「あんぱん」琴子役で注目の鳴海唯の“カメレオン女優”ぶり 芸能界入りのきっかけを作った女優は誰だ?
NHK連続テレビ小説「あんぱん」は15週目に入り、今田美桜(28)演じる主人公・のぶの新聞記者としての物語が本格的に始まった。その中で、高知新報に入社が決まった嵩(北村匠海)と共に新たな登場人物として注目を集めているのが、のぶと同期入社の小田琴子を演じる鳴海唯(27)だ。
琴子は一見、おしとやかな印象ながら、本当は結婚相手を探すべく新聞社を職場に選んだことをのぶにぶっちゃけるなど、ちゃめっ気たっぷりな女性。しかも、大酒豪。このインパクトあるキャラクターの登場に、SNSでは《かわいくて演技も上手い!この女優は誰?》《一瞬誰?と思ったけど、お酒を豪快に飲むシーンで鳴海唯だと気がついた》といったコメントが見られた。
「鳴海は、2019年の朝ドラ『なつぞら』や大河ドラマ『どうする家康』にも出演しています。これまで脇役で多くの映画、ドラマに出演してきましたが、実はかなりの演技派。役柄によってガラリとイメージが変わるカメレオン女優でもあります。CMにも数多く出演しており、最近では、香取慎吾や岡山天音、鈴木浩介と一緒に屋台でお酒を飲む『サントリー ジムビーム』のCMが印象的です。ジョッキを掲げて素敵な笑顔を見せています。『あんぱん』のお酒を飲むシーンを見て、このCMを思い出した視聴者も少なくなかったと思いますよ」(テレビ誌ライター)
中学時代から広瀬すず(27)のファンで、その広瀬が18年に主演した映画「ちはやふる」でエキストラに募集したことがきっかけとなり、俳優を目指し、関西から上京した。そして広瀬がヒロインを務めた「なつぞら」がテレビドラマ出演第1作目という強運の持ち主でもある。
■「人生を変えたい」とオーディションで激白
ただ、鳴海の強運は、自らの強い思いによって引き寄せられた部分も大きいようだ。6月30日配信の「日刊スポーツ」のインタビューでは、「あんぱん」のヒロインオーディションに参加した時の様子が報じられている。最終演技を披露する前に面接官から思いを聞かれた鳴海は、「人生を変えたいです」と、涙ながらに語ったという。
10月には主演映画『アフター・ザ・クエイク』の公開も控えている鳴海は、「挑戦してみたかった役柄に挑戦できそうです。後悔のないように向き合いたいですし、これから『あんぱん』での反響も何かあったらうれしいなと思っています」と抱負を語っている。
「鳴海は下積みと脇役時代が長く、演技の基本を身につけている。役柄によってガラリと変わる表情やキャラも魅力。コメディエンヌの才能もあることから、昨年の『虎に翼』に主演した伊藤沙莉のような、しっかり演技力で視聴者を魅了する役者さんに成長していきそうです」(映画誌記者)
新たなヒロインが誕生しそうだ。
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