アラフォー妻の告白 「既婚者合コン」で夫以外の男性に… #1

蒼井凜花 官能作家・コラムニスト
更新日:2024-08-22 17:22
投稿日:2021-05-28 06:00
 男女ともに「個人を尊重した、自由な生き方」が叫ばれる昨今、出会いの場にも「多様性」が浸透しています。その一つが、既婚者合コン。配偶者やパートナーを持つ一方で、仕事や家庭とは別の交友関係を作り、気が合えばさらにその先も……という男女が少なくないのです。

 今回、取材に応じてくれたのはウォーキング講師の人妻・I子さん(42歳・子供なし)。モデルと言ってもいいほど長身スリムなロングヘアのクールビューティで、見事な美脚。しかも、講師をしているせいでトークのスキルはもちろん、笑顔もチャーミングな女性です。

 禁断の「既婚者合コン」の詳細を語ってくださり、その内容は、官能作家である筆者の「人妻合コン・不倫の夜」という小説にも反映させてもらいました。今回は、既婚者合コンの実態をご紹介したいと思います。

40過ぎると気になる「女の賞味期限」

――既婚者合コンに参加された経緯をお聞かせください。

「友人の誘いです。飲み友達の既婚女性と呑みに行った際、酔いの勢いで、私が『ここ一年、夫とはレスで、子供もいないし、この先作る予定もない。このまま枯れていくなんて女として悲しい……』と、つい悩みを吐露したんですね。すると、友人が『既婚者限定の合コンに行かない? 私、常連なの』と誘ってくれて……。

 それまで、既婚者合コンという存在は知らなかったのですが、あとで検索すると、けっこうあることを知りました。

 その知人女性は私より一つ年上の43歳の専業主婦です。ご主人が単身赴任で、小学生の娘さんが一人。昔からお酒が好きで、一人でバーに行くこともしばしばあるという、「ザ・自由人」というタイプです。

 同居するお母様に娘さんの世話を頼み、『大学時代の知人と呑んでくる』という理由で、あちこちで開催される既婚者合コンに参加しているようです」

――なるほど、既婚者合コンの常連女性がきっかけですか?

「はい、四十歳を過ぎると、多くの女性が『若さには勝てない』『トキめきが欲しい』『そもそも、自分は女としてどう見られているんだろう』と、誰もが一度は考えると思うのですが、彼女も私と同じように『女の賞味期限』的なものを感じたと言っていました」

会場から一斉に視線が

――続けてください。

「初参加の合コンは、赤坂のイタリアンレストランを貸し切って男女15名ずつのパーティでした。合コンの種類はいくつかあり、例えば、『三十代の男女のパーティ』『五十代以上限定のシニアパーティ』などの年代別なものから、『オトナ女子好きな年下男性募集』『男性の年収が2000万円以上で、プラチナカード保持者のハイクラスパーティ』など、細分化されています。

 会費も合コンによって違いますね。私たちは『男女ともに四十代以上のパーティ』に行きました」

――どのような感じで催されるのですか?

「まずは受付でネームプレートを渡されます。私は苗字は伏せて『I子・42歳』と書きました。料理はビュッフェ式でお酒も飲み放題。2時間半で5000円です。

 会場に入ったとたん、驚きました。すでに会場入りしていた男女の視線がいっせいに突き刺さったんです。値踏みされている――否応なくそう思いました。

 知人女性には、あらかじめ「I子さんは綺麗だから大丈夫だと思うけど、いつも以上にお洒落してきたほうがいいコトあるわよ』と、意味深なアドバイスを受けたので、ボディラインがはっきり出る淡いピンクのワンピースとハイヒール、ヘアも美容院でセットしてもらいました(笑)。

 知人女性は慣れたもので、一人の男性に向かって「あらあ、この前もお会いしましたよね」なんて、気軽に駆け寄っていきましたよ」

蒼井凜花
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官能作家・コラムニスト
CA、モデル、六本木のクラブママの経歴を持つ異色の官能作家。近著に「CA、モデル、六本木の高級クラブママを経た女流官能作家が教える、いつまでも魅力ある女性の秘密」(WAVE出版)、「女唇の伝言」(講談社文庫)。
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