天海祐希「緊急取調室5」シリーズ最高評価のワケ《これで見納めか》“完結ロス”の声続々
「これで最後なんて何とももったいない」(ドラマ制作会社関係者)という声も聞こえてくる。天海祐希(58=写真)主演のテレビ朝日系木曜ドラマ「緊急取調室」第5シーズン(キントリ5)の話。
10月23日放送の第2話の平均視聴率(関東地区=ビデオリサーチ調べ)は世帯9.3%、個人5.2%。初回の2ケタから下がったとはいえ、同じ刑事ドラマの“フジテレビ月9”の5%台と比べたら絶好調と言っていい。
キントリが始まったのは2014年で、《見応えある!》《キントリチームのメンバーが大好き》などと瞬く間に多くの視聴者から愛されるシリーズとなった。
「どんな作品でもシリーズを重ねるうちにダレてしまう時期が来る。そうなると視聴者は敏感ですから、《潔く終わってくれ》《前のシーズンがよかった》なんてシビアな声が飛び交うものです。ところがキントリには、これまでにそういうダレが一切ない」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。
■秋ドラマの中ではトップクラス
レビューサイトFilmarksでのキントリ5の評価は、5点満点で4.1と、秋ドラマの中ではトップクラス。シリーズ5作の中で最高評価となっているが、ドラマ版は第5シーズンで最後、12月26日公開の劇場版「緊急取調室 THE FINAL」で完結。《大好き、このチーム!》なんて早くも最後を惜しむようなレビューを見ても、天海ファンだけではなく、脚本やキャストが丸ごと愛されているのがよく分かる。
「《これで見納めか》とファンは一話も見逃すまいと前のめりになっています。話数が進むごとにストーリーも劇場版につながっていくでしょうし、これから先、大量の離脱者が出るとは考えにくい。高視聴率、高評価のままでドラマ版は突っ走るでしょう」(前出の山下真夏氏)
そもそも劇場版は23年に公開予定だったが、内閣総理大臣役だった市川猿之助(49)の“騒動”で延期に。
「重要な役で、出演シーンをカットして公開というわけにはとてもいかなかった。代役を立てて、出演部分の撮り直しとなりましたが、猿之助さんのように圧が強く個性的な総理を演じられる俳優探しも難航したと聞きます。結果、石丸幹二さんに白羽の矢が立ち、ドラマ版にも登場。猿之助さんのカラーを払拭して、どんなけれん味ある演技を見せてくれるのか、注目が集まっています」(エンタメサイト編集者)
ある映画会社関係者はこう話す。
「正直、連ドラの中には《劇場版は作らない方が良かったのでは》と思う作品は多々あります。けれど、これまでのブレがない作品作りを見る限り、キントリはきっと期待を裏切らないはず。固定ファンが多いですから、動員数もかなり期待できる。間違いなく有終の美を飾るでしょう」
同じくテレ朝の人気シリーズ「相棒」の劇場版はⅢとⅣが興行収入20億円前後。「キントリなら超えられる」(前出のドラマ制作会社関係者)なんて声も聞こえてくるが、まずは放送中の第5シーズンをじっくりと楽しみたい。
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