嵐「解散ビジネス」で荒稼ぎの皮算用…総売り上げは500億に? 2026年5月に活動終了
2020年末から活動休止中の「嵐」が、来年5月いっぱいで解散することを発表し、話題となっている。
リーダーの大野智(44)、櫻井翔(43)、相葉雅紀(42)、二宮和也(41)、松本潤(41)の5人が有料ファンクラブの動画に登場し、《来年、春頃に5人揃ってのコンサートツアーを予定》、《このツアーをもって嵐としての活動を終了》、《活動終了に伴い、ファンクラブも2026年5月いっぱいで活動を終了》することなどを伝えた。これで国民的人気グループについに終止符が打たれることになる。
嵐は1999年デビュー。19年1月には、リーダーの大野の意向をくんで20年末での活動休止を発表。その後、「20周年イヤー」に突入したが、同年11月に開催された「嵐フェス2020 at 国立競技場」はコロナ禍により、無観客配信を余儀なくされた。スポーツ紙芸能担当記者はこう話す。
「その後、大野は芸能活動を休止し、メンバーは個々の活動をしていましたが、今度は、23年4月に旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長の性加害問題が表面化。二宮は23年10月にいち早く個人事務所を設立、グループとしては、新生STARTO ENTERTAINMENT(スタート社)とエージェント契約を結びましたが、24年4月には松本が個人事務所を設立。櫻井や相葉はスタート社との契約は継続したものの、さらにグループとしては、『株式会社 嵐』を設立するなど、嵐の状況は目まぐるしく、複雑化する一方でした。コロナや性加害問題などに翻弄され続けたグループは実質的に空中分解状態に陥っていたのです」
今回の動画では、《およそ1年半ほど前から、折を見て5人で集まりまして、“もう一度嵐として活動する”ことについて話し合いを重ねてまいりました》として、その上での「解散」という結論を出したと説明しているが、実質的に“いよいよ解散ビジネスののろしがあがった”と見る関係者は少なくない。ジャニーズ事務所に近いさる芸能関係者はこう話す。
「活動休止に入った直後から、25周年イヤーの復活ライブは囁かれていましたが、今回の解散ライブはその想定をさらに上回る規模になることは間違いない。2018〜19年の5大ドームツアーでは237万人を動員し、およそ213億の売り上げをあげています。さらに2020年の『嵐フェス』では、配信収入だけで推定500億円以上という試算もあります。とにかく今回が“ラスト”ということになれば、実動員と配信で、500億円近くの売り上げを叩き出しても不思議ではありません」
さらにそのタイミングも絶妙だと言う。
「昨年11月3日は25周年の記念日でしたが、25周年復活記念ツアーの発表があるわけでもなく、ファンを落胆させました。しかし、この頃から、『解散コンサート』の構想はあったようです。そもそも300万人以上いるとされる嵐の年会費4000円のファンクラブの会員も、一向に復活する様子がないので、退会者が増え、批判の声も増えていましたから、絶妙のタイミング。満を辞しての“最後の荒稼ぎ”と言ったところでしょう」(前出の芸能関係者)
いよいよ花も嵐も乗り越えて、最後の打ち上げ花火が盛大に上がることになりそうだ。
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