平手友梨奈“素顔”のラジオ 超ハイテンション~涙の答辞まで

こじらぶ ライター
更新日:2020-03-21 06:45
投稿日:2020-03-21 06:00

平手×志田×柿崎の奇跡と涙の神回

 同年5月の収録から声が出ない平手は、スマホの音声アプリの機械音で参加。1カ月経っても声の出ない平手をサポートするため姉妹のように親しい志田愛佳(21、18年11月卒業)が同年6月の収録に付き添った。

 志田にはあるメンバーに電話して「てちが好き」というワードを引き出す使命が課せられた。

 そのメンバーは当時欅坂46内第二のグループだったけやき坂46(現・日向坂46)の柿崎芽実(18、19年8月卒業)。平手の同級生にあたり、親友のような間柄だった。

 声が出ない平手が見守る中、志田が柿崎に電話。平手をどう思っているかを問われた柿崎は恥ずかしがりながらも、

「……てち~! 大好きだよ~!」と電話越しに平手に伝えた。すると、

「……私も好き!」と、平手から声が出た。1カ月以上ぶりのことだった。あまりに突然のことで、「キャーーー!!!」と叫ぶ志田。

「え?」「え?……もしもし!?」と電話越しで状況が掴めず戸惑う柿崎に、平手は「芽実? てちだよ」「……声戻ったの」と告げた。柿崎と志田、2人共が「えぇ~~~~~!!!!」と驚嘆の声をあげた。

 平手、柿崎が「泣いちゃう……」と安堵と喜びに包まれ泣き出すと、志田も「涙出てくる……やだ~」ともらい泣き。

 声が出たことに自分でも驚いていた平手は柿崎に「声……出たの……だから喋ってね……(泣)ありがとう~!」と言うと、柿崎も「……いっぱい話そうね……」と返答。志田は「でも(平手を)独り占めはやめてください(笑)」と柿崎に可愛らしくツッコミを入れた(同番組公式サイト17年6月22日付放送後記抜粋)。

 そして『ある日 僕のまわりには 同じ目をしたみんながいた 生きることに不器用な仲間 一緒に歩いて行こう』と歌う「W-KEYAKIZAKAの詩」がBGMで流れた。その歌詞と番組スタッフの粋な計らいも相まって平手と志田はまた泣きそうになっていた。

 このように平手は、どんなときもありのままの素顔で、リスナーであるファンはもちろん、メンバーからも、ラジオ番組スタッフからも愛されていた。

緊急アンケート「今後の平手友梨奈に何を期待する?」

 筆者がTwitter上でとった「今後の平手友梨奈に期待する活動は何か」を問うたアンケートの集計結果(総投票数621票)は以下のとおり。

・すでに映画出演も発表され、本人もやりたそうだからという「女優活動」(19%)
・欅坂46時代から行ってきた「歌手活動」(16%)
・平手の素顔がみられるとして「レギュラーラジオ、バラエティ」(7%)

 ちなみに最も多かったのは、表現力が豊富で全てにおいて期待できる、いろいろ経験して自分のやりたいことを決めて欲しいという理由で上記三つ「全部」が58%だった。

 ただ、本業という意味では現在発表されている女優業や、アイドル時代に経験してきた歌手活動が見たいという意見が多いのは当然なのだが、どちらも活動は不定期になりやすい。

 その点で本業の傍らで月に一回でも定期的に近況確認ができるレギュラーラジオ継続を望む声は非常に多かった。

 またラジオについては、素顔がみられるというだけでなく、話し声がとても癒されるので朗読劇やラジオドラマにも挑戦して欲しいという意見がいくつか寄せられた。

 個人として新たなスタートを切った平手。その人柄からどの現場でも周りの人々に愛され、さまざまなオファーが絶えない。しかし、その素顔が見えづらい女優や歌手活動だけでなく、またいつかラジオ、バラエティを通してファン以外にも愛嬌たっぷりのキャラクターをみせて欲しいものだ。

 もちろん、自分のペースでゆっくりと。

※「SCHOOL OF LOCK」…過去にはファンをザワつかせたお餅完食の放送回もあった。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

