Happy Merry Christmas! すいません、2024年最後のポンコツ商店会は思いっきり愚痴!!

フィッシュバーン真也子 コラムニスト
更新日:2025-01-16 19:44
投稿日:2024-12-25 06:00
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女一匹の“ほぼリアタイ”ドタバタルポです。
 商店会は末端社会の縮図。次から次へと巻き起こるトラブルや人間関係は、どこぞの職場や家庭で見たような光景ばかり…。

「寝ても覚めても商店会」な2024年が終わりつつある

 あっという間に師走。2024年は春からずーっと、このポンコツ商店会のお世話で終わってしまった感。その上、大学院での修士研究も地域活性を目的とした都心商店街をテーマにしていたので、寝ても覚めても商店会一色になってしまい…。

 会合で顔を合わせる他地域の商店会のおじさまが突然夢に出てきたり、役所への申請が通らない! みたいな夢をみたり(汗)。

 大学院での都心商店街に関する修士研究は、無事論文・制作を提出しホッと一息。この論文がパスすれば、晴れて修士課程修了、MFA(芸術学修士)を得る。ふー。

 だがしかーし。実際のポンコツ商店会での活動は続き、会長職を辞するかクビか、までは頑張らねばならない。こっちの方が、大学院より間違いなく大変な感じ。

【初回からどうぞ】“幽霊商店会”から「相談がある」と突然言われ、会合に出てみると…何!ナニ!!なにー!!!

助さん、角さん、役員おじじさまと忘年会

 さて年の暮れ、役員で一年お疲れ様会をやりましょう、ということになった。

「一応、今年最後にご飯でも食べつつ集まりますか?」と、私が角さん助さんに声がけし、商店会会員のお店を角さんが予約。いつもの役員メンバーで今年最後のお疲れ様会のつもりだったのだが、少々やんごとなき事情から、監査役員のおじじさまをお誘いすることになった(ちなみに監査っていうのは、会計のまとめた帳簿をチェックする係、お目付け役ですね)。

「え、〇〇さん、誘ったんですか!?」と角さん。

「いやー、話の流れから誘うしかなくなってしまって…」と私。

「あの人呼ぶと、ちょっと面倒くさいね」と助さん。

「なんか、面倒な話されるんじゃないですかねー、他に誰か呼んだ方が雰囲気的に良くないですか?」と角さんが妙に嫌そうにする。

「まぁ、そう言わず、誘ったら嬉しそうにしてたから、たまにはいいじゃん」と私。

 取り立てて怒られることもないし、文句を言われることもないしなぁと思っていたのだが、数日後の忘年会中盤で角さんの読みは、ある意味的中することとなった。

角さんのペコペコぶりに驚愕&引く~!

 役員おじじさまは、会の間中??的な発言を繰り返すので、とりあえずふむふむと聞いたり相槌を打ったりしていた。しかし、さすがに「それはちょっと違うでしょー」という部分に関して私が反論すると、「いやいや、まぁ、そういうもんですよね」とか、「ま、会長はああいう風に言ってますけど、おれらはそうじゃないんで」とか、角さんの風見鶏ぶりにびっくり!

 新規会員の前では、いつも仏頂面で偉そうなのに、監査役員おじじの前では、必要以上にペコペコしちゃって…。このおじじにペコペコしても、なんのプラスにもならないのにー。

 正直、こーいう豹変するやつって、うざい、きもい、引くわー、など会合の間中思ってたwww

 でもね、私も大人なので、最後には風見鶏の角さんに「いろいろ間に入って、調整役をありがとうございました」と言って帰ってきたけれど、ほんとがっかり。もうちょっと裏表のない人だと思ってたのに、もはや裏と表しかなかったー。

 忘年会当日、助さんはインフルエンザで欠席。もー、肝心な時にいないんだからー。

「商店会会長は名誉職」それ、どこの商店会の話でしょう?

 そういえば、この会合の中で監査役員おじじが「商店会会長は名誉職」と言っていて、「雑用係に近い気がしますが」と反論めいた発言をすると、「いやいや、名誉職なんだから、ありがたいと思わないと」と監査役員おじじ。

 まさかのこの発言。ちょっとちょっと、おじじ、ずれまくりー。会長職拝命をありがたいと思えって、月給500円であれこれしなきゃいけないのに、ありがたがる人っているのか??

 それもこんなポンコツ商店会の会長なんて雑用係を押し付けられちゃったよね、という感覚しかない。私はひたすら地域愛から頑張ってるだけ。商店会会長が名誉職って、銀座とか表参道とか、有名観光名所みたいなところならありうるのかもしれないけど。

