嶺石筋子さん(42歳、専業主婦)も、初体験の相手とのセックスで、そんな思いを抱いたひとり。しかも、その経験が筋子さんを意外な性癖へと目覚めさせることになるのです――。
精液が出る=ひと仕事成し遂げたという達成感
「初体験の相手は、18歳の頃に初めてお付き合いした8歳年上の彼でした。20歳までは挿入はしないと誓っていましたが、そういうわけにもいかず、夏ごろ彼の誕生日に。わたしのほうが初めてだったこともありましたが、彼はなかなかイクことができず、そんなものなのかなとも思ったんですが……。
その後も彼は、ずっとセックスではイケず、ほとんど性行為でもイクことはありませんでした。今になってみると膣内射精障害で、遅漏になっていたのではないかと思います。」
ただでさえ不安も多く、自信を持って臨むことが難しいセックスのおぼえはじめ。自分になにか問題があるのかと悩み、性行為自体が苦痛と感じるようになったばかりでなく、「認められたい」という欲望ばかりが強くなっていったという筋子さん。
だからこそ、射精を成功させた時には、大きな喜びを得たといいます。
「初体験からしばらくの間、パートナーが性行為で精液を出すことことが出来なかったので、手や口を使って出してもらうことが多くて。出るイコールひと仕事成し遂げた、みたいな達成感を覚えるようになりました。
例えると、二人三脚で挑んだマラソンで、ゴールが見えたような感じ。もしくは、溜まっていた膿が大量に出たような達成感ですね」
精液そのものに感じる魅力
やがて射精によって放出される“精液”そのものにも、惹かれるようになったという筋子さん。“精液”に、いったいどんな魅力を感じたのでしょうか。
「テストの点数というか、通知表というのか、はっきりと『気持ち良かった』『絶頂を迎えた』または『何かに反応があった』ということが、形になって現れたものだからでしょうか。『子種』というくらい、凄いものが凝縮して形成されていて、一度として同じものが出ることがないのも、魅力を感じる点です。
出るところも、出た後も好きで、コンドームの中に出した場合も、必ず5分間は観察してしまいます(笑い)。
お腹の上に出してもらうのも、どんなものがどのくらいの量が出たのか分かるので好きですし、飲みやすい人のものは、最後に口に出してもらいテイスティングしてしまいます。お掃除フェラも好き。」
ところが、初体験の相手だった年上の恋人と別れてからも“射精”と“精液”への偏愛は残ることに……。
「結婚してからは夫一筋です。けど、夫は特にわたしが精液を飲んでも、喜ぶわけでもなく、どちらかと言えばあまり好ましく思っていないようでもあります。
でもわたしは、達成感と好きな人から作られたものという、プレミア感がたまらなく好きなんです。」
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