「漢方の基本」プレ更年期世代の素朴な疑問10【専門家監修】

コクハク編集部
更新日:2023-01-26 18:53
投稿日:2023-01-26 06:00

3-9. 病院で処方される漢方と市販の漢方は同じ?

成分量が異なる場合がある(写真:iStock)
成分量が異なる場合がある (写真:iStock)

 同一名の漢方薬であれば、病院で処方されるものも市販品も生薬成分は変わりません。

 ただし、市販品のほうが成分量が少なめになっている場合があります。

3-10. 自分に合った漢方を見つけるにはどうしたらいい?

自分の体質に合ったものを選ぼう(写真:iStock)
自分の体質に合ったものを選ぼう (写真:iStock)

 漢方薬を選ぶ際には自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。体質に合わないものを選んでしまうと効果が出ないだけでなく、副作用が起きることもあります。

 購入時には、できるだけ漢方に精通した医師、薬剤師に相談しましょう。

「あんしん漢方」などの、オンライン漢方サービスに相談するのもおすすめです。

 漢方のプロである薬剤師がAIを活用して適した漢方薬を見極め、お手頃価格で自宅に郵送してくれますよ。

4. プレ更年期に漢方習慣を始めてみよう!

毎日飲むだけ!(写真:iStock)
毎日飲むだけ! (写真:iStock)

 疲れやすさやイライラ、不眠など、プレ更年期のさまざまな不調には、漢方でからだの内側からアプローチするのがおすすめです。

 バランスのいい食事や運動などを毎日続けるのは苦手という方も、漢方薬なら症状や体質に合ったものを毎日飲むだけなので、手間なく気軽に継続できるでしょう。

「お手頃価格で不調を改善したい」という方は、医薬品の漢方をチェックしてみてくださいね。

5. 漢方薬はプレ更年期の強い味方!

漢方薬を味方にしよう(写真:iStock)
漢方薬を味方にしよう (写真:iStock)

「漢方薬について詳しく教えてくれて、ありがとうございました!」

 京子さんは、えりのボスにお礼をいいました。

「これまではなんとなく『漢方薬ってよくわからない……』と思って敬遠していたんですけれど、不安も疑問もすっきり解決できたので、安心しました! 私も漢方習慣、始めてみたいと思います」

「ぜひ検討してみてね。質問や気になることがあったら、いつでもサロンにいらっしゃい」

「はい。またよろしくお願いします!」

 明るく笑ってサロンを去っていく京子さん。えりのボスは、笑顔で手をふって送り出しました。

★サロン「コクハク」のオーナー えりの

 顔と口調は若いものの、年齢不詳。タヌキか妖怪の噂も囁かれる謎めいた主人だが、ココロやカラダ、健康に関する知識はズバ抜けており、何気にハイスペック。ムスメ時代に苦労してるため、自分より“後輩”の女にはしあわせになって欲しいと願っている。愛称は、えりのボス。

(漫画/腹肉ツヤ子

  ◇  ◇  ◇

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 竹田由子

 元漢方・生薬認定薬剤師。大学院で臨床薬学を専攻、日米で病院研修を受ける。病院薬剤師として10年間入院患者を担当しながら、化学療法・医薬品情報担当としても活動する。患者さんから「本音を話しやすい」と言われ関わるうちに、日常のセルフケアの大切さを痛感。転居後は薬局に勤務する傍ら、ライターとしても活動する。病院時代の上司が漢方好きで、漢方の凄さを体感し魅了され「日常の不調はまず漢方」と生活している。現在は、漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選びお手頃価格で自宅に郵送してくれる「あんしん漢方」でも情報発信をしている。

「あんしん漢方」を詳しく見てみる

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