その場で怒れない…あとからモヤモヤしないためにできること

七味さや 漫画家・イラストレーター
更新日:2021-07-12 06:00
投稿日:2021-07-12 06:00
 ちゃんと怒ることって難しいですよね。怒りたいときに怒れず、あとからモヤモヤする……そんな経験がある人もいるのではないでしょうか。瞬発的に怒れないタイプの場合、どうしたらいいのでしょう?
 この漫画の主人公・リコちゃんは、ついに彼氏の柏原さんに別れを告げました。柏原さんの反応は——!?

日頃から感じたモヤモヤの原因を分析しておこう

 私も瞬発的に怒ることができずに、あとからぶつけようのない怒りをモヤモヤと抱えてしまうタイプです。こういうタイプの人間にとって、その場で怒りを伝えるのはなかなか難しいことですよね。

 理不尽なことをされたと感じた時に「怒り」という感情は湧き上がるわけですが、実はそれって二次的な感情なんです。つまり怒りを感じる前に、悲しみや恥ずかしさが先に起こり、そういった負の感情に対する防衛本能として、それらが怒りに変化するというわけです。

 そう考えると、怒りはコミュニケーション手段のような気もしてきます。怒ることで拒絶や線引きの意思を示したり、相手をコントロールしようとしたり。ちゃんと怒ることは必要ですが、怒ることで相手を思い通りにしようとするのも考えものです。

 その場で怒れずモヤモヤする方は、怒りの前に生じた感情が何なのかを考えてみると良いでしょう。どうして悲しみや恥ずかしさを感じたのか、そしてどうしてそれが怒りに変わったのか……自分なりに分析してみるのがおすすめです。

 一度頭の中で整理しておけば、同じように理不尽な目に遭った時にその場で気持ちを伝えることができます。日ごろから自分のモヤモヤの原因を分析して向き合うことで、いざという時に自分の意見を伝えられるように準備しておきましょう。

登場人物紹介

リコ
幸せの絶頂から一転、離婚から立ち直りたいアラサー。柏原さんのこと好きになれると思ったけど、なれなかったな。こんなにいい人を振り回して傷つけてしまったこと、後悔してる……。

柏原さん
リコの彼氏で、会社の同僚。重度のアイドル・アニメオタク。最近避けられてたリコさんとの関係をどうにかしたくて、雨の中追ってきたら……もう頭が真っ白になっちゃって、知らない男の人いるし、怒りの気持ちでいっぱいになっちゃいました……。

風太
友人シンちゃんのフリーランス仲間で、グラフィックデザイナー。リコにダメ恋愛エピソードの執筆を依頼中。とばっちりで修羅場に巻き込まれて、本当に勘弁してほしいんだが!?

七味さや
記事一覧
漫画家・イラストレーター
離婚済アラサー漫画家。不注意型ADHD傾向ありの綱渡り人生。世界中からゆるされたくて、「ゆるし系」漫画やキャラクターを描いています。やさしい世界をつくりたい。Xでも随時漫画更新中。お仕事実績はこちら:https://shichimin.com/

