『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ
フジテレビ系朝の情報番組「サン!シャイン」が、来年の3月末で終了することが明らかとなった。番組は「めざまし8」を引き継ぐ形でスタートし、前番組に続き谷原章介(53)がメインキャスターを担当。武田鉄矢(76)やメイプル超合金のカズレーザー(41)らをレギュラーに迎え、若年層から年配まで親しまれる番組制作を目指して、今年3月31日にスタートしたが、わずか1年で終了する。
開始当初は、ガーシーこと東谷義和元参院議員を擁護したり、ある落語家の不倫疑惑に関して不倫は立派な間違った恋という持論を展開した武田の言動の危うさに懸念が集中していたが、その裏で大ベテランの発言も注目を集めていた。
「9月29日の放送からキャスターとしてレギュラー入りしたフジテレビの佐々木恭子アナの発言が物議を醸すこともありました。特に高市早苗首相が自民党総裁に選ばれた際に『ワークライフバランスという言葉を捨てる』と発言したことを番組で取り上げた際は、『ご自身の覚悟って分かりましたけど、今、企業も本当にいろんな価値観の働き方を実現するために管理者は必死なんで』『ガクッときました。時代に逆行……ってなって』と、いかにも管理職的なコメントをして視聴者をガッカリさせました。政治家の覚悟を示す比喩表現に、もう少しベテランらしいウイットに富んだ反応ができなかったのか」(情報番組制作関係者)
実際に視聴者からは《番組は好きだったんですが、佐々木アナが出てきてから見なくなりました》《佐々木さんはもう表にでないで重役業務に徹した方がいいわ》という声も上がり、番組から距離を置く視聴者も出たようだ。
■中居正広氏問題では被害女性と上層部の板挟みになって苦しむ
佐々木アナといえば、元タレントの中居正広氏と元同局女性アナウンサーを巡る性的トラブルで、退職した元フジの女子アナのケアを上司と担当。相談を受けた後のサポートを1人で任され、体調悪化後も励まし続け、自身のメンタルも追い詰められたある意味、このトラブルの被害者でもあった。
「当初は被害女性の訴えを握り潰した『フジの3悪人』と報じられたりもしましたが、第三者委員会の調査報告によって、被害女性と上層部の板挟みになっていたことが明らかになってから世論の流れが一気に変わりました。佐々木アナへの同情的な見方も強まっていたこともあり、フジテレビは『サン!シャイン』を佐々木アナの名誉回復の場として機能させたかったという思惑があったのでしょう。ですが、キャスターにもかかわらず、管理職然とした持論を述べ、さらに世論と乖離した意見を述べていたことなどに対し、視聴者から"ストレス"だと見られた側面もあるでしょうね」(同)
もちろん物議を醸す発言は佐々木アナだけではなく、MCの谷原にも目立つ。11月27日の放送で番組内での発言を訂正し、斎藤元彦兵庫県知事らに謝罪する場面もあった。さまざまな火種を抱え続けた同番組だが、佐々木アナがレギュラー入りし、半年も経たずに番組終了発表となる「サン!シャイン」。佐々木アナが、ベテランキャスターとしての実力を発揮する場面はこれから見られるのか。
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