そんなえりのボスのもとにはウワサを聞きつけ、今日も悩みを抱えた女性が、ふらりと立ち寄ったようですよ。
1. 体調ガタガタの40代…漢方って本当に効果があるの?
今回は京子さん(43歳女性・仮名)のお悩みです。京子さんは、けだるそうな様子でえりのボスに相談しました。
「なんか最近、全身ガタガタな感じなんです……。年齢のせいですかね」
「全身ガタガタ? 具体的には、どういう症状なの?」
「前よりも疲れやすくなったし、イライラしやすくなりました。寝つきも悪いし。からだが急にほてったり、逆に手足の冷えが強くて困ったりすることもあるんですよ」
「いろいろな不調が出ているのね。……とてもつらいでしょう?」
京子さんは、力なくうなずきます。
「はい。病院で相談するほどでもないんですけど、なんとなく調子が悪くて」
「あなたの不調は、プレ更年期の典型的な症状かもしれないわ」
「プレ更年期?」
えりのボスは静かな口調で続けます。
「本格的な更年期に先駆けた、30代後半ごろからのプレ更年期には、心身の不調が出やすくなるの。生活習慣を整えたり、漢方薬を使ったりするのが効果的よ」
「この不調をやわらげる方法があるんですか!? 詳しく教えてください!」
目を輝かせて話に聞き入る京子さん。
これは放っておけません!
2. アラフォーの体調変化はプレ更年期のせい?
「30代後半から40代半ばのいわゆるアラフォー世代は、プレ更年期の時期と重なるわ。プレ更年期には、女性ホルモンの分泌量が徐々に減り始めるといわれているの」
「えりのさん。どうして女性ホルモンが減ると、全身に不調が出やすくなるんですか?」
「女性ホルモンは月経だけではなく、自律神経や肌、血管など、全身の機能に影響を与えているからよ。プレ更年期や更年期の不調に悩まされる女性は、とても多いの」
えりのボスは、さらに説明を続けました。
「プレ更年期の体調変化への対処で大切なのは、心とからだをよく休めて、ストレスをためないようにすること。栄養バランスのよい食事や運動も、更年期の不調をやわらげるのに大切よ。そして……」
えりのボスの話を、京子さんは真剣な顔で聞いています。
「漢方薬を飲むのも、おすすめよ。更年期の不調は、漢方薬による治療が向いているといわれているの。あなたは、漢方薬を試したことはある?」
「いいえ。漢方薬には全然なじみがなくて、なんとなく近寄りづらいというか……」
えりのボスは笑顔でうなずきながら、言いました。
「せっかくだから、今日は漢方薬のよくある疑問を一緒に解消していきましょう!」
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