夫が“家事放棄宣言”でも…知らん顔の義母に不満を募らせる妻

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-08-21 05:45
投稿日:2021-08-21 05:40

実母に助けを求める日々

 SNSで同世代の友人たちの投稿を見るたび、よその夫はもっと家事や育児をしているのに……と、ため息をついているというEさん。たまりかねて、自分の母親にもたびたび相談をしているそうです。

 Eさんが母親に相談するたびに、母親は夫に電話をかけたり家に手伝いに来てくれたりしているそうで、夫婦関係が少しでも良くなるように……と、母心を感じて感謝しているそう。

「なのに、あっちのお義母さんは知らん顔なのもムカつきます。うちの母は、婿である夫にもうちょっと家庭のことをちゃんとしなさいって指導してくれるのに、あっちのお義母さんは、私がLINEや電話で夫のことを相談しても『夫婦のことは、まずは夫婦で解決するのが筋』と言って、相手にしてくれません。

 お義母さんが言っていることもわかりますが、ウチの母親に比べたら、息子夫婦の関係に無関心すぎるんじゃないのって感じです」

 夫にもそんな不満を何度もぶつけているEさん。しかし夫から返ってくる言葉は「お前の母さんが異常」だそうで、話が前に進みません。

夫からまさかの「家事放棄宣言」

「義母にも、もうちょっと家庭の実態を知ってもらって、息子である夫を怒ってもらいたいんですよ。

 ウチの母親は、最近になって夫に対してズケズケと言えるようになったみたいですけど、やっぱり実の母親ではないので、言っても聞いてもらえない。

 母は、今どきの夫は仕事をしながら家事も育児もやるべきってスタンスなので、私の夫の家庭への貢献具合には、私と同じように不満を持っています」

 あるとき、我慢の限界を迎えたEさんが母親に対し、義母にも母親から話してもらいたいとお願いをしたところ、Eさんの母親は快諾。さっそく、Eさんの母親が夫の母親に連絡を取ったそうですが……。

「そのあたりから、夫の家庭への態度がさらに悪化したんです。夫の言い分は『君たちのやることは、単なる自己中心的な振る舞いだ』って。

『君たちがそんなふうにするなら、僕はもう家事はやらない。育児は父親として関わるけれど、家事に関しては、僕が外で働いて給料を家に入れているんだから、その対価として妻がやってくれ』と言われてしまいました」

 夫婦関係を良くしたい一心で、母親や義母の助けを求めてきたというEさん。しかし思ったように進まないことに、今も苛立ちが募っています。では、Eさんの夫はこの関係をどのように捉えているのでしょうか。次回に続きます。

並木まき
記事一覧
ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

関連キーワード

ラブ 新着一覧


未婚・傷心の友達に結婚報告する際の注意点&伝え方のコツ
 結婚が決まったらやることの一つが、周囲の友人への結婚報告ですよね。ですが、友達の中には今まで未婚同士で励まし合ってきた...
恋バナ調査隊 2023-01-23 06:00 ラブ
愛を確かめ合った後こそ抜かるな!男性がドン引きしたピロートーク集
 身体を重ね、愛を確かめ合ったあとに繰り広げられるピロートーク。気持ちが高まっているため、女性も本音や本性が出やすいシー...
恋バナ調査隊 2023-01-22 06:00 ラブ
更年期の私に夜の営みをグイグイと…50代交際男性への恨み節
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-01-21 06:00 ラブ
「夜もガンガン励みます」恋人を自分色に染めたい50男の野望
「冷酷と激情のあいだvol.126〜女性編〜」では、恋人・ヒトシさん(仮名)が強引に自分の好みを押し付けてくることに不満...
並木まき 2023-01-21 06:00 ラブ
アプリで惨敗なら…勉強をしながら年下彼氏をゲットする方法
「年下彼氏が欲しいけど、どこに行けばいいの?」と悩んでいる女性は実はかなり多いのです。  マッチングアプリではなかなか...
内藤みか 2023-01-19 06:00 ラブ
もう一度あの頃に戻りたい…夫婦の“再構築”を成功させる方法
 夫との冷え切った毎日に「夫婦関係を再構築したい」と感じている人は多いかもしれませんね。でも、夫婦とはとても難しいもの。...
恋バナ調査隊 2023-01-19 06:00 ラブ
いい男に出会いたい! 良縁に恵まれるためにやるべきことは?
 学生時代は自然にいろんな人と出会えますが、社会人になると合コンなり飲み会に積極的に出かけて「出会うための行動」をしない...
若林杏樹 2023-01-18 06:00 ラブ
天国から地獄にズドーン…婚約中の彼に浮気されたらどうすりゃいい?
 大好きな彼にプロポーズされてから結婚するまでの「婚約中」は、幸せでいっぱいなはず。でも中には、幸せ絶頂期の婚約中に浮気...
恋バナ調査隊 2023-01-18 06:00 ラブ
夫婦円満のキラキラアカウントに嫌悪する私、どう対処する?
 ちょっとしたすき間時間があると、Twitterを見てしまう。最新の情報はインスタグラムで手に入れる。現代では当たり前に...
豆木メイ 2023-01-17 06:00 ラブ
事実カップルって何? 40代で“恋愛枯れ気味”ならリハビリに
 年齢を重ねると共にライフスタイルが変われば、価値観も変わるもの。恋愛に関しても、若い頃と考え方が変わった人が多いのでは...
恋バナ調査隊 2023-01-16 06:00 ラブ
「私の最大のライバルはゲーム!」ゲーマー彼氏あるある4選
 コロナ禍で不要不急な外出の自粛を求められるようになった今、インドアで楽しめる趣味として、ゲームに没頭している男性が少な...
恋バナ調査隊 2023-01-15 06:00 ラブ
着てる服が違うけど!詰めが甘~い男の浮気ごまかしLINE3選
 LINE画像流出による元アイドル芸能人の不倫でざわついた年の瀬。世間一般でも、LINEは浮気がバレてしまうきっかけとな...
恋バナ調査隊 2024-09-26 18:49 ラブ
結婚前は好きだったのに…夫の嫌いなところと3つの打開策
 結婚前は、大好きで仕方なかった夫の性格や癖。それなのに、結婚して夫になり、気がつけば大嫌いになってしまったという人は多...
恋バナ調査隊 2023-01-14 06:00 ラブ
47歳で婚歴ゼロの理由は? 過去をひた隠す恋人に不安な女性
 男女の関係では、交際相手や配偶者の態度に悩む人も少なくありません。愛し合っている男女間でも、価値観や物事の判断には個人...
並木まき 2023-01-14 06:00 ラブ
「古傷をえぐる行為だ」恋人の詮索に嫌悪する47歳男性の憂鬱
「冷酷と激情のあいだvol.125〜女性編〜」では、恋人・ナオトさん(47歳仮名)が過去の恋愛について自分に一切明かして...
並木まき 2023-01-14 06:00 ラブ
見知らぬIDで「これだーれだ」彼の奥さんから修羅場LINE3選
 不倫相手vs妻の修羅場は、映画「危険な情事」にあるようにすさまじく、そして壮絶に描かれてきました。娯楽としてスカッとす...
2023-01-14 06:00 ラブ