ラブ 新着一覧


上京して人生変えたい…アラサーが陥る「勘違い」と「モテるため」のファイナルアンサー
 人生をやり直すために東京に行く! という人が時々います。中にはノープランで上京するケースもあります。  アラサー...
内藤みか 2025-05-01 06:00 ラブ
大人の男が悩殺された6つのセリフ。「私がいるじゃん!」「やだ♡」は疲れた社会人に刺さるのよ…
 いったい男性はどんなセリフにキュンとしたりメロメロになったりするのでしょうか?今回は、大人の男性が悩殺されるセリフを中...
恋バナ調査隊 2025-04-29 07:22 ラブ
それ、デートDVを受けてない? 束縛や避妊なし…日常に潜む8つのパターン
 交際相手から受ける暴力のことをデートDVといいますが、その暴力の中には精神的な暴力や性的な暴力なども含まれます。しかし...
恋バナ調査隊 2025-04-28 06:00 ラブ
地雷踏んだ? 気になる彼とのLINEが途切れてぴえん。嫉妬させるはずが大失敗!
 気になる男性とのLINEが急に途切れた! 脈なしだから? それとも送った内容に問題があった? 3つの例とともにその理由...
恋バナ調査隊 2025-04-27 06:00 ラブ
ノリ悪すぎてつまらん! 夫婦間の「関西人vs 東京人」バトル。妻が夫に感じる“地域差”あるある
 出身地域によって、常識や価値観が違うのは当然です。当たり前だと思っていたことが通じないと、イライラが溜まりますよね。夫...
恋バナ調査隊 2025-04-26 06:00 ラブ
「甘い言葉はバカバカしい」行為嫌いな46歳夫、妻に“演技で”求めた時に気付いたこと
「冷酷と激情のあいだvol.243〜女性編〜」では、夫婦間のレス解消への努力を始めた早織さん(仮名)の迷いをお届けしまし...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
45歳女が“夜の営み”作戦に悔やむワケ。友達夫婦の話に刺激されて…
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2025-04-26 06:00 ラブ
金目当てと罵られ…水商売あがりの女が“禁断不倫”に走るとき「義弟がたまらなく愛しくて」#1
 あまたある不倫でも「身内の婚外恋愛」は珍しくないのかもしれない。  今回取材に応じてくれたのは直美さん(45歳主...
蒼井凜花 2025-04-25 06:00 ラブ
つらすぎる!「40代の大恋愛」が終わっちゃった…別れた後の“ズタボロ”はどう癒せばいい?
 40代で失恋するのは、心身ともにとてもつらいものですよね…。今回は40代の失恋にありがちな別れの理由や、立ち直り方をご...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
えっ、そんなことで? 勝手な男が語る「飽きる女」の特徴。尽くすのは勘弁…とか何様だよ
「付き合ってもすぐフラれる」「好きな人といい感じになっても連絡が途絶える」と、恋愛が長続きしないことに悩む女性は男性にす...
恋バナ調査隊 2025-04-25 06:00 ラブ
20代イケメン先生めぐりママたちが壮絶バトル…いまやPTAの係決めは新学期の風物詩に
 新入学や新学年の季節。子どもたちも新しい環境で張り詰めている時期ですが、そのウラで保護者のPTA役員決めの熾烈な争いも...
内藤みか 2025-04-24 06:00 ラブ
値上げラッシュで恋も砕けた… 物価高のせいで終わった恋愛エピソード。一方、得したことも?
 どこも値上がり、値上がりで勘弁してほしい! その物価高は、恋愛にも大きく影響しているのだとか…。悲喜こもごもなエピソー...
恋バナ調査隊 2025-04-24 06:00 ラブ
私はATMだった…彼が「お金目当て」と気付いた残酷な5つの瞬間。あんなにラブラブだったのに!
 世間一般的に、お金目当てで異性に近づくのは女性の方が多いと思われがち。でも、実際はお金目当てで女性に近づく男性ももちろ...
恋バナ調査隊 2025-04-23 06:00 ラブ
期待した私がバカだった…特別な日の「がっかりデート」体験談。私服に秒で蛙化、パチ屋で待機ってアリ?
 気張ったバレンタインデーの1カ月後にやって来たホワイトデーのデートに心躍らせていた女性もいるはず。でも、予想外のデート...
恋バナ調査隊 2025-04-22 06:00 ラブ
女をダメにする「メンヘラ製造機」男のヤバすぎる6つの特徴。当てはまったら即逃げて!
 不安が爆発して泣きじゃくったり、ヒステリックになって彼を追い詰めたりする、精神的に不安定なメンヘラ女は男性に敬遠されが...
恋バナ調査隊 2025-04-21 06:00 ラブ
「許されたとばかり…」10年前の浮気で離婚宣言された48歳男の遅すぎる後悔
「冷酷と激情のあいだvol.242〜女性編〜」では、夫の浮気を10年許すことなく、ついに離婚を切り出した美幸さん(仮名)...
並木まき 2025-04-19 06:00 ラブ