「いやー、年給6000円、月給500円計算ですけど。それも報酬という形はダメらしく、事務手数料とかいう名目のお金ですよ。それもまだもらってないし」

 私が口を尖らせて(多分そうだったはず)言うと、「そんなの、次からもっともらえばいいんだよ」とおじじ。

「いや、そうなんですよ、俺ら、もっともらった方がいいんですよ」と角さん。

 え…あんた、そんなに働いてましたっけ? こういう時はアピールするんだなー、ペコペコマンめ。

ポンコツ忘年会のせいで…

 2024年、読んでくださり感謝、そして2025年もお願いします。今年最後のコラムなのにポンコツ忘年会に行ったせいで愚痴が増えてしまった…すいません。

 毎回いろいろぼやいてるけれど、助さんも角さんも基本的には“よきサマリア人”なので、なんだかんだ親切。年の暮れ、さんざん愚痴を言いながらも、やっぱ感謝だなwww

 皆様、この愚痴に懲りず、来年もよろしくお願いいたします(拝)。

 残り少ない2024年、良き日々をお過ごしください。

 次回(#11)へ続く。

フィッシュバーン真也子
記事一覧
コラムニスト
養生茶カフェ店主。とある都心商店会会長。ちょこっと大家業。

出版社でインテリア誌やファッション誌の編集者として長らく勤務したのち、フリーランスのエディター、インテリアスタイリスト、デコレーターとして活動。現在はメディカルハーブのスペシャリスト、ハーバルプラクティショナーの資格を活かし、養生茶と手作りおやつのカフェ『だんで茶屋』を経営。その他、著述業、不動産賃貸業などを少々営む。

外国人との結婚と離婚、シングルマザーでの子育てなど、タフな経験を栄養にして生きる50代。いい『気』を求めて神社脇に移住。住まいや暮らしを自分流にカスタマイズしながら「空間から得る幸福感」を実践研究している。54歳から建築系大学に再入学、現在大学院にて空間によるコミュニケーションデザインを研究中。

著書に食と旅のエッセイ『笑顔になれる美味しいプロヴァンス』(スタンダードマガジン)、住まいのエッセイ『女ひとり・借金アリ・貯金ゼロからのトーキョー大家さんLIFE』(主婦の友社)

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


婚活疲れの最終手段、 “地方移住”は希望だったのに…女性が見た厳しい現実「介護要員は嫌」と嘆き
 このまま婚活や恋活をしていてもいい人が見つからない……そう感じる女性は、別の方向性を模索します。特にアラフィフは焦るあ...
すみません、汚れがごっそり取れました!「100均お掃除グッズ」でベランダすっきり大作戦、スタート♪
 ようやく涼しくなり網戸をして1日中窓を開けたくなる季節になりました。夏の間放置していたベランダを見て、思わずため息……...
“大人の社交場”ってなんだ? ホステスが「高級クラブも場末スナックも本質は同じ」と思うワケ
 大人のみなさんは“大人の社交場”という言葉に対してどんな印象をお持ちですか? 秘密の会合っぽい・リッチな雰囲気など、わ...
ヒィッ!私の生活が記録されていた…怖~い隣人エピソード5選。子どもへの詮索はなに?
 これからご紹介するのは“怖い隣人”の話。男女5人に、恐怖体験や悩んでいることを教えてもらいました。隣にどんな人が住んで...
これぞ「国宝ω」 “にゃんたま”に宿る聖なるパワー、みんなに届け~!
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「あの人、闇ルートだよ」AD時代に聞いた芸能界のウラ事情。実力だけじゃ残れない“生々しい”駆け引き
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。現在は清浄化が行われて...
い、いらねえ! 謎の置物にチャイナ服…困った“ご当地土産”3選。「お土産何がいい」にはどう返すのが正解?
 友人やご近所さんからもらうお土産。もらって嬉しいものもある一方、「一体なんでこれを選んだの?」と思ってしまうような「い...
中年女の増えた「抜け毛」これも更年期のせい? いやしかし…美容師からの“言葉”に反省した秋
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
「私は親なんだから!」実母のワガママに限界…40代女性が心を守るために選んだ“思い切った決断”
 結婚をしてからも、実母との関係に悩む人は決して少なくないもの。「実の親子なのだから、分かり合えて当たり前」と思いがちで...
35歳すぎたら肌課金すべき? 美容部員が教える「正解スキンケア」。高級コスメとプチプラの“リアルな実力”
 35歳を過ぎてから、急激に容姿の衰えを感じるようになった筆者。SNSは数多のコスメ情報で溢れかえり、美容医療も治療法が...
ランチ6500円が普通だと…? 金銭感覚がおかしい衝撃LINE3選。240万稼いだってマジか
 あなたはどんな金銭感覚の持ち主に「おかしい」と感じるでしょうか? 金銭感覚の違いにより、相手との関係がこじれたり疎遠に...
「あの子、消されたらしいよ」“噂”が立った瞬間、表舞台には戻れない。芸能界に漂う“沈黙のルール”
 世間を揺るがす芸能界のさまざまな噂。ニュースとして報じられ、真実が明らかになることも増えました。  現在は清浄化...
仕事したくな~い! 連休明け、仕事中にこっそりやってる “現実逃避テク”7選。これでメンタル保ってます
 長い連休が終わった翌日の仕事…。朝からやる気が出ず、つい現実逃避したくなるものです。そんなとき、みんなはどんな方法で気...
もっと高く!ジャンピング“にゃんたま”を見よ。躍動感あふれる猫から目が離せない♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
親の介護、孤独死のニュースで実感…私が40代で「終活」を始めたリアルなきっかけ
「終活」というキーワードを聞いて、何歳から始めるものだと思いますか? 実は近年、特に健康に問題がなかったり、若年層であっ...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第104回「夢でもいいからアエルトイイナ」
【連載第104回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...