趣味や好きなことを仕事に! SNSでチャンスをつかむ方法とは

内藤みか 作家
更新日:2021-03-11 06:11
投稿日:2021-03-11 06:01
 最近は「ネットやSNSで仕事を見つけたい」という人がとても増えました。特に、自分の趣味や好きなことを仕事に繋げられたらと考えている人が多いようです。実際にSNSでチャンスを捕まえた人は、どのような工夫をしているのでしょうか。

ネットで仕事につながるきっかけとは?

 この記事を書いている私自身も、ネットで仕事を得たことが何度もあります。ブログで勝手に「イケメン評論家」と名乗っていたら、イケメンについてのコメント依頼が何件もやってきたのです。その時学んだのは、自分が得意なことをどんどん前面に出して、発信していくことが大切なのだということでした。

 いまだにフォロワー数やいいね数を気にする人がいますが、本当に大切なのは、多さではなく、オリジナリティーなのです。実際、私のブログもアクセスランキングの上位ではありませんでした。けれど「イケメン評論家」で検索して見つけてくれる人が大勢いたのです。当時、日本でそんな肩書きを自称していたのは私だけだったので依頼が到来したのです。

専用のアカウントを作る

 とはいえいきなり何かの評論家になる、というのも、マニアックな知識がないと難しいと思うので、無理は禁物です。名乗っても専門知識がなかったら、何を発信したらいいのかわからず戸惑ってしまうだろうからです。

 見事にお仕事につなげている人は、お仕事専用、もしくは趣味専用のアカウントを作ってそこから発信をしています。そうすると私生活と仕事(趣味)とをしっかり分けることができるからです。そしてそのアカウントでしっかりと実績や作品をアナウンスしていくのです。SNS自体が仕事の経歴やポートフォリオ代わりになるし、アカウントを訪れた人にもどんなことをしている人かがすぐ分かってもらいやすくなります。

自分からフォローしていく

 また、多くの人に発信を知ってもらうためには、フォロワーが多いほうがもちろんトクです。けれど、フォロワーが多くなくても、拡散されることによって大勢の人に知ってもらうこともできます。ですが拡散は自分からお願いして実現されるのではなく、誰かの心に響く発信をするからこそ広がっていくものです。

 ではどのようにして知ってもらいやすくなるかというと、それは横のつながりにあると思います。専用アカウントを作ったら、その専用アカウントに合った専門分野の方々を、自分からフォローしていき、自分の存在を知ってもらい、仲間の輪を増やすのです。仕事につなげる人のなかには、フォローされるのを待つだけではなく、みずからフォローをするというアクションを起こす人が少なくないのです。

ハッシュタグを活用する

 また、発信の際に、ハッシュタグを付けることで、自分の発信を見つけてもらう工夫をしている人も、多くの人に見つけてもらいやすくなり、仕事を得る機会を増やすことができています。ハッシュタグはなぜ有効かというと、仕事を依頼したいと考えている発注側の人たちも、ハッシュタグで探していることが多いからなのです。

 ハッシュタグはSNSによっては複数つけることができます。関連あるハッシュタグをいくつか付けることで、それをきっかけに発信を読んでもらえる確率も高まります。このようにして見つけてもらいやすくなることで、SNSでの活動の幅もかなり広がっていくのです。

 また、SNSで仕事の依頼が来たという人の多くは、ほぼ毎日なんらかの発信を続けています。1ヶ月以上何も投稿されていないようなアカウントだと、果たして活動しているかどうか不安になってしまいますが、毎日投稿されていたら、安心してお仕事を打診することができます。アカウントをマメに使いこなせば、チャンスは何倍にも広がることでしょう。

内藤みか
記事一覧
作家
著書80冊以上。大学時代に作家デビューし、一貫して年下男性との恋愛小説を書き綴る。ケータイ小説でも話題に。近年は電子媒体を中心に活動。著書に「あなたに抱かれたいだけなのに」など。イケメン評論家として、ホストや出張ホストなどにも詳しい。
XInstagram

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


「とめ子って可愛い」時代錯誤と笑われた名前が“レトロブーム”で大逆転。28歳女性が気づいた“流行”の儚さ
 キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって異なる名前の傾向。名前が社会的ラベルになる現代では、名前を見ただけで性格...
【表現クイズ】江戸時代の“生理用品”、別名は「猿、馬、狐」どれでしょう(難易度★★★★★☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
パワハラで限界…「帰ってきなさい」母の一言に救われた。永久保存したい感動LINE3選
 表情や声のトーンが分からないLINEでも、気持ちは伝わるもの。あなたが何気なく送ったLINEも、誰かに保存されているか...
もはや付録が本体では??「美ST」1月号の“現品リップ+糸リフト級マスク”で元が取れすぎる。
 今月も美STがすごい。2026年1月号特別版を買ってみました。特別版は1,150円ですが「定価1,540円の現品リップ...
スナックの良し悪しは「ポテトサラダ」で決まる? ホステスが確信する“自分に合う”お店選びの極意
 自分に合うスナック、ぜひ大人のみなさんには見つけていただきたい!  ただやっぱり好みは人それぞれなので、なかな...
5歳児がHIPHOPで“国会”を学べるなんて! 庶民の私が娘を「知育教室」に通わせたワケ
「みーちゃんも試験うけて高級なおりこうさん学校いくよ」――保育園年長の娘が突然の“お受験宣言”。庶民的な家庭に生まれ、高...
イカ耳で警戒中! まあるい尻尾の“にゃんたま”先生、相変わらずキュートだね♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
中年よ、大掃除はお早めに! 冷蔵庫掃除に悪戦苦闘…おばさんが陥った“経年劣化”によるワナ
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
私の子どもは見えてないの? 写真がない孫の存在…義母の“愛情の序列”を思い知った母の決意
 幸せなはずの結婚生活に影を落とす、姑との問題。令和の時代でも根強く残る嫁姑トラブルに直面したケースをご紹介します。
「ぴかるです」と言うたび笑われた…偏見だらけの社会でも“自分の名前”で生きる。22歳大学生の決意
 キラキラネーム、シワシワネームなど年代によって“名前”の傾向が異なります。名前が“社会的ラベル”になる現代では、名前を...
「プレゼント渡さないで」って知らんがな!ママ友クリスマスでの最悪エピ4つ。ミスるとぼっち確定?
 クリスマスまであと一カ月。これからママ友とクリスマスイベントをする予定がある方は、トラブル回避のために必見! 今回は、...
美少年から国宝級“にゃんたま”まで!もふもふ9連発は「可愛い奇跡」がいっぱい♡
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 2025年10月にご紹介したもふもふ・カワイイ・ちょっとはずか...
神様ありがとう…!ふわふわ“にゃんたま”が可愛すぎて感謝するレベル。猫は人類を癒す
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
【動物&飼い主ほっこり漫画】第107回「復活のアフロ!」
【連載第107回】  ベストセラー『ねことじいちゃん』の作者が描く話題作が、「コクハク」に登場! 「しっぽの...
【漢字探し】「橋(キョウ)」の中に隠れた一文字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...