無理して損してない?“強がり女子”の特徴&克服する3つの方法

コクハク編集部
更新日:2021-05-16 06:00
投稿日:2021-05-16 06:00
 本当は大丈夫ではないのに、いつも「大丈夫!」と言ってしまう“強がり女子”。そんな彼女を見て、周囲の人は「1人でも生きていけそう」なんて思ってしまいますが、本当は弱い部分を見せられず、人に甘えられないだけかもしれません。そこで今回は、そんな強がり女子の特徴や、克服する方法をご紹介します。

本当は甘えたい…強がり女子の3つの特徴

 まずは、どんな特徴の女性が“強がり女子”なのかをチェックしてみましょう! 自分に当てはまるかチェックしてみてくださいね!

1. 勝ち負けで物事を捉えている

 強がり女子は、人に弱い一面を見せることを「負け」だと感じています。その原因には、幼い頃に競争主義で育てられていた背景や、過去に人に頼って裏切られたトラウマなどが関係しているかもしれません。

 恥ずかしい、プライドが傷つく、怖い、嫌われそうなど、「弱みを見せること=悪いこと」だと捉えているため、本当は辛くても、つい条件反射のように「大丈夫!」と言ってしまうのです。

2. プライドが高く、常に人より優位でいたい

 強がり女子は、人を頼らず、何でも1人で乗り越えてきたからこそ、自分に自信を持っています。どんどん強くなっていくことでプライドも高くなり、常に人より優位でいないと不安になってしまう人も少なくありません。

 恋愛においてはプライドが邪魔して、男性にも完璧を求めてしまい、自分よりもできない人を下に見てしまいがちです。

3. 辛く苦しい感情を押さえ込んでいる

 常に強くなければいけないと思い込んでいる強がり女子ですが、1人では無理、辛い、苦しい、助けて欲しいという感情が湧いてくることもあります。でも、そんな感情が湧いたところで「人に見せることは恥!」と思ってしまうため、結局、無理に自分の感情を押さえ込んでしまうのです。

 口では「大丈夫!」と言いながらも、心の底では「辛いことを察して……!」と真逆のことを考えている場合も。しかしこれでは周囲も助けることができませんし、本人も辛くなってしまうでしょう。

強がり女子のままだと「損」をするかも…

 強がり女子のままで生きていくと、以下のような「損」をしてしまうことがあるかもしれません。

「1人でも生きていける女性」と思われ、助けてもらえなくなる

「大丈夫?」と聞かれた時に、いつでも「大丈夫!」と答えていると、「この人は1人でも生きていけるんだろうな」と思われてしまうでしょう。そして、そのうち周囲の人は「大丈夫?」とさえ、聞かなくなってしまうかもしれません。

 強がり女子は無理をして自分を偽っている状態なのに、そのまま周囲の認識に合わせて無理をし続けなくてはいけなくなってしまう……という悪循環に陥ってしまいます。

失敗に対する耐性がなくなる

 自分の弱音を隠し続けて生きていると、失敗することを弱さのひとつとして過剰に恐れるようになります。そうすると、より完璧主義になっていき、自分や周囲を許せなくなって、さらに無理をすることに……。

 また、小さな失敗をしてしまった時になかなか気持ちを切り替えられないなど、失敗を乗り越える力がどんどん弱くなってしまうかもしれません。

我慢しなくて大丈夫! 強がりを克服する方法3つ

 もし、強がりな部分を克服したいと思ったら、ぜひ、次のことを試してみてくださいね。きっと、もっと生きることが楽しく楽になるかもしれませんよ。

1. まずは1人、頼れる人を見つけて甘えてみる

 まずは、あなたが心から信頼できる人を見つけてみましょう。それは、恋人でも先生でも友達でも同僚でも上司でもOKです。そして「この人になら頼れるかも」と感じたら、小さなことでいいので、勇気を出して甘えてみてください。

 たとえば、「眠い?」と聞かれた時、「大丈夫!」ではなく素直に「眠い」と伝えること。きっと相手は、そんなあなたを見下したり、否定したりしないはずです。このように、少しずつ甘える練習をしてみてくださいね。

2. ノートに自分の本音を書いて感情を認める練習をする

 強がり女子は、弱い部分やできない部分を認めることが苦手です。人に弱さを見せることにハードルが高いと感じるなら、まずは自分の弱い感情を自分で認める練習をするのが良いでしょう。

 ノートやスマホのメモ機能などに、「本当は助けてほしい」「もう限界」と、自分の本音を書き出してみてください。そして、それを否定せずに「本当はきつくて助けてもらいたいんだね」と、自分の感情を認めるのです。少しずつでも続けていけば、感情を押さえ込む癖が減っていくはずですよ。

3. 本当の自分はどうしたいのか問いかける

 常に強がっている“強がり女子”は、本当の自分を偽って無理をしている状態です。そこで、1日の終わりに「今日強がってしまった場面はあったか?」「その時、誰のどんな反応を恐れて強がったのか?」「本当の自分はどうしたかったのか?」と問いかけてみましょう。

