格安でふたりきりになれる…ネットカフェの鍵付き個室って?

内藤みか 作家
更新日:2019-12-09 06:28
投稿日:2019-12-09 06:00
 最近、ネットカフェデートがかなり進化しています。今までのペアシート(カップルシート)に比べると、防音もあり、部屋にカギがかかるところも。都会のなかで少しだけふたりきりになりたい時にはかなり使えるスペースなのかもしれません。

防音が当たり前のシアタールーム

(写真:iStock)
(写真:iStock)

 以前はネットカフェにあまり個室はありませんでした。ペアシート(カップルシート)といっても、ただ横並びで一緒に座り、黙って一緒に漫画を読みふけるくらいしかできなかったのです。部屋ごとの仕切りも天井が空いているので、他の誰かに部屋をのぞかれる可能性もあるし、会話をすると他の部屋に聞こえてしまうので、いけないことはしづらかったのです。

 しかし防音のシアタールームというものが誕生以降、その密室性は一気に高くなっていきました。シアタールームとは、建前上は映画を大きな音で鑑賞するための部屋ということになっています。音漏れ防止のために他の部屋と違い防音になっていることと、2人で入れることから、映画鑑賞以外にも、聞こえたくない話をする人なども利用するとは言われていました。

ネットカフェでのエッチは禁止

 密室で防音の場所にカップルで入れば、当然のことながら密着したくなることでしょう。けれどネットカフェでは性的な行為をはっきりと禁止しているところがほとんど。もし、度を超えたエッチなことをしたということがバレたら、店員からかなり叱られたり、場合によっては今後の来店を禁止されることもあるそうです。

 度を超えたエッチがどのようなものかというと、他のお客様が不快に感じない程度というもの。たとえば仲良く寄り添って映画を観ているくらいなら、なんの迷惑でもありませんが、ディープなキスをしたり、道ばたで普通は露出しないような体の部分を露出したりしたら、目撃した人はいやがる可能性があります。防音だからといってエッチな声を出してイイ気持ちになっていた時に、なんらかの拍子でドアが開いたら、大問題になってしまいます。

となりの部屋の音が聞こえる設計

 この記事を書いている私も、ネットカフェを時々利用しますが、それは原稿に集中したいときに1人用のブースを利用するだけ。ひたすらPCに向かっているだけなので、となりの人のクシャミが聞こえるようなところでも全然気にしません。むしろカフェのように多少のざわめきがあったほうが落ち着くのです。けれど時代の影響なのか、ネットカフェはどんどん密室化しているようです。

 私は仕事に集中したいので、カップルで利用できるブースがあまり多くない店舗を選んで利用しています。以前、カップルシートが隣だったことがあり、ずっとクスクスという笑い声やささやき声が聞こえてきて、さすがに耐えかね、別のブースに移動させてもらったという経験をしたせいです。最近はレディースシートを利用するので、カップルは絶対にいないし、クシャミも小さくて可愛いし、とても快適。そしてこの店にも先日、鍵付き個室が誕生しました。

鍵付き個室とは何か

(写真:iStock)
(写真:iStock)

 鍵付き個室とは、どういうものなのかというと、防音で、鍵がかかるので、かなり密室性が高いものです。私が利用する店は、1人用の防音個室です。なんだか密閉されて息苦しそうな気もしますが、落ち着いて作業をしたいという人にはいいのではないでしょうか。しかし先日行った別の店には、カップル用の鍵付き防音個室がありました。これはつまり、鍵のかかるシアタールーム状態ですから、いろいろといけないことができてしまいそうな予感しかありません。

 料金は1時間1人500円。つまり1時間1000円で恋人の密室が誕生するのです。なぜか室内には箱ティッシュまで備えてあるようですが、それはなぜなのか、いろいろと妄想してしまいました。ライターが秘密の話を取材するときにこうした部屋を使うこともあるようですが、たとえばティーンのカップルがこうした密室に入ったらどうなっちゃうのか、と考えると少し心配になってしまいます。かなりこうしたお部屋が増えているので、どういう用途に利用しているのか定かではありませんが、利用者の需要はあるようです。

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