相模原北公園で雨上がりの紫陽花を愛でる 2021.6.14(月)

コクハク編集部
更新日:2021-06-14 06:00
投稿日:2021-06-14 06:00
 雨は大嫌いだけど紫陽花は好きです。とある日曜日に、紫陽花見物としゃれこんでみました。

知る人ぞ知る名所へGO!

 神奈川県相模原市にある「相模原北公園」は実は隠れた紫陽花の名所。

 なんでも200種類1万株の紫陽花が植えられているのだとか。

「アナベル」にはまだ早い

 一番の見どころは、一面に咲く「アナベル」という白い紫陽花。まあるく咲いたアナベルの群生はさぞ圧巻だろう! とわくわくしながら出かけたのです

 あれ……?

 うん。全然白くない。満開には程遠いな……。

 でも、これはこれでかわいい。柔らかな緑色がちょっとブロッコリーみたいなんて思ったりして。

見ごろは6月下旬

 アナベルは他の紫陽花と比べ開花時期が遅く見ごろは6月下旬なのだそう。リサーチ不足をいかんなく発揮してしまいました。

「アナベル」の花言葉は「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」。わかった。もう少し待ってみるよ!そんでまた来る!

可憐な紫陽花たちの競演

 気を取り直して園内を散策してみます。

ほろよい

 酒好きにうれしい名前を冠した紫陽花を発見。

 確かにほんのりとしたピンク色がそれっぽいですね。日本で育成された品種なのだそうです。この名前をつけた人は、お酒のキレイな飲み方をわかってらっしゃるんじゃなかろうか。

初恋

 これまたかわいい名前。

 言われてみれば、花弁の縁の細かい切れ込みが、制服のプリーツスカートの裾みたい。

 初恋かあ……。初めての彼氏を親友に奪われたんですよね。しかもその二人、結婚して今でも幸せに暮らしてるっていう。私の初恋って……。

ヨシコさんとミツコさん

 女性の名前が付いた紫陽花もありました。

 紫色の花弁に白い縁取りが印象的な「フラウヨシコ」さん。

 大ぶりのピンク花弁が重なり合う「レディミツコ」さん。

 ヨシコさんは貞淑な、ミツコさんは享楽的なイメージがしますね。しかもなんか二人とも熟女っぽい。

 生田緑地ばら苑に行った時も思ったけど、ほんと自分の名前の花があるっていいなあ。

 誰か贈ってくれないものだろうか(2回目)。

実は古参の「ウズアジサイ」

 くるんと丸まった花弁が愛らしいのが「ウズアジサイ」。

 最近よく見かけるな、新しい品種なのかな思っていたら、江戸時代からあるのだとか。おっと、大ベテランじゃないですか! 失礼いたしました。別名「オタフクアジサイ」とも言われているそうです。

おわりに

 気持ちが滅入りがちな梅雨の季節を鮮やかに彩ってくれる紫陽花ですが、実は庭には植えてはいけないという説が……。病院や寺院に植えられていることが多いため「縁起が悪い」とされていたそう。

 また、平成20年には料理に添えられた装飾用の「紫陽花の葉」を食べたことによる食中毒事例が相次いで発生したことも。キレイな花には毒がある……。くれぐれもお気をつけくださいませ。

(編集K)

address:神奈川県相模原市緑区下九沢2368-1

コクハク編集部
記事一覧
コクハクの記事を日々更新するアラサー&アラフォー男女。XInstagram のフォローよろしくお願いします!

関連キーワード

ライフスタイル 新着一覧


人は「趣味が合わない相手」と恋に落ちることがある
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
結婚、出産、身分の違い…仲良かった友達に会いたくないのはダメな感情?
 学生時代を毎日一緒に過ごした親友。でも、年齢を重ねるに連れて「あんなに仲が良かった友達なのに、今ではもう会いたくない」...
かわいい“たまたま”が大集合!夕暮れの集会の議題はなあに?
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
立ち止まっていても時間が進むのなら…
 立ち止まっていても時間が進むのなら、いっそのこと急がなくても良いのかも。  人は人、自分は自分。
「委ねる」は読めるかも? 「委しい、委せる」はなんて読むのかな
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
仕事帰り、ぶつかりおじさんのちかん被害に遭遇!?  私はどう対処すれば…
 先日、電車の中で「ぶつかりおじさん」に遭遇し、周囲に分からないような形で身体を触られました。あの時、自分はどんな対応を...
選ばなかった人生を歩む「もう1人の自分」と話してみたい
 北海道で暮らす、まん丸で真っ白な小さな鳥「シマエナガちゃん」。動物写真家の小原玲さんが撮影した可愛くて凛々しいシマエナ...
魅惑の“たまたま”の横から…モデル!? に立候補した茶トラ君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
“刺身のツマ”じゃございません! 存在感爆上がりの「かすみ草」最新事情
 猫店長「さぶ」率いる我が愛すべきお花屋は、神奈川の片田舎にあります。  大企業の研究所が多数点在しているせいか、他民...
同僚A「昨夜、課長と歩いてました?」同僚B「私も見ました」って…。職場グループLINE公開処刑!!
 グループLINEは、仕事上でもとても便利な連絡ツールですが、時に意地の悪い人がいるのも現実…。  職場での公開処...
ギャラ飲み収入だけで年400万円の貯金達成!元キャバ嬢が浪費しないワケ
 経営者や著名人、人気のインフルエンサーも利用する「ギャラ飲み」なるサービスって知っていますか? 東京都内のみならず、全...
【求む2期生!】頑張るシンママの収入UPをサポート☆応募して豪華プレゼントGET!
 日刊ゲンダイが運営する女性webメディア「コクハク」では、メディア制作に協力してくださる「コクハクリーダーズ第2期生」...
雪解けの水とハミングと。
 雪解けの水がすごい勢いで山からくだってくる。  流れの音に耳をすませば春の訪れを知る。  澄んだ空気を感じ...
ぽかぽか陽気♪ ノスタルジーな小道で見つけた“たまたま”君
「にゃんたま」とは、猫の陰嚢のこと。神の作った最高傑作! 去勢前のもふもふ・カワイイ・ちょっとはずかしな“たまたま”を見...
「立ちんぼ女子」は売春行為や街娼を指すことばではなかった
 知っているようで意外と知らない「ことば」ってたくさんありますよね。「女ことば」では、女性にまつわる漢字や熟語、表現、地...
朝立ち、オマン湖、チンチン!普通の会話なのに下ネタかました的なLINE
 普通に会話しているだけなのに、相手からしたらどう考えても下ネタにしか聞こえない言葉ってありますよね。引きつった相手の表...