も渾身の乱打を浴びせ、奥さんの膣奥で射精しました。
久しぶりにドクドクと長い射精が続きました。
ペニスを引き抜いたのち、奥さまはベッドに崩れ落ち、全身汗びっしょりで横たわりました。
僕は呼吸を整えながらティッシュで後始末をすると、隣にいるHさんとU子の情交を見入っていました。
Hさんが腰を振るたび、U子の体はたわみ、ロングヘアが散り跳ね、乳房が弾んでいました。
僕を横目に、彼は「Wさんの奥様のアソコはとろとろで最高です。よく濡れる体質で、感度も抜群ですよ」と称賛の言葉を告げてきたんです。
僕が恐縮したように頭をさげると、『では、我々もそろそろ……奥さま、いいですか?』とフィニッシュをほのめかせました。
U子も汗みずくになりながら『はい、私も……もう限界』とアクメが近いことを知らせてきました」
夫婦交換の選択をしてよかった
――続けてください。
「Hさんは『では、ご主人の前で存分にイッてくださいね』と、紳士的な口調で腰を振りたてました。
優しい言葉とは裏腹に、抜き差しの激しさが凄まじかった……パンパンッと肉の打擲音がひときわ大きく室内に反響し、U子は手足をぶるぶると震わせていました。内臓が押し上げられて、声帯も変になるのか『いやっ、だめっ……ああぁあああっ』と悲鳴が裏返っていてね……こんな妻を見たのは初めてかもしれません。
意外にも嫉妬心はありませんでした。いや、嫉妬かどうかも分からないほど、興奮や好奇心、達成感などが複雑に交錯したんです。とても言葉にはできません。
ただ一つ言えるのは、夫婦交換の選択をしてよかったと思えたことです。
そして、U子はHさんの奥さんと同じように、『あなたッ……イキますっ……アア、イキますッ』と嬌声をあげ、四肢を震わせながらエクスタシーを迎えたんです。
最高に淫らで美しく、官能的な瞬間でした。
Hさんもその後、U子の中で射精し、夢のようなひと時が終わりました」
――その後は、どうなりましたか
「実は、まだ終わりではなかったんです。ベッドに倒れこんだU子の呼吸が整うと、僕の隣で横たわっていたHさんの奥さんが起き上がり『Wさん、奥さまにレズビアンを教えてあげてもいいかしら?』と訊いてきたんです。
続きは次回。
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