筆者は官能作家になる前、10年間六本木のクラブのママをしていましたが、その際「フェラチオが上手な女性を、男は離さない」という印象的な声が多かったのです。
あくまでも酒席の話ですが、官能小説におけるフェラチオシーンも併せて、「口唇愛撫(フェラチオ)」の重要ポイントをお伝えしたいと思います。
1. フェラチオ中はアイコンタクトも意識して
「フェラの際、見つめられると興奮する」という男性は少なくありません。
しかし、多くの女性が「視線を絡める」行為をあと回しにしています。
もちろん、様々な理由があるでしょう。
ペニスを咥えながら見つめあうのが恥ずかしいと目を伏せる女性もいるでしょうし、行為中は目をつむったほうが気持ちいいというかたもいらっしゃるはず。
または、フェラチオをしながら視線を合わせようとすると、姿勢によっては首の後ろに痛みが走るという声を聞いたこともあります。そして、ペニスを頬張ったまま歪んだ顔を見られることは絶対にイヤと言う女心も理解できます。
しかし、その羞恥や苦痛を少しだけ我慢して、視線を絡めてみてほしいのです。視線を絡めあうことで互いの興奮が増し、その後に待っているセックスがより情熱的になること請け合いです。
2. 陰嚢も優しく揉みしだいて
フェラチオの際は、「陰嚢を刺激してあげること」もおススメです。
肉棒を頬張りながら、手のひらで優しく握った陰嚢をお手玉のようにやわやわと揉みこねてあげると、男性の快楽がいちだんと増すのは筆者の経験からも明白です。
ただ、陰嚢は大切な睾丸がおさまったデリケートな器官。
あくまでも優しく扱うことが鉄則です。勃起を舐めしゃぶる際に垂れ落ちた唾液を潤滑油代わりに、なめらかに刺激してあげましょう。
どの程度の力加減がいいか分からない際は、彼に「これくらいの強さがいい?」と訊いてもいいと思います。さらに刺激が欲しい彼なら「もっと強くてもいいかな」と言ってくれるでしょうし、逆の場合は「もっと優しいほうが感じるよ」と教えてくれるはずです。
いずれにせよ、女性には無い器官ですから、パートナーの男性の好みに寄り添いながら、丁寧に愛でてあげて下さいね。
3. 「咥える体位」も意識する
フェラチオと言っても、様々な体位がありますよね。
私が官能小説に書くだけでも、「仁王立ちした彼の前にひざまずき、真正面から」「ベッドに仰向けになった彼の脚の間に這いつくばった状態で」「仰向けになった彼を真横から」など様々です。
これらは私自身もしっかり試しています。
また、鏡を置いて自分のフェラ顔が見えるように、などいくつかのパターンを用意しています。
「昼は淑女のように、夜は娼婦のように」との言葉は決して大げさではなく、ペニスを咥えることなど想像できない女性が、自分の勃起を情熱的にしゃぶってくれる――男にとってこれほど興奮することはありません。
セックスの前戯としてのフェラチオで男を骨抜きにして欲情を高め、挿入へと突入しましょう。
ちなみに、彼を仰向けにした状態でのフェラの際は、乳房や股間を彼の太ももにこすりつけるのもベスト。落ちかかる髪で内ももをサワサワされると心地いいとの意見もありました。
また、ペニスを頬張ったまま、腕を伸ばしてわき腹を撫でたり、乳首を摘まんであげると興奮に拍車がかかる殿方も多いです。
筆者自身も「不意打ち」「ギャップ」「予想外の行為」を念頭に、パートナーの反応を観察しながら「今までで一番気持ちいい」と思ってもらえるフェラチオを堪能してもらうよう努めています。
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以上3つをお伝えしましたが、ご自身で「これならできそう」と思うことからトライしてみて下さいね。
次回も、女性官能作家ならではのフェラチオの技をお伝えします。
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