カラフルなノートの正体は…
先日、ダイソーで「もしもノート」なる商品を見つけました。
その名の通り「もしも」の時に備え、自分の情報を記すもの。いわゆるエンディングノート的な役割を果たしてくれます。
「もしもノート」シリーズは「じぶんノート」「けんこうノート」「おつきあいれんらくノート」「おかねノート」「うちの子ノート」の計5種類。エンディングノートというと、なんだかちょっと身構えてしまいますが、鮮やかなカラーにかわいいイラストが付いた表紙が親しみやすい雰囲気。
しかも1冊110円。このクオリティで110円なんて安すぎじゃない?
「じぶんノート」&「けんこうノート」
「じぶんノート」
主に自分自身の情報を書き留めるのが赤い表紙の「じぶんノート」。生年月日や本籍など基本的な情報を記すページから始まり、ライフラインについての情報、パスワードやIDを記すページなどがあります。
イマドキだなと感心したのが、「私のパソコンについてのお願いです」というページ。デジタル関連の情報の扱いや、SNSについて自分の意思を示すことができます。
これめっちゃ大事だと思う。パソコンの中身を見られたらほんと死ぬ。いや、このノートが活用される時はもう死んでるのか。
「けんこうノート」
右の「けんこうノート」は既往歴やアレルギーなど、主に健康について書き記すことができます。
「もしも……のときのこと」というページでは、告知や延命治療の有無についての項目があります。
なかなかディープなところまで突っ込んできますね。でも、こういうことこそ、文字で残しておくべきだと思います。
「おつきあいれんらくノート」&「おかねノート」
「おつきあいれんらくノート」
ブルーの表紙の3冊目(左)は自分自身の家族や親族についてまとめるノート。
コロナ禍で、もうずいぶん親族に会えていないな……としんみりしてしまいました。
家系図のように親族を記すページも。自分だけでなく配偶者の親族も記入することができます。
「おかねノート」
4冊目(右)はお金にまつわる情報をまとめるノートです。表紙は金運アップに効果的といわれる黄色。さすがやで。
「うちの子ノート」
最後に紹介するのがこちらのノート。この1冊にペットについての情報を残すことができます。
もう、これ本当にありがたい。愛する猫たちを我が家に迎えてから、万が一私と夫が同時に「もしも」の事態に遭遇したらと思うと、不安で仕方がありませんでした。
「もしもノート」シリーズを5冊購入して最初に記入を始めたのが、この「うちの子ノート」です。完全に猫ファーストです。
記入し終えたら、妹に託そうと思います。
自分の思いを伝えるということ
筆者は母を病気で亡くしています。幸い、母は自分の葬儀やお墓についての意思を手紙で残していたので、その通りに粛々と物事を進めることができました。それはとても悲しい作業だったけれど、一通り終わった時に「これで母の最後の願いをかなえることができた」とほっとしたのを覚えています。
母の死以来、「私が死んだ時も、きちんと伝えるべきことは伝えよう」と意識するようになりました。とはいえ、何から手を付ければいいのか、よくわからなかったのもまた事実。
そんな筆者にとって「もしもノート」は、うってつけのアイテム。なんと言ってもお安いしね。少しずつ大事なところから書いていこうと思います。
事故や、災害、そして長引くコロナ禍……。これを機に自分の「もしも」について、考えてみてはいかがでしょうか。
(編集K)
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