俳優の伊藤健太郎(23)が、3月25日に不起訴処分となった。伊藤は昨年10月28日に起こしたひき逃げ事故により翌29日に逮捕。「今日から俺は!」など映画6作、テレビドラマ8作への出演などで一躍人気を高めた気鋭の俳優が起こした事故とあって、世間を驚かせた。
今回の一件でキャンセルとなった仕事については、“億単位の損害賠償”が発生するとも報じられている。それでも伊藤は「絶対に引退しない」と決意表明しているという週刊誌報道もあるが、はたして、不起訴だったからといって以前のように俳優業に復帰できるのか。
というのも、過去に交通トラブルを起こした芸能人たちは、いずれもその後“いばらの道”を歩み続けているからだ。
元モーニング娘。の吉澤ひとみ(35)も、いばらの道を歩む1人だ。18年9月にひき逃げ事故を起こした吉澤は、捜査で酒気帯び運転だったことが判明。同年11月に執行猶予付き有罪判決が下った1年後の19年11月には、スポーツジムのトレーナーとして働いていることが報じられるなど社会復帰は果たしたようだが、芸能界への返り咲きは難しそうだ。
17年には、お笑いコンビ「インパルス」の堤下敦(43)が2回にわたって交通トラブルを起こした。1度目は、睡眠薬使用のため正常な運転が困難な状況で路肩に停止した車の中で発見。2度目は、車を運転中にゴミ収集車に追突し、収集車の男性2人が頸椎捻挫を負った。堤下もやはり、現在メディアでほとんど姿を見ない。
お笑いコンビ「NON STYLE」の井上裕介(41)によるひき逃げ事故も世間を騒がせた。16年12月、井上は車を運転中にタクシーに追突するも、「何かに触れたような感触」を覚えつつその場から逃走。このため、ひき逃げとして書類送検され、不起訴処分となった。事故以前は「ブサイクさ」を生かした「心のイケメン」キャラで人気を博していたが、その後は失速してしまっている。
こうして、交通トラブルで人生が激変してしまった芸能人たちの例を見ると、飛ぶ鳥を落とす勢いだった伊藤にもまた、険しい“いばらの道”が待ち受けているのは必至。人気芸能人と言えども一寸先は闇なのである。
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