情に引っ張られすぎてつらい…別れるべきか否かの“判断基準”

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-06-21 06:00
投稿日:2021-06-21 06:00
 長年連れ添ったパートナーには情が芽生えますよね。そしてその情に引っ張られ、別れるべきかどうかわからなくなることも。一体どうやって決めたらいいの!?
 この漫画の主人公・リコちゃんは、彼氏の柏原さんに構ってあげられない毎日。ついに柏原さんが口火を切って……。

悪者になってもいい覚悟はありますか?

 別れを切り出すのって、つらいです。一時でも本当に愛していた人ならなおさら、パートナーのつらそうな顔を見るのは心がちぎれそうになるでしょう。

 私は離婚を切り出された側でした。どうしてそんな半端な気持ちで結婚したのか、と元夫を責めました。今でも思い出して納得がいかないことはたくさんあります。それでも、心を鬼にして別れを決めてくれたことには感謝しています。 子どものいない私にとって、愛のなくなった結婚生活を無理やり続けても幸せにはなれなかったと思うからです。

 何かを選ぶためには、何かを捨てないといけません。その過程で、自分が悪者にならないといけないこともあります。今、別れを迷っている方は、「自分の選びたい未来」と「捨てなければいけない今の環境」を天秤にかけてみてください。

 今の環境を捨てるほどの価値が、新しく選ぶ未来にはありますか? 大切な人に責められ、悪者になってもいい覚悟がありますか? それでも別れたいという気持ちが強いのであれば、もう誰にもあなたを止めることはできません。自分の幸せのために邁進してください。

 人を傷つけて学ぶことも、きっとたくさんあります。同じ失敗を繰り返しさえしなければ、失敗にもきっと意味はあります。願わくば、同じ失敗でまた別の人を傷つけないように生きたいものです。

登場人物紹介

リコ
幸せの絶頂から一転、離婚から立ち直りたいアラサー。恋愛以外に夢中になれることがなかったけど、ダメ恋エピソードの執筆を任され、その才能を見いだされる。最近執筆の副業が忙しくて、彼氏の柏原さんのこと放置しちゃってたような……。

柏原さん
リコの会社の同僚。重度のアイドルオタク、アニメオタク。リコをまっすぐにリコを想う気持ちが彼女の心を動かし、念願の彼氏に昇格! でも……最近リコさんに避けられてる気がする!? 愛を感じたいよぉ……。

リコの職場の同僚たち
課長もお局社員も派遣女子も、み~んなうわさ大好き! 色恋沙汰とかもう、大好物ですッ!! そんなリサバ食品の総務部総務課(一部)でーす。同僚の変化に敏感すぎて、仕事が手に付かない!!!……久々に登場したんだから、仕事してください。

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ラブ 新着一覧


貴女の度数は? フェロモンジャッジに挑戦! 相性抜群のメンズ香水も♪
 素敵な女性はいい香りがする――。  そう感じるのは、肌から放たれるフェロモンの効果。フェロモンが高まると色気だけ...
太田奈月 2023-09-19 06:00 ラブ
結婚指輪の支払い、どっち!? 左薬指を見るたびにモヤっとするのは嫌…
 結婚指輪は、夫婦の証としてお互いが指にはめる大切なジュエリー。でも、疑問に感じるのが「結婚指輪の支払いをどっちがするの...
恋バナ調査隊 2023-09-19 06:00 ラブ
イチャイチャ希望! あくまでも自然に「彼氏をムラムラさせる」大作戦
 いくら付き合っているとはいえ、女性から彼氏に「セックスしよ!」とは言いづらいですよね。そんな会話ができるのは、カンチと...
恋バナ調査隊 2023-09-18 06:00 ラブ
「人の彼氏を好きになっていた…」後悔しないための行動と失うもの
 人を好きになる気持ちは、自分ではコントロールできないですよね。でも、もしも好きになった相手が人の彼氏だった場合、コント...
恋バナ調査隊 2023-09-18 06:00 ラブ
「妊娠も嘘なんでしょう」虚言癖の恋人を蔑みながら付き合う男の計画
「冷酷と激情のあいだvol.160〜女性編〜」では、恋人・トシさん(仮名)に対して、年齢のみならず、さまざまな嘘をついて...
並木まき 2023-09-16 06:00 ラブ
「38と偽って」妊娠捏造、処置代カンパ…息を吐くように嘘をつく40女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-09-16 06:00 ラブ
察してちゃん、ずるくない!? 既婚者の彼が「別れたいサイン」で濁すワケ
 現在、既婚者の彼と不倫中の女性もいるでしょう。ただ既婚者の中は、関係を終わりにしたくてもハッキリ「別れよう」と言えない...
恋バナ調査隊 2023-09-16 06:00 ラブ
金持ちと結婚=幸せとは限らない? 意外と高い離婚率のワケ
 女性なら、多くの人が憧れる「玉の輿婚」。一見、経済的にゆとりがある結婚生活は、幸せでいっぱいのように思いますよね。でも...
恋バナ調査隊 2023-09-15 06:00 ラブ
チェリーな童貞男子ついに4割に…! あえて付き合うメリットとデメリット
 童貞男性は、私たちの想像以上に大勢います。出会った男性が童貞だったケースも実は結構あるものなのです。  童貞男性と付...
内藤みか 2023-09-14 06:00 ラブ
他人様に相談しにくい性事情、彼氏の“性欲”がつらい場合はどうする?
 いくら仲が良くても、彼氏との性事情は友達に相談しづらいですよね。 「つらい」と感じていても、1人で抱え込んでいる女性...
恋バナ調査隊 2023-09-14 06:00 ラブ
「どんな人がタイプなの?」紹介で“好みの男性”に巡り合うベスト返答
 年齢が上がってくると出会いの数も減ってきてしまいますよね。 「いいな」と思った人にはすでにパートナーがいたり、そ...
若林杏樹 2023-09-13 06:00 ラブ
元々彼も元彼も今彼も気がつけば…「モラハラされやすい女性」特徴5つ
 モラハラ男とは恋愛も結婚もしたくありませんよね。でも、元彼からも今彼からもモラハラを受けるのであれば、あなた自身になに...
恋バナ調査隊 2023-09-13 06:00 ラブ
恋愛めんどくさい!? モテるがゆえに逃げたくなる5つの瞬間があるらしい
 きっと誰もが1度は「モテモテの人生を味わいたい!」と思った経験があるでしょう。でも、モテたらモテたで悩みが尽きないみた...
恋バナ調査隊 2023-09-12 06:00 ラブ
夫に「他の男性としていい?」と聞いたら…レス9年目夫婦の現状は玉虫色
 以前からこのコラムでお伝えしていますように、筆者の夫婦はセックスレス状態がかれこれ8年間ほど続いています。  女...
豆木メイ 2023-09-12 06:00 ラブ
たとえ“出会いの主流”でも「マッチングアプリを使わない」納得の理由6選
 異性との出会いにマッチングアプリが欠かせなくなった時代ですが、世の中にはまだまだ「マッチングアプリは使わない」と言う女...
恋バナ調査隊 2023-09-11 06:00 ラブ
墓場まで持っていく覚悟で…不倫カップル「密会デート」スポット5選
 既婚者の男性の70%、女性の30%が経験済みといわれているのが、不倫。読者の女性の中にも、もしかして不倫をしている方が...
恋バナ調査隊 2023-09-11 06:00 ラブ