大多亮氏はフジ専務時代の中居正広“女性トラブル”を不問に? 鈴木保奈美との不倫疑惑逃げ切り大出世
《なぜ限られたメディアしか参加させなかったのか、なぜ大手テレビ局であるフジテレビはテレビ取材を許可しなかったのか、なぜ港社長は質問のほとんどに答えなかったのか、という疑問が残りました》
フジ・メディア・ホールディングスの株式を7%超を保有する米投資ファンドのダルトン・インベストメンツがこう批判したのが、フジテレビの港浩一社長(72)ら幹部が開いた記者会見について。
23日、電撃引退を発表した元SMAP中居正広の女性トラブルを巡り、幹部社員の関与が疑われている同社は当初、原因究明は第三者の弁護士を入れた調査委員会で行う見通しだった。しかし、独立性、中立性が担保されないことから「意図的な真相隠蔽」と指弾され、改めて日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会を立ち上げるほか、27日に再度、港社長が記者会見を開くことなど、仕切り直しを迫られた。
自ら失敗を認めた港社長の記者会見の反省からか、フジが禁止した動画撮影を認め、雑誌やネット媒体、フリー記者にもオープンにした会見を開いたのが、準キー局、関西テレビ大多亮社長(66)だった。
大多氏はトラブル発生当時、フジの専務取締役で編成責任者であったことから、事情を知る重要人物の一人。
「非常に重い案件だった」と会見で語った大多氏は、中居の女性トラブル発覚後、自身の判断で港社長に報告。だが、その後もトラブルを世間に公表せず、バラエティー番組「だれかtoなかい」から中居を降板させず、番組を継続させている。その理由について、被害女性のプライバシーへの配慮からだったと苦しい言い訳に終始した。
「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」など数々のヒットドラマを手掛け、フジ黄金期の立役者の一人とされる大多氏も、過去にある疑惑が報じられている。
「大多氏がトレンディードラマの旗手と言われた当時、新人女優で『東京ラブストリー』のヒロインに抜擢された鈴木保奈美と不倫疑惑が持ち上がりました」(女性週刊誌記者)
大多氏がプロデュースし、現在まで続く「月9」ブームの先駆けとなったのが、1991年に放送された柴門ふみ原作のドラマ「東京ラブストリー」(フジテレビ系)。鈴木保奈美(58)、織田裕二(57)を中心に物語は展開され、最高視聴率32%を記録し、主題歌の小田和正(77)の「ラブ・ストーリーは突然に」も大ヒットしている。しかし、大多氏は、ヒロインの赤名リカ役で大ブレークした鈴木と不倫関係が報じられたのだった。
■大多氏はツーショット写真が挟まった手帳を置き忘れたが……
大手芸能プロダクション幹部はこう話す。
「大多氏が手掛けた『愛という名のもとに』にも出演している保奈美は、当時所属していたホリプロ一押しの女優でした。大多氏との不倫疑惑が流れたことで、ホリプロはフジに猛抗議したものの、大多氏が否定したことでフジの上層部は必死になって彼を守りました。当時、ホリプロが絶大な力を持っていたことから、ほとんどのメディアはこの件をスルーしています」
筆者も当時、大多氏の都内の自宅を取材で訪れたことがあったが、大多氏は鈴木との不倫疑惑から逃げ切ることに成功している。
「不倫疑惑が報じられた後、公衆電話ボックスに置き忘れていた大多氏の手帳をある週刊誌が入手しています。手帳の中には、大多氏が保奈美と旅行先で撮ったプライベートなツーショット写真が挟まっていたものの、手帳が拾得物だったことから、このネタはお蔵入りになりました」(前出・女性週刊誌記者)
その後、鈴木は「東京ラブストーリー」で共演した江口洋介(57)と熱愛が発覚し、難を逃れた大多氏はしばらくしてから、フジテレビの編成局長、常務、専務と出世の階段を駆け上がり、現在、有力系列局の社長を務めるまでに。
フジ幹部社員の上納疑惑について、「『性の上納』といったことは認識していない」と語った大多氏も、中居の女性トラブルに関知している一人だけに、他人事では済まされないだろう。
(本多圭/芸能ジャーナリスト)
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引退した中居正広が会見も開かず、脱兎のごとく芸能界から去った理由について。関連記事【もっと読む】中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到…で報じている。
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