フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務
きょう27日はフジテレビの「やり直し会見」の日。発端は1月17日に開かれた、元SMAPの中居正広(52)の女性トラブルに同局の社員が関与していたとされる疑惑を説明する記者会見に週刊誌やフリーランスの記者が締め出されたことだ。隠ぺいと取られて当然の態度に対しては、大株主の投資会社「ダルトン・インベストメンツ」が会見のやり直しを要求。加え、世論の批判を受けての「再会見」でもあり、前代未聞の事態だ。
また、会見後はこの体たらくに絶望したフジテレビの社員が労働組合に入るなどしたため、組合員の数が80人から500人に激増したとの報道が各メディアで相次いだ。CMの放送取りやめが相次ぐという存亡の危機に立つ同局だが、労働組合の組合員数が増えるということ自体はフジテレビ社員の労働環境の向上に資する動きだ。キー局の関係者は語る。
「ケガの功名ではありませんが、存亡の危機を克服した暁には、ただでさえ激務なテレビ業界の1局であるフジテレビの社員の生活の質が、以前よりも向上するでしょう。特に、その中でも激務で知られる朝番組勤務のアナウンサーは大きな恩恵を得られるようになるのでは?」
激務であるが故の弊害としてフジテレビについて近年話題になった例としては井上清華アナウンサー(29)が、2023年9月25日から28日かけて4放送日連続で、また、10月には16日から24日まで7放送日連続で、体調不良を理由に「めざましテレビ」を欠席したことが有名だ。2カ月連続で長期離脱が発生したことに対しては視聴者から「働きすぎではないか?」といった懸念の声が上がるなどしていた。
また、古い例を挙げれば、2014年10月27日には、当時、フジテレビの社員だった加藤綾子アナウンサー(当時29)が「めざましテレビ」の生放送中に体調を崩して途中降板するというアクシデントが発生していた。これらの例を見ても分かる通り、今後、フジテレビ社員、特に女子アナに集中しがちだった激務について、人数が大幅に増加した労働組合から強いトーンでの改善要求が出される……なんて展開があるかもしれない。
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