「相手がこうだから」ではなく「自分はどうしたかったのか」を基準にする練習をすることで、だんだん強がっている自覚が湧いてきて、「本心で生きたい!」という前向きな気持ちにつながるかもしれません。

強がり女子は「本当の自分」を認めることからはじめてみて

 無理して強がっている状態が続くと、いつかどこかで反動がくるもの。自分を押さえているつもりでも弱音や本音は確かにそこにあって、蓄積し続けていくからです。心や体が辛くなってしまう前に、ぜひ「本当の自分」を認めてあげてみてはいかがでしょうか。

 きっと、もっと楽に生きられる毎日がやってくるかもしれませんよ♡

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

ライフスタイル 新着一覧


【女偏漢字探し】「唱」の中に紛れ込んだ漢字は?(難易度★★☆☆☆)
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「校閲婦人と学ぶ!意外と知らない女ことば」では、女性...
友達、同僚、彼氏…重い話LINEの角の立たない返し方3選。会話できない時間を狙い、着信履歴を残す!
 友達や同僚、彼氏など、身近な人から重い話をされたとき、大抵は「力になってあげたい」と思うはず。  でも時間がなかった...
共学なんてバカじゃないの! 暴走するお受験妻が「娘の反抗」でようやく気付けたこと
 横浜に暮らす経営者の妻の愛子。小学生の長女・美愛と横浜山手御三家と呼ばれる女子校に狙いを定めて、中学受験に臨んでいる。...
東京の「Fラン大学」を出たママの誇り。お受験戦争の渦中、優秀な娘に人生を重ねる傲慢な願い
 横浜に暮らす経営者の妻の愛子。長女の美愛はまだまだ甘えん坊の小学生。横浜山手御三家と呼ばれるお嬢様女子校に狙いを定めて...
娘の名門合格を喜べない…男に依存してきた妻が「女子校進学」を強いる理由
 冬の突き刺すような西日が差すリビングに、不安げなマウスの音が響いた。  時計の秒針が12を指したことだけを確認し...
ウェブ連載なのにやり取りはイエデン? 64歳、超アナログおじさんの「何やら新しい現象」
 コミックや書籍など数々の表紙デザインを手がけてきた元・装丁デザイナーの山口明さん(64)。多忙な現役時代を経て、56歳...
アルハラ回避! スナック嬢が実践する「酔わない飲み方」3つ。お酒嫌いは「あの飲み物」を垂らしてみて
 みなさんはお酒好きですか?もちろん種類によって好き嫌いがありますよね。実は私、水割りと呼ばれるものが苦手です。焼酎でも...
育休明けのフルタイム復帰、育児家事と両立できるか不安…。キャパオーバーの悲劇を回避する3つの方法
 育休明け、いざ職場にフルタイム復帰することになった時、ママたちの脳裏にはさまざまな不安が押し寄せますよね。子供のことや...
職場バレンタインのトホホなエピソード6選。今年はどうなる? あげても地獄、あげなくても地獄だよ…
 もうすぐ恋する女性の一大イベント、バレンタイン! 好きな男性や彼氏にどんなチョコレートを渡そうか、今からソワソワな女性...
また値上がり!? 40代主婦が物価高を痛感した瞬間と節約サバイバル術4選。買い物は私一人で行きますよ
 続く物価高で、家計のやりくりを頑張っている主婦は多いはず。それでも追いつかないくらいに、物価高の実感は日々高まるばかり...
ねこプロレス第2弾! 挑戦者の尊すぎる“たまたま”ぽろりに延長戦希望
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
春と幸運を呼ぶ「球根付き切花」を長持ちさせる意外な注意点。あー、見るだけでワクワクが止まらない!
 立春を迎え暦の上でも春。猫店長「さぶ」率いる我がお花屋の立地は神奈川の片田舎ですが、1月の終わりごろからど偉いエネルギ...
事例ありき? お役所仕事だな。街路灯ランプをLEDにするだけなのに、なぜかてんやわんや…
 本コラムは、地元の“幽霊商店会”から「相談がある」と言われ、再始動の先導役を担う会長職を拝命することになったバツイチ女...
ホットフラッシュvsニット。“セーター”に恋焦がれる更年期世代から「エアリズムニット」の提案
 女性なら誰でも通る茨の道、更年期。今、まさに更年期障害進行形の小林久乃さんが、自らの身に起きた症状や、40代から始まっ...
誕プレで発覚! 親友と思ってたのは私だけだった…思わず虚無感を抱いた切ないLINE3選
 友達とLINEをしている時に、思わず虚無感を抱いてしまったことはありませんか? 人は、あまりにも自分の気持ちを無視され...
計算されたような曲線美! 塀の上の“たまたま”が放つ怪しい魔力
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...