根拠のない自信にうんざり…口先だけの妻に心底呆れる男性

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-08-07 06:01
投稿日:2021-08-07 05:50

妻の生活態度にうんざり

妻はいつも口先ばかり(写真:iStock)
妻はいつも口先ばかり (写真:iStock)

「で、そこまで結婚したいなら、さぞかし家のことをきちんとするんだろうと思いきや、まったく逆。これまで結婚していたどの妻よりもだらしなくて、さらにはなんでも口ばかりで実績や行動が伴わないんですよ」

 あまりにもいい加減な生活を送っているように見える妻に対して「きっと、今まで一度もきちんとした組織で働いたことがないからだろう」と考えたIさん。だらしない生活を見直すようにアドバイスをしたけれど「言うことだけは立派で、行動がまったくついてこない」ことに苛立ちが募ります。

「ありえないくらい、口だけなんですよ! あとは、謝っておけばいいやって感じで、謝罪だけは一人前。だけど『ごめんなさい、今後は気をつけます』『考え方を変えます』『やり方を見直します』と言うだけで、何も変わらない。

 何カ月も同じことを言い続けるだけで、むしろ生活態度はどんどんいい加減になるし。

 そのくせ『私はこう見えてモテるんだから、夫なら、もっと大事にしろ』『結婚した今でも、男から連絡が途絶えないんだから、私を甘く見るな』などと言ってきて、本当にウザいです。

 最近では、他の男のところに行きたいなら、それでもいいよって気になってきています。

 僕はそもそも結婚したかったわけじゃないし。散々自分から“結婚したい”と懇願してきて、この生活態度はなんなんだよってのが本心です」

誰でもよかったのでは?という疑念

もう何の期待もしない(写真:iStock)
もう何の期待もしない (写真:iStock)

 夫婦関係を改善できるなら、それに越したことはないと考えているIさん。しかし、妻とは向かっている方向があまりにも違いすぎる気がしていて、途方に暮れているのだとか。

「今の妻を見ていると、誰でもいいから入籍してもらいたかっただけなんじゃないの?って思います。仕事も中途半端で、フリーランスとは名ばかりでほぼ無収入。家のこともしないで、言うことだけ立派。

 なんのために結婚したかったのかを本人に尋ねても、ちゃんとした答えは返ってこないし、夫になってくれるなら僕じゃなくてよかったんだと思いますよ。

 そんな感じなので、妻への愛情は冷めつつありますね。まぁ、これ以上離婚歴を増やしたくないから、もう少し頑張ってみようとは思っています。けれど、妻に対しては、もう期待もしていないですし、好きにしなよっていうのが本音です」

  ◇  ◇  ◇

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


淡泊すぎて蛇の生殺し…マチアプ交際1年、肉体関係ゼロな彼に悩む46歳女
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-13 06:00 ラブ
イワクラ×オズワルド伊藤も破局復縁おかわり 時間を無駄にする男女なぜ
 お笑いコンビ「蛙亭」のイワクラ(34)が、9日放送の冠バラエティー「イワクラと吉住の番組」(テレビ朝日系)で、恋人であ...
「推し活の私が韓国男子と交際?」アラフォー女性が告白 #1
 2024年1月からオンエアされ話題となったドラマ「Eye Love You」にハマった女性も多いだろう。  心の...
蒼井凜花 2024-05-07 18:41 ラブ
お育ちのいい男を見極めるポイント6つ 好物件は絶対に逃がしちゃダメ!
 今回は育ちのいい男を見極める基準を解説します。育ちのいい男は自分のことも周りの人のことも大切にするので、結婚するといい...
恋バナ調査隊 2024-04-12 06:00 ラブ
ママ活で小遣い稼ぎする男性が増殖中!彼氏が沼って稼いだらどうする?
「彼氏がママ活のやり取りをしてるかも!?」と悩む人が増えています。熟女と会う日程を決めようとしているメッセージを見つけて...
内藤みか 2024-04-11 06:00 ラブ
職場のバツイチ男性を好きになっちゃった! 社内恋愛成就の最大のコツ
 社内で好きになった男性が、実はバツイチだった…。社会人をしていれば、こんなこともあるでしょう。  今回はバツイチ男性...
恋バナ調査隊 2024-04-11 06:00 ラブ
40代女性実家暮らし「やばい」認定は当然? 恋愛・結婚“対象外”のワケ
 40代女性で、実家暮らしをしている人はたくさんいますよね。でも実は恋愛面においては、「40代女性の実家暮らしはやばい」...
恋バナ調査隊 2024-04-10 06:00 ラブ
離婚後にイチから恋愛できるモチベ残ってる? 年々臆病になる自分に喝を
 セックスレスやセルフプレジャー、夫婦の在り方などをテーマにブログやコラムを執筆しているまめです。  夫との長年の...
まめ 2024-04-09 06:00 ラブ
正論で返してくる彼氏への対抗策 愚痴や不満をこぼすのも許されない…
 彼氏は心を許している身近で特別な存在。そんな彼に、日々の愚痴や不満をこぼすときもあるでしょう。でも、彼氏が正論しか言わ...
恋バナ調査隊 2024-04-09 06:00 ラブ
妻が怒り狂う夫の呆れた浪費先4選 家計は家族みんなのものでしょ!
 今回は「夫の無駄遣い」をテーマに、女性たちの怒りや不満を集めてみました。  使う金額こと以上にその使い道に納得がいっ...
恋バナ調査隊 2024-04-08 06:00 ラブ
2年前の48歳まで処女として過ごした“こじらせ恋愛観”の根源
 パートナーなしの50歳独女ライター、mirae.(みれ)です。2年前の48歳まで性体験がなかったよもやま話を綴っていま...
mirae.(みれ) 2024-04-08 06:00 ラブ
課長「なにが楽しみで会社に?」の業務LINEで崩壊!不倫きっかけは些細
 不倫カップルがいつどうやって一線を越えたのか気になりませんか? 「ダメだ」と分かっている中、なにがきっかけで盛り上がっ...
恋バナ調査隊 2024-04-07 06:00 ラブ
処女バレは絶対回避!必死過ぎる見栄を張ったあの頃の私たち
 女性なら共感すること間違いなし! 今回は、女性が処女バレしないように見栄を張るときの、あるあるエピソードを紹介します。...
恋バナ調査隊 2024-04-06 06:00 ラブ
モラハラ夫って本気ですか? 再婚妻の態度に我こそ被害者だと主張する男
「冷酷と激情のあいだvol.189〜女性編〜」では、新婚1年にして、すでに夫との離婚を真剣に考えている42歳の美香さん(...
並木まき 2024-04-06 06:00 ラブ
「夜のアッチも前妻と比較され…」再婚1年で離婚を覚悟した42歳女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2024-04-06 06:00 ラブ
どこぞの殿様ですか? 出張の準備くらい自分でやって!ダメ夫LINE3発
 夫に対して「子どもより手がかかるわ…」とイラッとした経験はありませんか?  今回は「それくらい自分でやってよ!」...
恋バナ調査隊 2024-04-06 06:00 ラブ