ミニチュア感がたまらない! “手乗りブーケ”で開運&花生活

斑目茂美 開運花師
更新日:2020-05-27 06:00
投稿日:2020-05-27 06:00

タイニーブーケって何?

 タイニーブーケとは、見た目はまるでお花屋さんの店頭で売っているようなブーケだけれども、よく見るとサイズはミニマム。てのひらに乗せられるほどの可愛らしいサイズでありながら多種の花やグリーンをまとめられたキュートなブーケは、まさに「小さな世界」。国内外のフローリストの間で、去年の夏あたりから「#tinybouquet」のタグ付けで次々と作品が発表されておりました。

 確かに花のスペシャリストが作り出すタイニーブーケは、そりゃあ素敵ではござんすが、この楽しい「タイニーブーケ作り」はなにもフローリストのみに許された特権ではございません。ええ、アナタにも……いえむしろアナタにこそ楽しんでいただきたい新しい花の世界なのでございます。

猫店長「さぶ」のパトロールエリアに生えている植物で作ったブーケ
猫店長「さぶ」のパトロールエリアに生えている植物で作ったブーケ

 お散歩をしていて気がつかれた方も多いとは存じますが、初夏にあたるこの季節、道を歩いているだけでも「おや?」と思うような雑草とも呼べない、可愛らしいお花やきれいな色のグリーンが路傍には豊富に生えております。

 また、お庭やガーデニングに植えていたパンジーやビオラなどの春植物を、夏の植物に切り替えるのも今のこの時期。処分してしまう前に、あるいは剪定した枝や葉、そして、お散歩途中で摘んだ路傍の花や葉などをつかったタイニーブーケというのも、ビックリするくらい可愛らしいのでございます。

 写真は、道路の街路樹の植え込みに生えていた花と、やたら伸びてしまったグリーンや花を剪定したものでお作りしたものでございます。

タイニーブーケの楽しみ方は無限大

小さくても存在感たっぷり
小さくても存在感たっぷり

 手のひらに乗せられるくらいのブーケでありながら、どんな器や雑貨とも相性が良く、どんなシーンでもマッチするその可能性は無限大! フレッシュフラワーのみならず、ドライフラワーやアーティフィシャルフラワー(造花のこと)でもOK。楽しみ方に決まりなんてないのでございます。

 例えば水に入れずにバックにつけてみたり、天井から吊るしてみたり……。最初はフレッシュで楽しんで、ゆくゆくは壁につるしてドライフラワーにしてみたり、ハーブリーフで束ねたハーブタイニーブーケの「香り」は、正気(せいき)ばかりか香りで良い気をお部屋に取り込めます。また、前述の通りタイニーブーケはどんなシーンでもどんな雑貨ともマッチング。

 お気入りの雑貨や食器だけでなく、空になったジャムのビンや薬のビン、不要になったお皿やグラスも再登場していただきましょう!

あることも忘れていたグラスを使ってみた
あることも忘れていたグラスを使ってみた

 アナタのお家の中にある「使わないもの」や「不要なもの」は、どうやら運気を滞らせる「厄」になってしまうとも申します。処分するのもチョット……というものがあれば、タイニーブーケとマッチングさせてみてはいかが?

 その模様がこちら。処分するはずのグラスとのマッチングで、またグラスに命が吹き込まれたのでございます。

いざ! タイニーブーケに挑戦!

ビギナーはあまり欲張らない少ない量で試してみて
ビギナーはあまり欲張らない少ない量で試してみて

 タイニーブーケ作りに難しいことはございません。ポイントは2つ。

1. 花や葉は多種であること
2. ブーケは「握る」のではなく指で「つまむ」こと

 できれば花だけでなく葉も組み合わせた方がつくりやすく、可愛らしい。想像をかきたてる「小世界」を構築しやすいのが特徴でございます。また、作るときに花材を「つまむ」程度の量で十分。

 手のひらに乗る程度に仕上げたいのなら、つまめるくらいの量が適量でございます。束ねたら、輪ゴムでも構いませんが、ここはオシャレに麻ヒモや細いリボンなどで仕上げても良いですわよ。

 どうです? アナタ独りで楽しむのは勿体ない気がしてきませんか? できあがったタイニーブーケを手のひらに乗せてSNSにあげても楽しい。どんなシーンにも似合うタイニーブーケ、ぜひお試しあれ!

斑目茂美
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開運花師
半導体エンジニアを経て花業界に転身。イベント・ホテルなどの装飾も手がける生花店を営む傍ら、コンテストで優勝・入賞を重ね、雑誌・新聞等に作品を発表する。神奈川各所にて花教室を開催。障害者支援も花で実践。悩ましくも素敵なお客様を「花」で幸せへと導く道先案内人。ブサかわ猫店長「さぶ」ともに奮闘中。Facebookやってます。

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