夫婦双方が在宅ワーク…喧嘩やストレスを減らす3つのコツ

並木まき ライター・エディター
更新日:2020-04-13 06:00
投稿日:2020-04-13 06:00
 リモートワークが続き、朝から晩まで夫婦が同じ家の中で一緒に過ごすことによるストレスを感じている人も少なくありません。
 ただ家にいるのではなく、お互いが自宅で仕事をする場合には、相手のちょっとした言動にイライラすることもありますよね。そこで、夫婦が同じ家でリモートワークをする際に、喧嘩を減らすための環境づくりにまつわるコツをご紹介します。

1. “特等席”の使用は平等に

 リビングの落ち着くスペースなど、仕事をするにあたって集中しやすい場所は、自宅内では限られがち。そのため、毎日どちらか一方が特等席を占領してしまうと、もう一方からの不満が生まれやすくなりますよね。

 そこで、家庭内の特等席を使用するにあたっては、夫婦が平等に使えるようにルールを設けるとベターです。

 あらかじめ使用配分を決めておくことで、集中したい仕事はそのタイミングでおこなうなど、在宅ワークをお互いが効率的に進めるコツにもつながるでしょう。

2. 家事分担の割合を見直す

 平時の際には、お互いの帰宅時間や休日の割合などで決めていた家事分担の割合を、リモートワーク中は見直すのも方法です。

 在宅勤務中は夫婦双方が家で過ごすので、不公平な家事分担はそれだけでストレスや口論のもとになりがち。期間が長期にわたるほど、不満も募ります。

 お互いが抱えている仕事のボリュームにもよりますが、平時の分担割合で、どちらか一方に負担が偏っていたものがあれば、リモートワーク中だけは負担を見直すとイライラを回避しやすいです。

3. 双方がオフになる時間を

 在宅勤務をしていると、時間配分のメリハリをつけにくく、なかなかオンとオフの切り替えができない人もいますよね。

 しかし夫婦どちらかがダラダラとメリハリなく仕事を続けてしまうと、ピリピリとした空気感が継続するせいで、もう一方はストレスを抱きがちなのも否めません。

 自宅でも、通常と同じような激務をこなさなくてはならない人ほど難しいかもしれませんが、仕事が大変なのはお互いさま。ですので、1日のなかで、ほんの少しであっても、完全に夫婦双方がオフになる時間も設けると、家の中の空気も和らぎます。

 長期間にわたって夫婦が自宅でリモートワークをする場合、独特の環境によるストレスも感じやすいのは確かです。意識的に、双方が少しでも居心地の良い空間を作り出すことが、在宅勤務環境でのお互いのイライラを減らす方法になるでしょう。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


【2025年人気記事】「港区の遊びはやり切った!」アレン様を待ち受けにするギャラ飲み女子、私生活で各界有名人を総ナメ
 2025年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
【2025年人気記事】転職10回以上、それでも非正規雇用から抜け出せない。51歳独女が語る『就職氷河期』の理不尽な現実
 2025年も「コクハク」をご覧いただき、誠にありがとうございました。反響の大きかった記事を再掲載します。こちらの記事初...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第109回「院内大掃除! ワイパーを狙う名ハンター」
【連載第109回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
算数のテストで「スケジュール管理ができない病」の原因が判明!そして忘れられない15000
 踊り子として全国各地の舞台に立つ新井見枝香さんの“こじらせ”エッセーです。いつでも、いついつまでも何かしら悩みは尽きな...
ああ、勘違い。「チャッピーって浮気相手だろ!?」なわけあるかーい! 流行語で赤っ恥LINE3選
 2025年も残すところあとわずか。年末恒例の「流行語大賞」も話題になっていますよね! しかし、次々に生まれる新しい言葉...
1年お疲れ様!年末年始は「スナック」に行ってみて。ストレス解消の全部があると言えるワケ
 みなさんは、”仕事の話をしなくてもいい同性の先輩”ってどのくらいいますか?  たぶん大人になればなるほど、「いる...
猫とコタツに勝るものある? 私の年末年始“最高の過ごし方”6つのケース。彼氏ナシでも幸せすぎ
 世の中は“帰省”や“旅行”や“初詣デート”で盛り上がっているけれど、気づけば年末年始の予定はゼロ。でも、「予定がない=...
正直、お年玉をあげたくな~い! 節約女の「うまい逃げ方」9選。こんなご時世だもの…許してね
 新年が近づき、そろそろ「お年玉」を意識し始めた人もいるでしょう。大人となった今、どうにかお年玉をあげずに済ませたい場面...
2026年の抱負は「ママ友への復讐です」私の“人に言えない”来年の目標6選!
「2026年はこんな年にしたい」と、すでに抱負や目標を持っている人もいるはず。ただ中には、人には言えない内容もあるでしょ...
早く会いたいニャン♡ “にゃんたま”君、ママをお店の前で待ってるの?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「お受験」界隈で赤っ恥!港区女性との会話が噛み合わない…庶民ママが後悔する“無知すぎた”一言
「みーちゃんも試験うけて高級なおりこうさん学校いくよ」――保育園年長の娘が突然の“お受験宣言”。庶民的な家庭に生まれ、高...
「大人を論破した!」子どもの困った“反抗期”エピソード6選。超理論に頭がイタイ…
 思春期の子どもが、何かにつけ反抗的な態度を取る「反抗期」。そういうものだと頭では理解していても、親にとってはつらいもの...
息子の手紙にホロリ…大掃除で“発見した”意外なもの5選。なのに夫が隠したカードで大喧嘩!
 これから年末の大掃除をしようとしている方! もしかしたら、見覚えのない謎アイテムやパートナーの隠し事を発見するかもしれ...
えぇ…「長男は4万円ね」義実家の“ヤバすぎ金銭感覚”LINE3つ。金ズルにされてない?
 年末年始やお盆の帰省シーズン。久々の再会を楽しみにしている人がいる一方、頭を抱えがちなのが帰省にかかる「お金問題」です...
しなやかな神の魅力…“にゃんたま”のヒミツはお手入れと恋のパワー♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
ゲッ…私が“老化を実感”した6つの瞬間。「顔が汚れてるよ」ってシミだから!
 アラフォーになると「歳をとったなぁ…」としみじみ感じる瞬間があるでしょう。 今回はそんな“老化を実感した話”をご紹介!...