彼って本当に運命の人なの? 将来を迷った時に考えたいこと

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-02-08 11:48
投稿日:2021-02-04 06:00
 運命の人って、存在するのでしょうか? 筆者も「この人こそ運命の人!」と思って結婚したものの、あえなく離婚。もしかして、まだ運命の人に出会えていないだけ——?
 このマンガの主人公・リコちゃんも、お付き合いしていた彼氏との価値観の違いが徐々に浮き彫りに。彼は運命じゃないのかな……。そんな中、友人に誘われてBBQ会に参加したのですが……。

運命の人なんていない。自分の手で運命の人にしていく

 結論から言うと、私は「運命の人なんていない」と思っています。結婚後にもっといい人が現れた……なんてやっていてもキリがないし、理想のパートナーが今後現れる保証もありません。

 そもそも長所と短所は表裏一体なわけですから、完璧な人間なんていないんですよね。どんなに条件の良いパートナーでも、どこかしら妥協をする必要があります。

 結婚に最も必要なことのひとつに、「覚悟」があると思っています。何があってもこの人と添い遂げる。私がこの人のことを、運命の人にする。そういう覚悟です。もちろん実際には未来に何が起こるかなんてわかりません。それでも覚悟さえあれば、どうすれば目の前の問題を解決できるかを考えようとしますよね。

 離婚を回避するためにあらゆる手を尽くして、それでもダメだった場合は仕方がない。でも、覚悟なく結婚をした場合、問題が出てきたらその時点で諦め、離婚につながってしまうかもしれません。あるいは問題から目を背け、惰性と不満ばかりの夫婦生活を一生続けていくことになります。

 離婚経験があったり年齢を重ねたりすると、理想だけがどんどん高くなり頭でっかちになってしまいがちです。だからこそ「この人は私を幸せにしてくれるのかな?」という待ちの姿勢ではなく、「私がこの人を幸せにしたい!」という能動的な視点でパートナー選びを考えてみてはいかがでしょうか。

登場人物紹介

リコ
離婚から立ち直りたいアラサー。離婚した自分にまっすぐな想いを伝えてくれた同僚の柏原さんに、閉ざした心を開いてみようかなと決意し付き合ってみることに!でも、たまにモヤモヤする部分とか不満もあって……あとやっぱり、顔がタイプの人ってどうしても惹かれちゃうよねぇ……

ノラ
リコの高校時代からの友人。職場の求人にリコを推薦し、同じ社内の別部署で働いている。リコと柏原がうまくいくかとても不安。というよりもうまくいかないのでは……と思っている。

シンちゃん
リコとノラの高校時代からの友人。2年前に離婚し、現在はフリーランスとして働きながら娘を育てている。バーベキューしたいという娘の要望に応え、息抜きも兼ねて心許せる仲間を誘ってみましたー。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ラブ 新着一覧


“レス夫は同居人”と割り切る40代主婦の告白「まさか女性に惹かれるなんて…」#1
 近年、LGBTが当然のように謳われている。自身の性の自認をためらうことなくオープンにできる時代となった。そんな中、初め...
蒼井凜花 2024-11-15 06:00 ラブ
夫婦喧嘩の“テッパン仲直りワード”6選。「ごめん」が言い出せない時、あるよね
 夫婦喧嘩が長引くのはストレスですよね。とはいえ、気が知れた家族だからこそ「ごめん」の一言を言うのが難しい場合もあるもの...
恋バナ調査隊 2024-11-15 06:00 ラブ
痛い目に遭わない「担当ホスト」4つの見つけ方。ホストクラブ乱立、近年急増する意外な展開も…
 ホストクラブ乱立のため、ホストの人数も増えています。そうなると、指名ホストを選ぶ側の女性も「どの店の誰にしよう?」とか...
内藤みか 2024-11-14 06:00 ラブ
「マチアプ疲れ」7つの原因。優しい女性ほどドツボに…場合によっては休憩も必要
「恋愛したい」「結婚したい」と思い、出会いを求めてマチアプを利用している人は多いでしょう。  でも“マチアプ疲れ”を感...
恋バナ調査隊 2024-11-14 06:00 ラブ
女が彼氏を家に呼びたくない4つの理由と無難な断り方。その悩み、あなただけじゃないよ
 誰よりも大好きで大切な彼氏。でも「どんなに好きでも、自分の家には呼びたくない!」と彼氏が自宅に来るのに嫌悪感を抱いてし...
恋バナ調査隊 2024-11-12 06:00 ラブ
新婚旅行、あなたは行く派or行かない派? 両サイドの意見を聞いてみた
 夫婦になった2人の最初の思い出づくりの場、新婚旅行。「新婚旅行は絶対行かなきゃ!」と張り切る夫婦もいる一方で「新婚旅行...
恋バナ調査隊 2024-11-11 06:00 ラブ
ウチの夫ができないこと6選。妻の不満爆発! いい年してそんなこともできないの?
 あなたの夫ができないことはなんですか? 今回は“うちの夫ができないこと”をテーマに、妻たちが抱える不満をご紹介します。...
恋バナ調査隊 2024-11-10 06:00 ラブ
《やっぱりそうなるか》3児の母・菊川怜が離婚…結婚生活がうまくいかない男の特徴は?
 女優の菊川怜(46)が6日、自身のインスタグラムを更新。2017年4月に結婚した実業家の穐田(あきた)誉輝氏(55)と...
「笑ってくれなくても妻が好き」事実婚を解消できない人見知り男の悲哀
「冷酷と激情のあいだvol.220〜女性編〜」では、事実婚の夫であるトシカズさん(46歳・仮名)が、家のことについて毎回...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
事実婚夫の「やらされてる」感アピが許せない! 46歳女は“完全無視”作戦も視野に
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-11-09 06:00 ラブ
マッチングアプリのデートを早く切り上げたい! 違和感→自然と撤収するマル秘テク
 マッチングアプリでやりとりをしてなんとかデートに漕ぎ着けたものの、いざ会ってみると「なんか思っていた人と違う…」「さっ...
恋バナ調査隊 2024-11-09 06:00 ラブ
「ちゃんと愛してもらえた?」シャワー禁止のミッションで芽生えたある感情 #3
 真理子さん(仮名・32歳ホステス/独身)は、現在不倫中。お相手はクラブのお客様である亮平さん(仮名・45歳建築会社社長...
蒼井凜花 2024-11-08 06:00 ラブ
婚活女性の問題7選。結婚したいのに気持ちが追いつかない原因はなに?
 結婚したくて婚活しているものの、なかなか「好き」という感情が湧かず苦戦している女性は少なくないようです。なぜ気持ちが追...
恋バナ調査隊 2024-11-08 06:00 ラブ
マチアプの“写真詐欺男”にダマされない防衛術。経験者たち考案の初デート「秘技」が使える
 マッチングアプリなど知り合って初めて待ち合わせする際に、多くの人が心配するのが「写真詐欺」でしょう。  会ってみ...
内藤みか 2024-11-07 06:00 ラブ
女が元カレにムショーに連絡したくなる7つの瞬間。復縁するつもりはないけれど…
 元カレに未練があり「復縁したい」と思っていたら、連絡したくなるのは自然ですよね。でも、復縁するつもりがなくても元カレに...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ
ただただ困るサプライズポロポーズ5つの悲劇。100年の恋もスンっ!
 大好きな彼からプロポーズされたら、天にも昇る心地になりますよね。でもその一方で「彼のサプライズプロポーズが酷すぎて、た...
恋バナ調査隊 2024-11-07 06:00 ラブ