レズビアンの大半はバイセクシュアル?
――A子さんを騙した件は許されることではありませんが、リクさんはつらい子供時代を送り、歪んだ精神を持ってしまったんですね。
「はい……聞いているうちに、可哀そうになりましたね……。それに、リクはとても興味深い話をしてくれたんです。会話は以下のようなものです。
――ユイを騙して悪かったけど、これまでに何人もの女性が、僕とリアルで会って、ホテルでセックスしたよ。自分をレズビアンと言ってる女性は多いかもしれないけど、大半はバイセクシュアルなんだ。ユイは違う? 生粋(きっすい)のレズビアン?
その問いに、しばし私は考え込みました。
リアルで会うことを提案され
――私もバイセクシュアルだと思う。だって、リクと出会うまで、男の人としか付き合わなかったし……。同性に興味を持ったきっかけは、女子プロレスやレズビアン映画、宝塚観劇をして、ショートヘアのカッコいい女性にときめくようになったから……。スカートを履いたロングヘアの女性には全く興味がわかないの。
――女性が好きと言っても、どこかボーイッシュで男性的な面を持ち合わせている同性が好きなんだね。
――うん……。
その後、リクから思わぬ提案があったんです。
――もし、ユイさえよかったら、会わないか? 僕はひげも生えていないし、体毛も薄い……。生理的にユイが嫌いな男ではないと思う。
その言葉に、私の胸が熱くなりました」
自分にも責任があるから
――すごい展開になってきました。続けてください。
「リクの口調があまりにも真剣で……でも、不安はぬぐい切れなくて――。
ただ、彼が心の闇を打ち明けてくれたことで、私も自分自身を冷静に見つめ直すことができましたね。騙されたのは、『マッチングアプリでのリスク』を重視しなかった私にも責任があると感じたんです。
そして、リクに会おうと決心しました。
普通の女性なら『騙された上に、会うなんてとんでもない』と思うでしょうが、私は違いました。言葉ではうまく言えないのですが、彼を救いたい気持ち……そして、互いにオナニーをした情熱的な時間が忘れられなかったのかもしれません」
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