歌舞伎界を盛り立てるおしどり夫婦といえば…
先日、歌舞伎で「ルパン三世」をやることが報じられました。題して、新作歌舞伎「流白浪燦星(ルパン三世)」。
ルパンを演じるのは片岡愛之助。おなじみのメンバーは、石川五ェ門役を尾上松也、次元大介役を市川笑三郎、峰不二子役を市川笑也が担当。銭形警部役は市川中車(香川照之)だそうです。
これまでも、「ワンピース」や「風の谷のナウシカ」などのアニメが歌舞伎化され、好評でしたが、まさか「ルパン三世」まで歌舞伎になるとは。澤瀉屋のピンチを救うため、愛之助が一肌脱いだというところでしょうか。
そういえば、少し前に、愛之助夫人の藤原紀香が、来年、舞台で「キャッツアイ」をやると報じられていました。高島礼子、藤原紀香、剛力彩芽が三姉妹を演じるそうで、明治時代の設定ということでした。
夫婦でアニメの実写版に挑戦とは、仲のよろしいことでなによりです。
「JKTの闇」なる造語も…
それにしても、歌舞伎といい、宝塚歌劇といい、ジャニーズといい、これまで伝統という名の下に守られてきた様々なことが暴かれていく年になってしまいました。
世間では、「JKTの闇」などと言われているようです。ジャニーズに追いつけ追い越せ、歌舞伎も宝塚も次世代に通用するエンターテインメントになるために、今が変わるときなのかもしれません。
「市川染五郎」のイケメン系譜
さて。そんな歌舞伎界から、次世代イケメンを発掘しました。八代目市川染五郎(18)です。ここが歌舞伎のややこしいところなのですが、市川染五郎の名前は代々受け継がれておりまして、たとえば、60代以上の方からすると、市川染五郎といえば、先々代の現在は二代目松本白鸚(81)を名乗る方を思い浮かべることでしょう。
市川染五郎の名を世に広めたのはこの方といっても間違いありません。歌舞伎だけでなく、「ラ・マンチャの男」や「王様と私」をブロードウェイで演じ、日本を代表する名優でもあります。
映像作品でも、NHK大河ドラマ「黄金の日日」の主演をはじめ、数々の作品に出演。九代目松本幸四郎襲名後も「王様のレストラン」、記憶に新しいところでは、映画「すずめの戸締り」の草太(松村北斗)の祖父で「閉じ師」の師匠でもある宗像羊朗の声を演じていました。
自身で作詞・作曲をした「野バラ咲く路」などのヒット曲もあり、夫婦で出演したワインのCMなど、多才な歌舞伎俳優として知られる存在です。
愛してやまない「堅あげポテト」
お次は、七代目市川染五郎(50)。こちらも歌舞伎のみならず、さまざまなドラマに出演。「古畑任三郎」や「プライド」、昨年はTBS日曜劇場「マイファミリー」にも出演していました。バラエティなどで「堅あげポテト」への偏愛ぶりを語っていたのが印象に残っています。
現在、BS松竹東急で「松本幸四郎が沼る!!」なる番組で、その趣味人ぶりを爆発させています。
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