イケメン俳優にあるまじき“愚痴LINE”
――アクシデントを乗り越えて、無事セックスを終え、その後はどのような付き合いになりました?
「はい……月に二回ほどエッチする仲になりました。ラブホテルは、相変わらずいつもの激安ホテルですが、以前よりも私を労わってくれるエッチをしてくれて……。
彼が『俺たち、十代のひりひりするような恋愛をしているな』って言ってくれて……バカですが、私もその言葉にうなずいていました。で、夜23時のLINEも習慣になりました。一言でも、『おやすみ、チュッ』ってメールが来ると、嬉しいものですね」
――いい方向に進んできたんですね。
「……ただ、定期的にエッチをする仲になってから、彼は少しずつ、心の奥底に隠し持っていた一面をさらすようになったんです。それはイケメン俳優とは言い難いものでした」
――具体的にどのようなことでしょうか?
「例えば、仕事への愚痴です。『もっと自分は評価されていいはずなのに』とか『今日の撮影では、新人S(人気俳優)と一緒だったんだけど、アイツばかり持てはやされて、気分悪かった』とか『タキシードを着ての撮影だったんだけど、誰も俺のことをカッコいいと言ってくれなかった』とか、そのような内容です。
以前も話したように、後輩俳優と相部屋との理由で、LINE電話はNGで、メールのみのやりとりですが、『今、チューハイ吞みながらメールしてるよ』という時もあったので、酔ってうっぷんが出たんでしょうね。
そんな愚痴や不満をぶつけられるたび、私は『私はOさんが一番、素敵だと思うよ』とか、『今以上に売れるチャンスが必ず来るから、大丈夫!』とか、なんの根拠もなく応援の言葉を送っていました。そう言うしかなかったんです。彼ももう36歳。
世間では、『イケメンだけど売れない俳優』の認識はまだまだ拭いきれないポジションですから……でも、彼が芸能界で少しでも活躍できればいいなと、応援する気持ちに偽りはありませんでした」
彼とキスをする女優への激しい嫉妬
――芸能界は厳しいですからね。
「はい……実は私が大きく心揺さぶられたときがあったんです。
あるVシネマで、グラドル出身の女優とOさんのキスシーンがあって……。私、カーッとなりましたね。演技と分かっていても『やだ、見たくない!』って……でも、見ちゃったんです……いつも私を抱きしめてくれる大きな手が、女優の背中を抱きしめ、長い髪を撫でつけて……あまりの嫉妬に、私……気づいたら泣いていました。
あの温かなキスの味を知っているのは私だけであってほしい……あの腕に抱きしめられるのは、アンタじゃないって……自分でも嫌になるくらい、心の中で毒づいていました」
――俳優の彼女の悩み……おつらいですね。
「はい……自分でも制御できないくらい、心が大いに乱れました。心臓がバクバク高鳴って……彼に会うまでの一週間は何も食べられず、4キロも痩せてしまったんです。
こんな悲しい思いをするなら、セックスの痛みなんてどうってことない……体の痛みより精神の痛みのほうがどれだけ自分にダメージがあるか、よくわかりました」
――続けてください
「だから次、彼に会った時は思いっきり尽くしましたよ。ホテルに入ってドアを閉めるなり、自らひざまずいて、フェラチオをしたんです。彼は驚いていましたが、徐々に硬くなっていくペニスに安堵と興奮が入り混じり、フル勃起させたんです。
そして、タイトスカートをまくりあげパンティをおろして、『このまま、ハメて』と、壁に手をつきヒップをせりあげました。彼は戸惑いつつも、『R子ちゃん……どうしたの?』と訊いてきたんです。『いいから、早く』と告げると、『すごい濡れてる……いつも以上に濡れて……どうしたんだ?』って。そう言いながらも、ペニスがズブズブッ……と叩きこまれました。
私も尻を振りたて、彼のモノを奥の奥まで受け入れました。あの女優には負けたくないと、女優さんからすれば逆恨みのような理由で、積極的に淫乱になっていましたね。彼の周囲には若くて美しい女優やタレントでいっぱいいる。
でも、彼を気持ちよくさせられるのは私しかいないと、前にも増して強く思ったんです」
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