エンタメ 新着一覧


岩崎宏美さんは昭和の過密スケジュールで打たれ強く成長「芸能界は荒波ばかりで強くなければ生きていけませんから」
【私もデビュー50年】  岩崎宏美さん(歌手/66歳)   ◇  ◇  ◇  デビューは16歳。堀越学園の芸能クラ...
2025-11-24 17:03 エンタメ
ガダルカナル・タカさんが披露 ビートたけしと松方弘樹の飲み比べ、明石家さんまとのハシゴ酒
【涙と笑いの酒人生】  ガダルカナル・タカさん  (タレント/68歳)   ◇  ◇  ◇  芸能界切っての一大勢...
2025-11-24 17:03 エンタメ
13年ぶり「踊る大捜査線」最新映画で囁かれる青島刑事(織田裕二)“殉職説”の真偽
 2000年代に社会現象を巻き起こしたドラマ「踊る大捜査線」。劇場版最新作「踊る大捜査線 N.E.W.」が来秋、公開され...
2025-11-24 17:03 エンタメ
「嵐」ラストコンサート日程発表でいよいよ始まる“最後の狂騒曲”…ホテル難民続出? ベビー向けグッズも発売か
 国民的アイドル「嵐」のラストコンサート「ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI」の日程...
2025-11-24 17:03 エンタメ
“給料制”のホリプロで和田アキ子が後輩の山口百恵に年収でダブルスコアの差をつけられたワケ
 来年3月で「アッコにおまかせ!」(TBS系)が41年半の歴史に幕を閉じる。司会を務める和田アキ子(75)は芸能生活57...
2025-11-24 17:03 エンタメ
嵐ラストで「500億円ボロ儲け」でも“びた一文払われない”性被害者も…藤島ジュリー景子氏に問われる責任問題
 STARTO ENTERTAINMENTが嵐のコンサートツアーを22日に発表したことで、旧ジャニーズ事務所社長の藤島ジ...
2025-11-24 17:03 エンタメ
【芸能クイズ】紅白司会の“やらかし”。2015年の綾瀬はるか、SMAPへの失態を覚えてる?
 テレビやネットでふと耳にした、あのひとこと。記憶の片隅に残る発言の背景には、ちょっとした物語があるのかも?  ネ...
三谷幸喜脚本「もしがく」(フジテレビ系)ズッコケの決定的理由…映画だったら大ヒットしてた?
 三谷幸喜が25年ぶりに民放ゴールデン帯に連続ドラマを書き下ろしと、鳴り物入りで始まった「もしもこの世が舞台なら、楽屋は...
2025-11-23 17:03 エンタメ
「ばけばけ」でヘブンさんが好演だが…ドラマに外国人俳優が少ない不思議
【桧山珠美 あれもこれも言わせて】 「♪日に日に世界が悪くなる~」。気がつけばハンバート ハンバートの主題歌「笑ったり...
2025-11-23 17:03 エンタメ
NSC格安講師 NON STYLE石田の道端から始めた漫才への愛情
【今週グサッときた名言珍言】 「(1カ月)2時間が7コマ。で、9万!」 (石田明/フジテレビ系「さんまのお笑い向上委員...
2025-11-23 17:03 エンタメ
【独自】江角マキコが名門校との"ドロ沼訴訟"に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白
 元女優の江角マキコさん(58)をめぐり、一部週刊誌が「泥沼の訴訟トラブル」などと報じていた民事裁判で、江角さんが勝訴し...
2025-11-23 17:03 エンタメ
今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず
 今田美桜(28)の所属事務所「コンテンツ・スリー」が、大手芸能事務所「ケイダッシュ」グループの「田辺音楽出版」から、約...
2025-11-23 17:03 エンタメ
木村拓哉主演映画「TOKYOタクシー」好発進も…原作とかけ離れた《イケオジぶり》がアダとなる恐れ
 11月20日放送の「秋山ロケの地図」(テレビ東京系)が話題になっていた。お笑いトリオ「ロバート」秋山竜次(47)がMC...
2025-11-22 17:03 エンタメ
27年度前期朝ドラ「巡るスワン」ヒロインに森田望智 役作りで腋毛を生やし…体当たりの演技の評判と恋の噂
 女優の森田望智(29)が、2027年度前期のNHK連続テレビ小説「巡(まわ)るスワン」のヒロインを務めることが、11月...
2025-11-22 17:03 エンタメ
月9「ヤンドク!」決定の橋本環奈 ドラマは「得意分野」と「苦手分野」混在の様相
 女優の橋本環奈(26)が来年1月期のフジテレビ月9「ヤンドク!」で主演を務めることが11月21日に発表された。橋本が演...
2025-11-22 17:03 エンタメ
不出場のSnow Man、キンプリは元メンバーと共演へ…紅白で分かれた“旧ジャニ”の2つの方向性
 11月14日、「第76回NHK紅白歌合戦」の出場歌手37組が発表された。2023年の創業者問題以来、2年連続出場者ゼロ...
こじらぶ 2025-11-22 11:45 エンタメ