ジャニーズに飛び火!愛知の密フェス狂騒、KAT-TUN新曲も…

こじらぶ ライター
更新日:2021-09-11 06:00
投稿日:2021-09-11 06:00

15周年のKAT-TUNに「波物語」の火の粉が…

 先月29日に愛知県常滑市で開催された音楽フェス「NAMIMONOGATARI2021」(波物語)は参加者に29人以上の新型コロナ感染が確認され(8日現在)、クラスター認定を受けた。同フェスでは8000人が“密”状態で参加し、演者の煽りに呼応しマスク無しで声をあげたり、県の要請に反し酒類も提供され、感染拡大に繋がるのではと大批判を浴びていた。

 同フェスにより思わぬ形で飛び火を受けたのが、今年15周年を迎えたKAT-TUNだ。今月8日発売のシングル曲「We Just Go Hard feat. AK-69」は、“密フェス”で大炎上したヒップホップアーティストAK-69が楽曲提供したものだった。

 AK-69は同フェス直後に謝罪文を出したものの、出演前に「NAMIMONOGATARIでカマシあげにいくか」「ライブの格の違い魅せたるわ」とツイートしていたり、YouTube動画でも「コロナは風邪」といった主旨を話していたことも拡散され批判を浴びることに。どちらも後に削除され「謝罪は形だけ」と炎上を加速させた。

グループ初の“feat.”なのにアピールできず

 AK-69は今月1日以降、一部活動自粛に追い込まれたが、KAT-TUNは6日に音楽番組で「We Just Go Hard feat. AK-69」を予定通り披露。フェス以前はAK-69提供曲であることや、初の“feat.”というコラボ曲であることを大々的に打ち出していたが、当然、楽曲披露時にはそこに触れることは無かった。

 しかし、曲名自体にAK-69と記載があり「周年なのに大炎上中の人とコラボってタイミングが悪すぎる……」と良くない印象を持ったファンも少なからずいたようだ。

ジャニーズのコロナ禍でのイベントは…

 今回の楽曲自体に罪は無いが、KAT-TUNやジャニーズのコロナ禍でのイベントについて思い起こさせるきっかけにもなった。昨年最初に発令された緊急事態宣言以降、ジャニーズは無観客配信ライブを中心にしてきたが、長引くコロナ禍で今年に入り、アリーナクラスの会場で収容制限を設けながら有観客ライブを再開。KAT-TUNも今年3月からのツアーでは緊急事態宣言下の東京公演を中止したものの、4月初旬には宮城で地方公演をスタートさせた。

「(コロナ感染という)置き土産が無いことを願う」

 しかし、4月末の新潟公演前に、新潟県から「感染拡大地域から多くのファンが訪れる可能性がある」として、イベント後の飲食を伴う会合や路上・公園での飲酒などを控えるよう要請された。

 これまでにジャニーズのイベントでのクラスターは確認されていないものの、県境をまたぐ移動の自粛が呼びかけられている中で、県からこうした要請がでること自体、当該地域の住民にとっては恐怖を感じるのも仕方のないことだ。「(コロナ感染という)置き土産が無いことを願う」といった書き込みもネット上で見られた。

 またKing & Princeは「NAMIMONOGATARI2021」の数日前の先月25日、26日に緊急事態宣言下の愛知県でツアー公演を開催。ジャニーズはイベントに際し徹底した感染対策を施してきたが、マナーを守らないファンも多い。

 無償で配布している飛沫感染防止用の“スマイルアップシールド”も「メンバーが見えづらい」と着用しないファンが続出したり、メンバー登場時や曲の合間などの歓声もすごいという。

愛知県内のコロナ感染者数が初の全国最多に

 King & Prince愛知公演から約2週間後、「NAMIMONOGATARI2021」から約1週間後には愛知県内のコロナ感染者数が1000人を優に超え、東京や大阪を抜き初めて全国で最多となった。

 新型コロナの潜伏期間は1日~14日ともいわれており、「愛知が全国最多とか波物語だけのせい? キンプリ関係ないよね?」と疑問視するファンも出てきた。
また今月6日から帝国劇場で開催されているジャニーズの舞台「DREAM BOYS」には、コロナに感染しながらも観劇したと思われるファンの「めちゃくちゃ見やすかった!!」「わたしコロナになって声ガスガスになり、まだハスキーなんだけど初めて話す人はわたしがこの声だと思うんだよな」といったツイートが拡散され炎上。投稿者はTwitterアカウントを削除したが、「波物語のニュースとか見ただろうに…」「感染してるのに何やってるの? バカなの?」とファンの間で議論の的となった。

こじらぶ
記事一覧
ライター
STARTO ENTERTAINMENT、秋元康系女性アイドル、ローカル、地下アイドル等数々の現場を経験。Xでもご意見を募集しております。

