ファンにおねだり三昧…恋人の欲深い一面に幻滅した男性の弁

並木まき ライター・エディター
更新日:2021-09-18 06:22
投稿日:2021-09-18 06:00

自分の収入で買うべきものまでリスナー頼み

生活必需品までおねだり(写真:iStock)
生活必需品までおねだり (写真:iStock)

 Uさんの恋人であるYさんは、物販サイトの「欲しいものリスト」を利用して、配信で知り合った異性からたびたびプレゼントを送ってもらっているのだそう。そのプレゼントの内容が、生活必需品も多く含まれていることから、Uさんは嫌悪感が強まっているのだとか。

「子どものおもちゃとか、スナック菓子だとか、普通だったら自分たちの収入で買うべきものまで、“欲しいものリスト”に入れてリスナーにプレゼントをさせているんですよ。

 それで、そういうプレゼントを送ってもらうところまで関係を作るには、リスナーとも会わなくちゃいけないからって、配信で知り合った男性と食事に行くこともたびたびあって。

 ぶっちゃけ、ライブ配信の仕事って、そんなことまでしないとダメなの?って理解できないし、もらえるものはなんでももらいたいっていう、彼女の欲の深さみたいなものを見せられている気がして、不愉快なんです」

媚びる姿に呆れ果てる

子どもは出さないんじゃなかったの?(写真:iStock)
子どもは出さないんじゃなかったの? (写真:iStock)

 最初のうちは、子どもを配信には登場させないと話していたのに、今では子どもも一緒に配信をしているうえに、配信上では「彼氏? いませーん!」なんて甘えた声で言っているのを見て、ウンザリした感情しか湧かないと言うUさん。「もう少し、品のある女性だと思っていたので、かなりガッカリしています」と悲しそうな声で話します。

「でも、Yには僕のそんな気持ちは、理解できないみたいですね。何か言えば、僕が嫉妬していると勘違いして、猫なで声を出してきて甘えるだけ。そういうやり方も、僕はあまり好きではないし、こんな女性だったのか……って呆れています。

 今すぐに同棲を解消しようとは思っていませんけれど、このまま彼女や彼女の子どもと一緒にやっていく自信は日に日に薄れているのが本心ですね」

  ☆  ☆  ☆

 恋人同士であれ、夫婦であれ、100%同じ価値観を有する男女は稀です。少しのすれ違いが、大きな溝に発展することも少なくないのが異性間における現実でしょう。まさにこれこそが、男女関係における醍醐味にもなれば致命傷にもなる“冷酷と激情”のはざまなのかもしれません。

並木まき
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ライター・エディター
元市議会議員・時短美容家(一般社団法人 時短美容協会・代表理事)の肩書きを有する。20代から見聞きしてきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様への分析を活かし、美容や恋愛に関するコラムを中心に、さまざまな媒体に寄稿。
Instagram公式HP

日刊ゲンダイ掲載「あの人は今」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/277865

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