NHK朝ドラ「虎に翼」~第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」#59
猪爪家を飛び出した道男(和田庵)。泊めると言い出したのは自分だと責任を感じているはる(石田ゆり子)は心労がたたって倒れてしまう。
寅子(伊藤沙莉)ははるに会わせようと道男を探しに行き、上野のよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)を訪ねる。
【本日のツボ】
はるの日記
※※以下、ネタバレあります※※
油断していました。よもや、はるが亡くなるなんて。思いもしませんでした。だって、つい3日ほど前はあんなに元気だったのに…。急過ぎます。おかげで、後半、ずっと涙が止まりませんでした。
それにしても道男です。見たところ、もう立派な成人男性のように見えるのですが、“浮浪児”ということで合っているのかなあと、児童福祉法を調べてみると、なんと18歳未満は児童だったのですね、法律上は。
そんな道男、花江(森田望智)に対して「おばさん、キレイな顔してんな」発言に続き、直道(上川周作)のジャケットを着た道男を見て涙ぐむ花江に、「オレ、なれないかな、その人の代わりに。花江ちゃん、優しいし、いい人だし、きれいだし。だからオレ、オレ…」と迫っていました。
相当の年上好きなのでしょうか。この頃、寅子が34歳ということは同級生の花江も同い年なので、下手すれば20ほども年の差があるのではないか、と。
もっとも、先日、3度目の結婚を発表した熊谷真実(64)の2番目の夫はたしか18歳年下でしたし、三原じゅん子議員(59)も24歳年下の夫、というと、ありといえばありなわけですが…。
そのせいで、猪爪家から飛び出てしまうことになり、気に病んだはるが心臓を悪くしたのだとしたら、こんなに悲しいことはありません。
猪爪家にしてみれば、道男はとんでもない疫病神になりますが、そうではなく、最後の力を振り絞って道男を抱きしめるはる。愛をもって道夫を正しい道へと導きます。
猪爪家の歴史そのもの
はるが亡くなる直前、「いやだーいやだー」と駄々っ子のように泣き叫ぶ寅子。彼女にとってどれだけ母の存在が大きかったかがわかります。
最後に、「日記は焼いてね」「恥ずかしいから」というのもいかにもはるらしく…。とはいえ、あの日記は夫・直言(岡部たかし)の危機を救った大切なもの。猪爪家の歴史が刻まれたものなので、本人の希望とはいえ、焼かずに保存しておいてほしいと願います。
とにもかくにもはるさん、お疲れさまでした。亡くなってもきっと優三(仲野太賀)のように寅子のもとに現れてくれますよね。
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