今でも忘れられない地獄の名義変更
名義変更をする中で、今でも忘れられない出来事があります。それは、携帯電話の名義変更です。
結婚当初、元夫は地元の某携帯ショップで働いていました。その関係から、おのずと私と元夫の携帯電話もそのキャリアを使用することに。私自身は携帯電話やキャリアになんのこだわりもなく、当たり前のように元主人の職場で携帯電話を契約しました。
結婚している間は家族割というプランを使用して少し料金を安くしていましたが、離婚したとなると名義変更やプラン変更をする必要があります。
今の時代ならある程度インターネットで手続きをできるかもしれませんが、当時はまだまだ対面手続きが主流の時代でした。
そのため、元旦那の職場という、どうあがいても味方がいない地獄の名義変更へと行かなければなりません。
本当に嫌過ぎて最後まで逃げ回っていましたが、いよいよタイムリミットが迫ってしまい、仕方なく元旦那と一緒に手続きへと向かうことに……。
「家族」から「独立」することのススメ
隣で和気あいあいと話が弾む元旦那と同僚のみなさんを横目に、携帯電話の名義変更やプランの変更などを滞りなく完了しました。
手続き中はみなさんの視線が刺さりまくりで、もはや針のむしろ状態。表面上は穏やかに手続きを進めてくれた同僚さんも、私が帰れば元旦那を擁護しながら、話のネタとして笑い話にするのでしょう。
その時感じたのは「離婚しようと思った際に、少しずつ自分名義に変更していけば良かった」ということです。
幸せな象徴の家族割という概念は、離婚においてはただの足かせとなってしまいます。家族のままでいられる間には家族割の恩恵を受け、離婚という新たなステージへ歩むと決めた際には自分名義に“独立”しましょう。
それが決意であり、自信になるのではないでしょうか?
自分と子どもそれぞれの道
小さな一歩を積み重ねていると、いつの間にか前にも後ろにも道が続いていることに気がつきます。人生は山あり谷あり。あなたにはあなたの道があります。
同じように子どもにも子どもの道があるでしょう。その新たな道へと導いていくには、決めなくてはいけないことがあるのです。
地元へと引っ越した私が新たに直面したのは、複雑で難しい“子どもの名義変更”でした。
次回へ続きます。
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※本連載は離婚したくてもお金の問題で身動きが取れない“離婚予備軍”の方々に知って欲しい話をお伝えするものです。決して、離婚を推奨するものではありません。ただただ、素敵な未来への糸口やヒントになれば幸いです。
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