関連キーワード

エンタメ 新着一覧


『あんぱん』のど自慢といえば「ひよっこ」有村架純を思い出す。メイコが歌うのはどの歌なのか?
 夕刊の話がなくなり、時間を持て余すのぶ(今田美桜)だったが、夕刊の代わりに月刊誌を出せることに。岩清水(倉悠貴)と歓喜...
桧山珠美 2025-07-03 18:11 エンタメ
TOKIO 国分太一騒動で危うい“料理イケメン”たち「男子ごはん」での気になる発言
 またひとり、旧ジャニーズのタレントが消えてしまいました。今度はTOKIOの国分太一(50)です。今月20日、無期限の活...
東海林(津田健次郎)はエラいのかポンコツなのか? ともあれ“ツダケン”の魅力的な演技に惚れ惚れ
 高知新報が夕刊発行の申請をし、のぶ(今田美桜)は編集長を任された東海林(津田健次郎)と先輩記者の岩清水(倉悠貴)と共に...
桧山珠美 2025-07-01 18:19 エンタメ
【再募集】2025春ドラマどうだった?面白かった&ガッカリを教えて!『あんぱん』『最後から二番目の恋』『対岸の家事』etc
 引き続き、2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。続々と最終回を迎えた4月よりスタートの春ドラマ、あなた...
「あんぱん」竹野内豊らが退場→津田健次郎と倉悠貴が新たに補充。イケメン好きにも優しい朝ドラに感謝したい
 闇市で渡された東海林(津田健次郎)の名刺を頼りに、高知新報にやってきたのぶ(今田美桜)。しかし、東海林は全く記憶にない...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
さや香、バッテリィズ…意外と多い「不仲コンビ」にグッとくる理由。仲良し芸人だけが正解なのか?
 千鳥MC『相席食堂』(ABC/テレビ朝日系)の6月3日放送回にて、「カウンセリング相席」と称した、お笑いコンビ・流れ星...
『あんぱん』嵩(北村匠海)に“たっすいがー”の面影はない。のぶへの言葉が胸を打つ「正しい戦争なんか、あるわけがないんだ」
 空襲の焼け野原でひとり佇むのぶ(今田美桜)の前に、嵩(北村匠海)が現れて再会を果たす。釜次(吉田鋼太郎)から事情を聞い...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
国分太一活動休止で消えた「TOKIO再集結」の光…木村拓哉に見せていた別の顔
 6月20日、複数のコンプライアンス違反があったとして、TOKIOの国分太一(50)が無期限の芸能活動休止を表明した。出...
こじらぶ 2025-06-25 07:50 エンタメ
大泉洋こそ“真のモテ男”じゃないか?「かくかくしかじか」の圧倒的な存在感に新たな一面を見た
  先日、いろんな意味で話題の映画「かくかくしかじか」を鑑賞してまいりました。「東京タラレバ娘」や「海月姫」などのヒット...
「あんぱん」のぶ、“落とし前”の付け方はそれでいいのか。次郎役の中島歩はあまりにも素晴らしかった
 終戦から5か月が経ち、国民学校ではGHQの指導のもと軍国主義教育からの転換が図られる。のぶ(今田美桜)は病気が一向に回...
桧山珠美 2025-07-01 17:39 エンタメ
『バチェラー6』第8話(最終話)を正直レビュー! ラスト予想、当たった人いるの? 制作サイドにまんまと騙されました
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。今回は第8話。本編最終回です。小田...
中村未来 2025-07-25 15:23 エンタメ
曽田陵介、FANTASTICS佐藤大樹と“縁”に驚き「青春時代の人が隣にいた!」甘酸っぱい中学生の頃
 2019年に俳優デビューをきっかけにドラマ、映画、舞台とさまざまな作品に出演。そして先ごろ放送を終了した『いつか、ヒー...
望月ふみ 2025-06-23 07:00 エンタメ
【募集】2025春ドラマの感想は? 面白かった&ガッカリを教えて!『対岸の家事』『最後から二番目の恋』etc
 コクハクでは2025年春ドラマを対象としたアンケートを実施します。4月よりスタートした春ドラマ、「面白かった」作品や「...
72歳、ザ・ぼんち里見まさとに“若い女子”が熱狂。イケジジブームが来るか? 老害にならずモテる大人の魅力
 去る5月17日フジテレビ系で放送された結成16年以上の漫才師による大会『THE SECOND~漫才トーナメント~・グラ...
「あんぱん」ここがヘンだよ、戦争パート。のぶが夫に駆け寄らないのはなぜだ?
 次郎(中島歩)からの便りに顔を輝かせるのぶ(今田美桜)だったが、それは海軍病院からだった。のぶが不安な気持ちで病室に入...
桧山珠美 2025-06-21 12:55 エンタメ
『バチェラー6』第7話を正直レビュー!石森さんの“事実発覚”に全視聴者が驚いた…。辻󠄀本さんの高度な会話テクにも注目
『バチェラー・ジャパン』シーズン6を、シリーズの大ファンである筆者が、正直にレビュー。第7話は、クアラルンプールへ久次米...
中村未来 2025-06-21 06:00 エンタメ