NHK朝ドラ「ブギウギ」~第20週「ワテかて必死や」#95
スズ子(趣里)は靴磨きの少年・達彦(蒼昴)に会いに行く。達彦にタイ子(藤間爽子)との思い出話をし、達彦からは、タイ子の近況やこれまでのいきさつを聞く。
なんとかタイ子の力になりたいと考えるスズ子は、おミネ(田中麗奈)にある相談をすることにする…。
おミネの協力で、いつもより多くの売上を得た達彦だったが、タイ子はお金を返してくるように言う。見かねたスズ子は、タイ子の家の中に乗り込んでいく。
【本日のツボ】
昨日の敵は今日の友
※※以下、ネタバレあります※※
スズ子とおミネ、すっかり気が合ったようで、屋台で悩みを相談する仲になっていました。
おミネがスズ子の楽屋に乗り込んできたのが月曜日、スズ子が誤解を解かなくては、と有楽町のおミネのところに向かったのが火曜日、水曜日にわかりあえてもう仲良し。“昨日の敵は今日の友”とはいうものの、あまりにスピーディな展開についていけません。
そういえば、火曜日には、梅丸少女歌劇団の後輩・秋山美月(伊原六花)も久しぶりに登場しましたが、あっという間に帰ってしまいました。それならば、ワイポイント出演でもいいので、あの人のいい下宿のおばさんとおじさんも顔を見せて欲しいなあ、と。
スズ子の活躍、きっとどこかで喜んでくれているものと信じています。
おミネの一声で、パンパンガールが達彦の顧客になってくれたのはよかったとしても、達彦だけ儲かるのはいかがなものか、と。それを聞きつけて、黒川組の人がみかじめ料をとりにくるかもしれませんから。
パンパンガールのお姉さま方に可愛がられ、嬉しそうな達彦の笑顔。スズ子に母と仲良しだった子ども時代の話を聞かされた時も、誇らしげでした。
優しい息子に育っていて、それはタイ子がしっかり愛情をもって育ててきた証でしょう。
雪解けは間もなく
自分のことを突き放すタイ子に対して、我慢ならず、ついには家の中に入ったスズ子。
子どもの頃の思い出話を語りますが、たった一人の身内である母が亡くなり、夫も戦死し、ひとり息子を育てるために頑張り、体を壊してしまったタイ子にとって、夢を叶えたスズ子は眩し過ぎる存在で、余計自分がみじめになるということでしょうか。
友だちの活躍を素直に喜べないほどに苦労してきたタイ子を抱きしめるスズ子。雪解けは間もなくです。
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