猛アプローチの真意は?年上男性の言動に頭を抱える婚活女性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-06-19 05:58
投稿日:2021-06-19 04:45
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人差があります。ひとつの出来事への解釈や目的が、男性と女性では異なる場合もしばしば。男性と女性では、夫婦のあり方への認識が大きく異なる場合も少なくありません。
 魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様分析を得意とする並木まきが、婚活中に出会った男性にしつこくアプローチされている女性の憂慮をお届けします。

婚活4年目、知人の紹介で15歳年上の男性と出会う

 Oさんは、30代後半にさしかかったばかりのスレンダー美女。真剣に結婚相手を探し続けていますが、婚活4年目を迎えても、思うような結果が出ていないとのこと。

「アプリとかパーティーとか、本当にいろんなことを試してきましたね。コロナ禍になってからはリアルに人と会う場が減ったので、アプリでの出会いに力を入れてきました」

 コロナ禍2年目の春。アプリで思うように出会いが進まないと知人に相談したところ、その知人の紹介で出会った15歳年上の男性・Tさんから気に入られ、現在は猛アプローチを受けているとのこと。

写真付きの自分史メール

「とにかくアプローチが激しいんです。相手はバツイチで、すでにお子さんは成人しているので、子育てを終えて金銭的にも余裕があるみたい。経済的な心配がないのはいいなと思って、私も恋人候補として考えていた時期はあったんですけど……」

 出会ってからスムーズに連絡先を交換し、その日から毎日、TさんからのLINEや電話をもらうようになったOさん。「あまりモテたことがないので、正直に言うと、最初は嬉しかったんです」とOさんは言います。

「だけど、なんだか怖いくらいにしつこくて、最近ではちょっと距離を置くようにしているんです……。結婚の話は出ませんけど『僕たちって、付き合えそう?』『付き合ったら、○○に行こうね』などと、交際するのが前提みたいな感じで連絡してくるから、引いてしまって。

 しかも『紹介で知り合ったから、僕の素性を知らないと思うので、早めに安心してもらいたくて』と、自分の半生を要約した昔の写真付きメールまで送ってきました。

 そこまでされると、逆に『なんか怪しい』と思ってしまい、どうしていいのかわからずに困っているところです」

恋愛感情はないけど将来はわからない

 Tさんに対して、今の時点では「恋愛感情は抱いていない」と断言するOさん。しかし婚活中ということを思うと「将来的には付き合うかもしれないし、それはわからない」とも話しています。

「なんで怪しげなアプローチをしてくるのかが、気になって仕方ないんです。男性からしつこくされるほど萎える女性の話もたくさん知っていますが、これがそういう感情なんでしょうかね?

 それとも、何かウラがあって私に急速に近づいてきているのでしょうか。本当のところが知りたいんです」

 さて、Oさんに積極的なアプローチをしているTさんの思いとは……? そこには、意外な事実が隠されていたのです。

 次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


【40代の恋愛】年下男にモテる女・モテない女の決定的な違い
 40代になり、年下に恋愛対象を変える女性がいます。しかし、同じ40代女性であっても、年下男性から好かれる40代と、敬遠...
内藤みか 2022-05-19 06:00 ラブ
「結婚して」が一転…“浮気バレ”で涙を流した男女の地獄エピ
 愛する恋人がいたとしても、不意に魔がさして浮気をしてしまう男女がいます。悲惨なのは、それがバレた時……。今回は、アラサ...
恋バナ調査隊 2022-05-19 06:00 ラブ
“長年不倫愛”継続中の40代女性に衝撃の予言! 人生初「電話占い」で“第2の男”の存在が…
 不倫などの誰にも言えない悩みを胸に秘め、苦しい思いをした経験、ありませんか? 誰かに相談したい、話を聞いてもらいたい、...
内藤みか [PR] 2022-06-07 21:54 ラブ
「カネでトキメキ買うしか」不倫相手と別れを決めた誤爆LINE
 道ならぬ恋と知っているからこそ、盛り上がってしまう“不倫”。恋は盲目とはよく言ったものですね。恋は盲目とはよく言ったも...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:33 ラブ
不倫常習は連休明けこそ元気!カーナビとスマホに危険サイン
「連休明けに不倫の危険が高くなる」と耳にした経験がある方も多いでしょう。実は不倫関係にある2人にとって、連休明けは密会の...
恋バナ調査隊 2022-05-18 06:00 ラブ
「男性との会話が続かない」悩むのやめ!最強カンタン雑談術
 女友達なら平気なのに、男性としゃべるのが苦手だったり、うまく自分が出せなくて会話が盛り上がらない……。もしくは、盛り上...
若林杏樹 2022-05-18 06:00 ラブ
結婚しないカップルの特徴 幸せの価値観は人それぞれだもの
 彼氏がいて、ある程度の年齢になると多くの人は結婚を意識するでしょう。でも、必ずしも結婚しなければいけないというわけでは...
恋バナ調査隊 2022-05-18 06:00 ラブ
これが現実? 40代女性マッチングアプリ発の“笑撃”LINE4選
 手軽にたくさんの人と繋がることができる、マッチングアプリ。年齢も趣味も違う異性と簡単にやり取りできてしまうツールですが...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:29 ラブ
夫に不倫がバレた! 対処法5つ&絶対にやってはいけない3つ
 結婚生活が数年続くと、刺激を求めて不倫に走ってしまう女性がいます。一般的に恋愛は自由なものではありますが、既婚者の場合...
恋バナ調査隊 2022-05-17 06:00 ラブ
“結婚は必要ない派”の男女が急増 長所と短所を改めて考える
 時代が大きく変化する中で、人々の結婚に対する認識も大きく変わっているようです。特に現代の人に急増しているのが、「結婚は...
恋バナ調査隊 2022-05-16 06:00 ラブ
膝枕好きの彼はマザコンの証?男性心理を知って愛深めるテク
 膝枕が好きな男性は多いですよね。でも、彼氏からあまりにも膝枕を求められると、マザコンだったり、頼りない甘えん坊なのでは...
恋バナ調査隊 2022-05-15 06:00 ラブ
「ドラレコで見えてるよ」浮気がバレる“冷や汗たらり”LINE
 連絡ツールとして定番のLINEですが、浮気している人にとっては、相手に浮気がバレるきっかけとなる危険なツールでもありま...
恋バナ調査隊 2022-06-01 12:26 ラブ
「彼氏に尽くすのをやめたい」無理した恋愛から脱出する方法
 尽くせば尽くすほど彼氏がわがままになっていって、幸せから遠ざかる……そんな悩みを抱えていませんか? 実は、彼氏に尽くし...
恋バナ調査隊 2022-05-14 06:00 ラブ
「不倫ずるずる」やめたいのにやめられない恋に悩む貴女へ
 相手が既婚者なのにも関わらず、関係を持ってしまう「不倫」。本当はやめたいと思っているのに、どうしてもやめられずにずるず...
恋バナ調査隊 2022-05-14 06:00 ラブ
37歳レス妻の孤独感「結婚3年目、夫と心が通じ合わない」
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2022-05-14 06:00 ラブ
「他人が家にいる」恋愛結婚した妻に興味が湧かない夫の胸中
「冷酷と激情のあいだvol.90〜女性編〜」では、夫であるヒロムさんと心が通い合っていない虚しさに苦しむ妻・夏夜さん(仮...
並木まき 2022-05-14 06:00 ラブ