ハンドクリームが苦手…感染症対策でガサガサの手を潤す方法

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-02-26 16:58
投稿日:2020-02-14 06:00
 新型肺炎やインフルエンザ対策で、ふだんより入念な手洗いと手の消毒をしていると、気づけば手がガサガサ! なんてことも起こりがちですよね。
 ハンドクリームで保湿しても「ヌメヌメするだけで、ちっともしっとりしない……」「クリームを塗った後は、キーボードや書類を触れない!」などと、ちょっとした不満も。
 時短美容家の並木まきが、ガサガサ手もとをヌメヌメにせずに保湿する時短テクをお話します。

ガサガサの手にハンドクリームをしても無意味!?

 冬は、湿度の低下などにより、そもそも手が乾きがち。それに加えて、手洗いやアルコール消毒によって、手の油分を奪っていると、ガサガサが加速しても無理はありません。

 そんなとき、ハンドクリームを塗って保湿を狙う人も多いけれど、油分の多いハンドクリームを乾いた手に塗っても、思ったようにしっとりせずに困ったことはありませんか?

 ハンドクリームには油分が多く含まれ、塗ることにより肌の水分を閉じ込める保湿効果が期待できますが、そもそもカラカラに乾いている手にクリームを塗っても、手の水分が不足しているとヌメヌメ感だけが残ってしまい、しっとり感を感じにくい場合も……。

時短で“ヌメつかないしっとりハンド”にお手入れ

 そこで試してみたいのは、手もとの重点保湿ケア。顔のお手入れに使っている化粧水や美容液を、乾いた手に与えましょう。

 私のオススメは「とろみのある化粧水」や、肌本来の再生力を促してくれる「幹細胞美容液」。

 手の乾燥にも、顔が乾燥したときのお手入れと同じように、丁寧な保湿を心がけると、しっとりとした手もとを取り戻しやすいでしょう。

 ハンドクリームによる保湿と異なり、お手入れ後にヌメヌメしにくいのもポイント。

 すぐに家事や仕事に取り掛かりたいときでも、ヌメヌメを気にせずお手入れがかないます。

おやすみ前はハンドクリームを重ね塗り

 こちらは私が今、手もとの保湿ケアに使っている化粧水と美容液。「パーフェクトワン SPリッチモイストローション」(画像左)は、濃厚なとろみがある化粧水で、カラカラに乾いた手の甲や指先も、しっとりを実感。

「リッツ モイスト エッセンス」(画像右)は植物幹細胞由来成分をリッチに配合した美容液。プチプラなので、惜しげなく使え、乾いた肌にもすっとなじませやすいところが気に入っています。

 感染症対策には、手洗いやアルコール消毒が欠かせません。しかしそのせいで、ガサガサの手もとが加速すればガッカリしちゃうのも女心。きちんと対策しつつ、しっとりした手をキープできれば、理想ですよね。

 おやすみ前などには、水分をしっかり与えた手にハンドクリームを重ねれば、よりしっかりとした保湿ケアにもつながるでしょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ビューティー 新着一覧


一晩に何度起きたら頻尿ですか?【医療従事者解説】頻尿のセルフチェック&トイレによる寝不足改善法
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
990円の“プチプラ化粧水”1本だけで10日間過ごしてみた。乳液&クリーム不使用で意外な結果が…
 話題のコスメや、広告でよく見かける化粧品や日用品。「webでよく見るあの商品、本当にイイの?」「買ってみたいけれど、口...
「妊活を始めたものの、なかなか授からない…」《男性不妊》って知ってる? 意外と多い“精索静脈瘤”の話
「妊活を始めたけど、なかなか授からない…」そんなとき、多くの女性が婦人科に行く。でもちょっと待って。実は不妊の約半数は「...
今夜もぐっしょり…寝室温度をめぐって夫と大喧嘩!【医療専門者監修】寝汗は更年期だけじゃない?
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
40代が「垢抜け顔」になれないワケは?【美容家が使って実感】激推し最新コスメ3品
“垢抜け顔”になりたいけど、思いどおりの仕上がりにならない…。そんなお悩みは、選ぶコスメで解決!  40代の時短美容家...
生理前に限らず些細なことでイライラ!【医療従事者監修】アラフォーが注意したいPMSではない意外な理由
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
春先の紫外線も乾燥も怖くない!【美容家厳選】アラフォーに激推ししたい“二刀流”UV対策
 春の陽気を感じる日も増えてきましたね。日差しが強くなってくると気になるのは、UV対策です。春夏は特に紫外線量が増えるた...
加齢で増えがちな「ほくろ」はシミと何が違う?【美容外科医が解説】電気メスで削ると? 保険適用の条件は?
 この連載では美容医療“若葉マーク”の方々に向けて、テッパンの不安や疑問を分かりやすく“一発回答”。今回はお悩みの多い「...
うさぎ舌リップってなんぞ? 40代でも挑戦できる作り方と色選びのコツ
 純欲メイクや白湯メイク、地雷メイクなど、これまでいろいろなメイクがトレンドに上がってきましたが、もっかSNSで話題なの...
寒暖差疲労の原因と対処法【医療従事者監修】季節の変わり目はイベントてんこ盛りで休めない…どうする?
 寒暖差が激しい季節は、いつもと同じように睡眠時間を確保したつもりでも、なんだか疲れてしまいがち。そんな「寒暖差疲労」を...
40代がやりがちなNGメイクとインナーカラー全8選。痛いおばさんは回避したい…
 アラサー・アラフォー女子は、メイクやヘアカラーというパーソナルなことですら、常に厳しい目線を向けられてしまうから大変で...
長財布はダサい&時代遅れとされる3つの理由。令和におすすめの財布は?
 最近、長財布を使っている人をあまり見かけなくなってきましたね。今でも長財布を愛用しているものの、「もしかしてダサい? ...
女性は30代以降、筋肉量が年間1%ずつ減!?【医療従事者監修】今すぐ試せる“ぽっこり下腹”引き締め術3選
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...
【検証】メイクしたまま寝ると汚肌一直線?20代美容ライターが3日間オフなしで過ごしたら意外な結果に…
「メイクを落とさないと肌が荒れる」とはよくいったもの。メイクをしたまま寝ると毛穴に詰まった汚れや皮脂が酸化して、肌荒れや...
「美容医療」反対派と賛成派の意見。トライする前の参考にしたい
 いつの時代も、女性は美しくなりたいと思うもの。そして、今の時代、美容医療や美容整形がより手軽になり、挑戦する人も増えて...
更年期の“意外と知らない”基礎知識/更年期症状は遺伝する? 出産経験の有無は影響する?【医療従事者監修】
 彼女の名は、えりの。女性の心を癒すためにはじめたサロン「コクハク」のオーナーで、界隈では「えりのボス」の愛称で知られ、...